森林公園 もみじ滝あざやか 
標高 1090m    難易度 ☆     登り75分 下り55分   岡山県
倉敷からの距離   107Km        登頂日 ’99/11/03   ガイドブック   F

公園管理棟10:37−南展望台,北展望台−11:03おたからこう湿原−11:15もみじ滝−11:55千軒平12:31−13:09登山道入口−13:25管理棟

登山
 家内が紅葉やマユミをTVで紹介していたとの事で一緒に出掛ける 家内と出掛けるのは8月以来 今日も千軒平(1090m)を目指す

 10/31には猪の子供に出会った 今日は狸の子供 公園管理事務所の正面に位置する場所 人だかりがしているので何かと思って覗くと狸の子供がいる お菓子などを与えると食べている 結構人に慣れている 山には餌が無いのか 餌を貰える安易さを覚えてしまったのか 珍しいものに出会えた感慨と同時に複雑な思いにかられる

 ところで肝心の紅葉 森林公園に向かう途中の紅葉が素晴らしいのだが 天候の為か生彩が無い それでも赤や黄色に紅葉した木々が展開する

 管理棟の入口にマユミの木がピンクの実をたたえていた マユミ園地に入るとマユミの木々がピンクの実をたたえ 全体がピンク系統の色に ピンク色も木により個性があり艶やかなものと落ち着いたものと 木が若い程艶やかなように見えたが

 展望台に登る 途中の木々の紅葉が素晴らしい 赤や黄色が広がり魅惑的 緑も残っているので更に色彩が豊富 カメラをセットして太陽が出るのを待ちかまえている人達が何人もいる 太陽が出ていなくても結構素晴らしいのだから 待つだけの価値はあるのだと思う 私はそこまで辛抱出来ない 偶然が与えてくれるチャンスを期待する事に

 南展望台はマユミ園地を俯瞰出来る ピンクが広がる 桜の花の鮮やかさは無いが園地一面がピンク色に 園地を取り囲むのがカラマツの黄色の紅葉 常緑樹の緑も映える 紅葉の時期に森林公園を訪ねたら,是非ここまで足を伸ばし この色彩画を楽しんでもらいたい マユミ園地から数分である

 北展望台を経ておたからこう湿原 そしてもみじ滝へ もみじ滝周辺の紅葉が良い渓流を覆うようにカエデが紅葉している もみじ滝の名のとおり紅葉と滝が調和している

 そこから登山道に入り千軒平に向かう ルート沿いにはカエデやブナ等の落葉樹が美しく装い出迎えてくれる 太陽の日射しが現れる 目前の黄色に紅葉した木が輝く この瞬間をカメラにおさめる 今度は落葉樹林に太陽光線があたり樹木が輝き 陰も出来る 光と陰が写真の基本とカメラにおさめる

 千軒平への登り ここは花が豊富 この時期でもリンドウがあちこちで顔を出す 但し日射しが無いので花は開いていない ツルリンドウの赤い実が可愛らしい オミナエシだろうか黄色の花が一輪 モリアザミも一輪花を残していた そうそう話しは飛ぶが車でシャクナゲが咲いているのを見た 429で旭町を過ぎた所 紅葉が遅れており花も季節感に迷いがある様子

 山頂は5組ほどのパーテイーが休んでいる 眺望は曇り空の割には大山を見る事が出来る 正面の若杉山がきれいに紅葉している きたけ峰の山肌も赤く紅葉した木々を見る事が出来る 少し先の湯岳になると色彩までは判別出来ないがやわらかな色合いに包まれている どの山を見ても美しい衣をまとっている

 下山はもみじ平のほうには寄らず おたからこう湿原近くに降りる登山道を行く 登りのルートとは途中で分岐する こちらのルートも色鮮やかな紅葉樹林の出迎えを受ける


アプローチ
 雲一つ無く秋空が広がり期待を持って出掛けたが北上するに従い雲が出て ついに日射しまで無くなってしまった 179から森林公園に向かう道路は夜間雨が降ったのか濡れている 大山では初冠雪が観測されたとの事 11/04の朝日新聞の第一面に紅葉と雪の写真が掲載されていた

 駐車場はかなりの車 大分戻って 第3駐車場(そうは記載していないが)に駐車ここまで戻るとガラガラ だが帰りにはここも一杯であった