森林公園 バイケイソウを見に


標高 1090m    難易度 ☆     登り*60分 下り50分   岡山県
倉敷からの距離   107Km        登頂日 2001/07/15   ガイドブック   F   写真

森林公園管理棟10:07−10:30おたからこう湿原−11:06千軒平分岐−11:33登山口−11:55まゆみ園地12:05−12:06管理棟

登山
 バイケイソウがこの時期に花を咲かすという情報を得 家内を誘って訪ねる 森林公園は17回になるがこの時期に訪ねるのは初めてだ

 早速公園管理棟に行き 今咲いている花を調べる 下記の花の写真と名前 花期が掲載してあった この時期は初めてのこともあり 初めての名前が結構ある 一つか二つならなんとかなろうがこうも沢山あるととても頭に入らない お目当てのバイケイソウは頭に入れておこう

 イヌトウバナ クモキリンソウ ミズタビラコ リョウブ ミズチドリ ナツツバキ ウメガサソウ オカトラノオ ヤマホトトギス ヨツバヒヨドリ ノリウツギ チダケサシ ノアザミ イチヤクソウ バイケイソウ ムラサキシキブ ヤマボウシ イワガラミ オトギリソウ ムラサキマユミ カキラン キカラスウリ コバギボウシ ウツボグサ キツネノボタン ミヤマシグレ ツルアリドウシ ヤマアジサイ

 管理棟の前にナツツバキが花を咲かせている 落花した花が地面に散乱している 「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理を現す」と平家物語のはじめにある沙羅双樹の花である 白い清楚な花は何を語らんとしているのだろうか

 ウツボグサ ノアザミ ヤマアジサイ ヤマボウシ キツネノボタンも管理棟近くで目にすることが出来る ヤマボウシはもう最後で花から青い実に変わってきている

 バイケイソウはまゆみ園地を抜ける周遊道路沿いにある事を知っているので まゆみ園地に入り 川沿いの道を行く マユミはすでに青い実?をつけていた ピンクに色づくのは10月 随分と早くから準備しているものだと感心する

 木橋を2つ渡ったところだったと思う 橋のたもとに群生している 葉が大きく育ち薄緑の花が咲いていた 良く見ると整った花弁を持っているが色が薄く目立たない花である それでもお目当ての花を見る事が出来ひと安心

 園地の周遊道路を歩いていると道脇に小さな花が咲いていた イチヤクソウのようだ 次いでヤマホトトギスを見つけた 図鑑を見るとヤマホトトギスとヤマジノホトトギスとは判別に苦労すると書いてある この花は結構あちこちで目にすることが出来た イワガラミ キカラスウリも見つけた

 まゆみ園地の周遊道路を出ると湿原が全面に開ける ここにも沢山の花が咲いている コバギボウシ チダケサシ オカトラノオ ミズチドリ ヨツバヒヨドリが目に止まった ミズチドリはこれまで知らなかった ラン科の花である チダケサシ オカトラノオ ミズチドリは白い花であり背の高さなど似ている チダケサシとミズチドリは混じりあって咲いていた

 園地をおたからこう湿原に向かう おたからこうが葉を一杯に広げているが花はまだ 湿原を後にしてもみじ滝へ 滝の手前で大きな葉に花のようなものを付けていた どうやらヤグルマソウの花が咲いた後のようだ 園地を廻ったあと管理棟に展示している写真を見て 葉の状況から判断したものだがどうだろう

 おたからこう湿原を過ぎたあたりからエゾハルゼミの鳴き声 カエルが鳴くような声と共に聞こえてくる ブナの木もあちこちに見る事が出来る

 もみじ滝から千軒平に向けて登る 家内は右肩痛があり登りはなんとか登れるがくだりは右手が使えないのでと心配している 天気も怪しいので千軒平に登る最後の急登を避けて 園地への分岐を降りる

 湿原で再度ミズチドリの群生を楽しみ まゆみ園地のトチの木の下で昼食をとる 雨がパラパラ降ってきたので管理棟へ 管理棟で花の写真を再度確認し駐車場に その時急に雨が降り出した 走って車に飛び込む 靴を履き替えたりしていたらずぶ濡れになってしまうような猛烈な勢い 千軒平まで足を伸ばしていなくて良かったとホットする 登山靴を履いたまま車を走らせ 雨があがったところで履き替える



アプローチ
 関東近畿地方は梅雨明け宣言が出たが 岡山地方はまだぐずついている 今日も天候は怪しいが出掛けることに

 429経由で旭町を走り 181を経由して院庄から179に乗る 空が明るくなると喜び、暗くなると雨を心配しながら走る 森林公園の案内に従って左折し公園の駐車場に このような天候でもすでに10台程の車が駐車