金屑山



標高 650m    難易度 ☆     登り12分 下り8分 その他30分   岡山県
倉敷からの距離    99Km        登頂日 2001/05/01   ガイドブック    F  写真

駐車位置10:18−10:19おみやばし−10:25墓所の分岐−10:30かなくそ山標識−10:38林道終点−10:46左のピーク−10:53林道終点−11:03かなくそ山標識11:10−11:18駐車位置

登山
 金屑山(かなくそやま650m)は「岡山県百名山」に紹介されている スラグからなるボタ山である 一つ星

 中島氏が紹介する「岡山県百名山」の最後の山となった アプローチが深く冬季には179を右折する地点に雪の為通行不能の標識があり 雪解けの時期を待っていた  県道から右下に下る道を行き「おみやばし」を渡る すぐ左手に三鏡神社の鳥居がありヤエザクラが花を咲かせている

 農作業に出かけるのだろうか 挨拶を交わす この辺りの雪の状況を伺う 4月になってもまだ残っている由

 庭先にシャクナゲが咲いていた 農道にはウマノアシガタ ムラサキサギゴケが咲き春を告げる ガイドブックに従い分岐を曲がり 墓所の分岐を左に曲がる 杉の植林の中を行くと 左手にかなくそ山と書いた標識がある 後で気がついたのだがここが目標地であった 足元にスラグを見つけたものの その時はかなくそ山への入口だと思い先に進む

 ガイドブックには三鏡神社から約15分と書いてある まだ10分しか歩いておらず あと数分だなと左手に注意して進む 

 キランソウ スミレ ショウジョウバカマと花が顔を見せ ウグイスの鳴き声が聞こえる ボタ山とはどんな形で現れるのだろうか?とキョロキョロするがそれらしいものが無い 見つけられないまま林道終点に出る 時間から見て見過ごしたかルートを間違えたようだ

 林道終点の先には杉の植林が広がりっている 植林の中を歩いてみる 心地よい感触 とてもスラグがある感じはしない 左の山肌に取り付き急斜面を登り 植林のピークまで登ってみる ピークの先に角ヶ仙の山頂を望む事が出来た 高いところに立ち 角ヶ仙の山頂を望む事が出来たのでなんとか山を訪ねた気持ちになり そこから戻り ボタ山を探す事に

 歩きながらもう一度ガイドブックを読む そして写真を見る そこで 先ほど標識があった場所がかなくそ山だったと気がつく

 標識のところに戻り 盛り上がったところを歩いてみる 表面は杉の枝で覆われているが 歩くとスラグの上にいる事がわかる 表面の杉の枝は何層にも蓄積しており枝を除いてもスラグの顔は見えない あちこち探すとスラグの表面が現れているところがあり写真におさめる

 ここに産業の米に相当する鉄の歴史が眠っているとは とても想像出来ない

 これから、目前の角ヶ仙を訪ねよう


アプローチ
 429から181を経由して院庄で179に乗る 院庄から数Km北上し越畑の案内に従い香々美川沿いの県道392を行く 越畑まで20Kmある 香々美ダムを越え奥津方面への分岐を過ぎ 次の三叉路を左に曲がった地点の空地に駐車させて戴く