笹向山 ルートを間違えヤブコギ



標高 419m    難易度 ☆     登り55分 下り37分   岡山県
倉敷からの距離    73Km        登頂日 2001/03/03    ガイドブック    F   写真

駐車位置:大日踏切近く13:00−13:03大日踏切−13:06笹向城跡登山道入口−13:07未舗装道路−13:18尾根−ヤブコギ−13:37広い道に飛出す−13:40七丁丁塚−13:42分岐13:46車道−13:51車道終点−13:55一の郭14:12−14:21三の郭−14:24三角点14:28−14:33山道へ−14:36七丁−14:39八丁−14:41車道−14:46笹向城跡登山口−14:53駐車位置

登山
 笹向山(ささぶきやま419m)は「岡山県百名山」に紹介されている久世町の山 一つ星
 ガイドブックに従い大日踏切から南東に伸びる道を行く 今度のポイントは舗装道から右に分岐する未舗装の巻道である しばらく歩くと笹向城跡登山道入口の標識がある 標識を過ぎるとすぐに右に未舗装のわりと広い道がある 踏切から丁度3分経過したポイントであり ここのことかなと思いながら未舗装の道に入る 道は続いているがやがて行止まりとなる どうやら植林の切り出し用の道路のようだ 道は途中に細い分岐があり山を巻くようにしていたのであの分岐を行くのだったのかなと思うが山頂に出れば車道に出られる筈だから 兎に角登ってみようとルートを選びながら上を目指す

 やがて尾根筋に出る 車道の片鱗も見えない 尾根筋をたどろうとヤブコギをトライしたがかなりしんどい 尾根筋を見失わないように巻きながら山頂を目指そうと尾根から少しくだりながら巻いてゆく ヤブにぶつかると仕方がない尾根に登りヤブコギをしながら北向きに尾根筋を追ってゆく ついに広い道に飛出す 自動車道に出るものと予想していたが広い登山道である

 飛出した地点の近くに地蔵が三体あり、更に登って行くと七丁と書いた丁塚があるどうやらこの道がガイドブックに紹介されている登山道のようだ 更に進むと分岐がありそして車道に出る ガイドブック記載どおりである

 車道を登ってゆくと左手に土塁と書いた標識があり その左手を見ると三の郭と書いてある 三角点はこの付近だが兎に角山頂の本丸を目指す

 車道終点(車が一台駐車)から左手の尾根に登るルートを行く 電波塔の横を抜け登ってゆくと一の郭と書いてある所に出る ここが本丸 笹向山山頂のようだ 周辺を探したが特に山頂を表示したものは無い 三角点の位置も地形図からここには無さそうだ

 うろうろしていると男性二人がやってきた 手ぶらで登ってきている 車道終点に停めていた車の人のようだ 先方から城めぐりですか? 私達は瓦を探しに来たと話かけてくる 加古川から訪ねてきた ここには瓦が見られるとその筋の本に書いてあり今日で4度目になるのだが まだ見つける事が出来ない と話しておられた

 ガイドブックを見直すと夏草繁る郭面に平瓦が散見されると書いてあった 先程の方に又出会ったのでここにこう書いてありますよ とガイドブックを見せる 郭面と言われても私にはわからなかったが一の郭とかの郭を作っている面の事だと教えて戴く それまでに瓦の小さな破片を見つけられていたが 模様など瓦の情報が得られないと意味がない・・・と言いながら探しておられた

 私は三角点探しに向かう ニの郭に登る 三の郭に尾根筋をたどれるのかと思ったが行止まりで戻る 先方から大きな声で 見つけましたよ! 立派なやつを と喜びの声 それはよかったですね と こちらも大きな声でお返しする 土に埋もれているものを探し当てたらしい 三度目の正直と言うが四度目となると執念だろうか これまでも見つけられなかったからと大分諦め気味であったが ガイドブックの記述が探すファイトを燃やしてくれたのだったら嬉しいことだ

 ニの郭から車道を行き 三の郭に登る 取り付けルートには枝打ちした桧の小枝が散乱してルートを歩けない 土塁の方からルートを選び斜面に取り付き三の郭によじ登る 三の郭と書いてある樹林を抜けてNTT笹向無線中継所(構築物は無い)の所に出る 地形図から見るとこの辺りなのだがと周辺を探す ありました その広場の隅の方にひっそりと石に囲まれて三角点がありました

 なんとか三角点を見つける事が出来 下山 七丁や八丁の丁塚を確認し 車道に出る 車道を下ること約800歩で笹向城跡登山道入口に 山道への入口を間違えたばかりに思わぬヤブコギをしたが 冬のヤブ枯れの時期 これもまた楽しからずや である

 いよいよ 中島氏が紹介する岡山県百名山も残すところ一座になった



アプローチ
 429を行き 旭町で県道30に入り落合へ 落合の中国自動車道のインターチェンジを過ぎ 次の信号のある四叉路を県道390古見の方向に右折し旭川を渡る 次いでガソリンスタンドの所を左折し旭川と平行するように進む 片側1車線の道が終わり斜め右手を進むとJRの踏切に ここがガイドブック記載の大日踏切である 踏切周辺は駐車出来る空地が無い 片側1車線の道が駐車禁止になっていなかったので路側帯にとめさせて戴く