三ヶ上



標高 1062m    難易度 ☆☆    登り67分 下り53分  岡山県
倉敷からの距離   105Km        登頂日 2001/05/17   ガイドブック  F   写真

駐車位置_4Km10:18−10:40登山口_2.2Km−10:50芝終わり−11:02_1Km−11:08山道−11:12_0.5Km−11:18ロープ−11:25山頂12:10−12:25_0.5Km−12:31_1Km−12:48登山口−13:07駐車位置

登山
 三ヶ上(さんかじょう1062m)は苫田郡上斎原村の山 96/5以来5年振りになる

 ブルーバードラインを自動車道の名称かと思っていたがどうやら登山ルートの呼び名のようだ 国道沿いの標識にブルーバードライン4Kmと表示してあり 舗装道路の切れ目に登山口2.2Kmの標識がありそこからは車は行けない

 舗装道路を登ってゆく 勾配はゆるやか 道の両側に花が顔を出す スミレ ムラサキケマン オウギカズラ チゴユリ ウマノアシガタ ミヤマキケマン など スミレは白い色のものが多く見られる

 舗装道路から標識に従い分岐を左に進む 芝山なのだろうか芝の道が続く ミツバツチグリ スミレ ヒメハギが顔を出す ホトトギスの声が聞こえてきた 今年のホトトギスの初鳴きだ ウグイスもまけじとあちこちで鳴く アカモノを見つけたが時期は早く実はまだ ミツバツツジの花が残っていた 確かこの辺りから山頂を望む事が出来る 山頂周辺が色づいていた

 芝の道から岩の道になる 左手に人形仙に連なる山が見える 人形仙は笹山なので見分けが容易だ すぐにまた芝の道になり1Kmの標識がある 標識を過ぎて間もなく山道になる

 ルートは木陰に入る 爽やかな風がなんとも言えない 新緑のシャワーをたっぷりと堪能しながら登ってゆく ユキザサ チゴユリが顔を出す 500mの標識のある近くに結構群生していた 帰路に写真を撮ろう

 急な勾配のところにかかる ロープが用意されているが 木の根っこなど自然の物を利用しロープの世話にならず登る ここを登れば山頂は近い

 山頂が見えてきた ルートに沿って一面にアカモノが根を張り巡らしている まだ実は出来ていないが先が少し膨らんでいる イワカガミが咲いていた 結構群生している ミツバツツジが咲いていた 下から色づいて見えていたのはミツバツツジであった

 山頂に出る 山頂には 有形文化財 三ヶ山役行者の立標識があり そのピークを越えた裏側には有形文化財 三ヶ山不動明王の立標識がある 中島氏のガイドブックに山岳修業の記載がある また、ここもタタラの影響で笹原が多いと記載されている

 山頂周辺に見応えのある岩がある 不動明王の所を少し下って山頂方向を見ると 岩の景観を楽しむ事が出来る 眺望は360度 妹山がすぐ前面に見え 山の間から花知ヶ仙が顔を出す 右には泉山 そして 森林公園につながる山々が 谷口さんのホームページでは森林公園の先に大山山系の山々が映っている写真があるが 残念ながら今日は黄砂の関係でそこまでは見えない

 三角点を探したが1/25,000の地図と周辺地形が一致しない ガイドブック(岡山の山百選)には南西方向の最も右の30m程低いピークとある が わからないので次の機会と下山する 後でわかったことだが1/25,000の地図に書き込んだルートが間違っており 不動明王の所を下ってその先のピークに行けば良かったようだ

 三角点を見つける事が出来ないまま下山 カメラを花バージョンのレンズに切り替えイワカガミ ユキザサ チゴユリなどを撮る



アプローチ
  上斎原村は奥津温泉の少し先になる

 429経由で旭町を抜け 181を経由し院庄で179に乗る 179は道路工事が行われており随分と走りやすくなった 新緑の奥津渓谷を左に過ごし 奥津温泉街をバイパスしトンネルを抜け少し走ると信号機がある上斎原村の道の駅に着く 信号機から数十メートル戻ったところにブルーバードライン入口と書いた標識がある これが登山ルートである 標識の所に墓地がありその空地に駐車

 ブルーバードラインを走り、登山口の手前に1、2台程度駐車可能なスペースはあるが歩く事をすすめる