神南備山



標高 356m    難易度 ☆     登り40分 下り30分 その他135分   岡山県
倉敷からの距離    77Km        登頂日 2001/02/22   ガイドブック    F

駐車位置:大谷の路上10:24−10:31石山寺標識−10:35石山寺分岐−11:00分岐=11:03−11:10峠:十字路−11:20分岐直進−11:25分岐左方面戻る−11:30分岐確認−分岐右方面−12:00石山寺−12:08石山寺標識−12:25長法寺−12:31多宝塔−12:45四差路−12:46右上の道入口−12:53電波塔−13:03山頂三角点13:18−13:24電波塔13:28−13:49多宝塔−13:53神南備山展望台登山道標識−14:08駐車位置

登山
 神南備山(かんなびさん356m)は津山市の山 「岡山県百名山」に紹介されている 一つ星

 ガイドブックに幾つか誤りがあり目的とする登山ルートがわかり難かった 一つは南麓山沿いとあるが南でなく北である もう一つは長法寺三重塔とあるが長法寺多宝塔である 兎に角スタート位置がわからなかったので地形図から大谷の所から登ってゆけるルートがありそうなのでそこから出発する事にする

 地形図を頼りに進むと石山寺の標識がある 石山寺に向かう道を登ってゆく 途中ウオーキングをされている女性3名のグループに出会い こちらから神南備山に行けるか訪ねた 神南備山に登るルートはこちらでは無いが尾根伝いで行ける 川に沿って行けば良いと教えて戴く

 地形図にある細い道はどうやら通れるようだ 行けると聞き一安心 川沿いのルートを登ってゆく あまり人が歩かないのだろう 所々笹が茂り 雨露をまだ葉に残しており雨露の攻撃を受ける スパッツを着けるがカッパまでははかずに進む すぐあちこちがぐしょぐしょになってしまった

 しばらく行くと分岐があり右手に細い道がついておりガレ場となっている川沿いにというコメントがあったのでガレ場沿いに行くがルートが随分荒れており 元に戻り広いルートを行く

 峠に出る 峠を右の尾根ルートの道にとり進む 尾根は平坦な道 快適に足を伸ばし進んでゆく やがて分岐に出る 標識は全くない テープがあるが分岐のどちらにもあり山頂を目指すルートを示すのか判断が出来ない 視界がきかないし平坦な尾根ルートで特徴が無い事もありどの位置にいるのか判読出来ない 尾根を外さないようにと思い進む まず左のルートを行く ルートは次第に下ってゆく 地形図では10mも標高差が無いのでどうも違うようだ 種川の方に降りてしまったらリカバーが大変だと今度は右手を行く やはりルートは下ってゆく こちらの方向なら間違っても仕方が無いと進んでゆく

 ルートは次第に怪しくなる テープを伸ばしている所があったので枝を分けながらテープに沿って進むとテープは途中で切れ その先をヤブコギするにはつらいので元に戻り 踏み後とおぼしきルートをたどり降りてゆく 倒木があちらこちらに放置されている 滅多に人が通らないのであろう なんとかして降りてゆく そうして飛び出した所がなんと石山寺

 このまま帰るのはしゃくなので 地形図にある自動車道を歩いてでも山頂に行こうと石山寺から大谷に降り 井口に向かう 歩いてゆくと 長法寺の案内標識を見つける 長法寺はこの辺りなのかと北麓と南麓とを間違えている事に気が付く

 神南備山展望台登山道の標識も見つけた どうやらここがガイドブックの出発点のようだ 長法寺に向かう 境内には大イチョウのそばに薄田泣菫の歌碑がある 泣菫は倉敷連島の生まれでこちらで育ったようだ 代表詩「公孫樹下に立ちて」は、この長法寺の大イチョウを歌ったものと岡山人物往来のページに紹介されている 思いがけない所で泣菫に出会った

 境内を過ぎ 多宝塔に向かう 先程の自動車道に合流し階段を登ってゆく 新しい塔であり最近になって改築したものであろう 多宝塔から津山市街を一望出来る

 多宝塔を過ぎ 自動車道を登ってゆく 後を振り返ると津山市街や泉山から那岐山に連なる山並みを一望出来る 泉山と那岐山には雪を抱いた山頂が美しく聳えていた

 やがてガイドブック記載の四差路に出る そこを左折しすぐに車止めのある舗装道路を登ってゆくと電波塔のある広場に出る そこからガードレールの左手にあるヤブ化した道に入ってゆく こんな所を行くのかなと半信半疑で進む 踏み跡は続いており次第に登ってゆくのでどうやらこのルートらしいと更に進み 三角点を見つける

 三角点の位置からは全く眺望は得られない あちこちからの踏み跡が見られるので このルート以外からも来れるようだが周辺探索は止めた 尾根伝いのルートからもたどれるのであろうが 相当ルートを知っていないと難しい

 下山は登ってきたルートを戻る


アプローチ
 429を行き津山の手前で53に乗る いつもだと泉山など県北の山並みを車窓から見る事が出来るのだが 今日はまだ霧が残っており山の姿を確認する事が出来ない

 53号をJRに沿って走り 179との分岐を見送ってから三つ目の信号(井の口)をあじさい寺 長法寺の標識に従い右折する JRを渡りすぐに神南備山展望台登山道の標識がある 登山道を登り長法寺の多宝塔の所に駐車可能なスペースがある

 私は長法寺の位置がわからず 地形図をもとに大谷にあるお寺かと思い大谷市街の空地に駐車させて戴き歩く事に 駐車場所を探すのに大分ウロウロした