こもれび広場駐車場11:36−11:42橋−11:44杉林−11:46_1.5Km−11:47標高400m−12:06笹道−12:08尾根−12:11標高550m−12:14雑木林斜面−12:17_0.5Km−12:20標高600m−12:22鎌倉山城跡−12:26標高650m−12:31標高700m−12:35山頂12:57−12:59標高700m−13:04鎌倉山城跡−13:05標高600m−13:10標高550m−13:17標高500m−13:28標高400m−13:29_1.5Km−13:31橋−13:36駐車場
鎌倉山(かまくらやま731m)は『中国百名山』に紹介されている 鳥取西部地震の震源地 その影響であろう 山は荒れており 二つ星の山としておこうなんとか昼前に登山口に到着 早速出発をする 登山口には遊歩道と書いた標識がある 山頂まで1.7Km 気楽に登ってこようと進むが 登山口から100m程の場所で崩落 土砂がルートを覆い小山になっている だが足場が着いており小山を越えてゆく
小山を越えた先のルートは草が相当繁っている 人が来なくなった為か随分と荒れている 草をかきわけながら進んでゆくと木橋があり渓流を渡る 勾配が少しきつくなりまもなく杉林に入る 植林地帯に入れば草に煩わされずに済むと一安心するが 草の無い場所はほんの少し 今度は背丈よりも高い草が待ち構える 草の匂いがむんむんする こうした草が繁った中を抜けるのは毒虫などの危険が潜み気持ちが悪い 長袖のシャツでないと危ない 手袋も出そうかと思っていたがそう長い事なく潜り抜けられ ほっとする
ルートは遊歩道として整備されたのだろう 山頂までの距離を示す標識ならびに標高を示す標識があちこちにある 草の中に埋もれた標識もあり登りで見つけられなかったもの下りで見つけられなかったものがある
草が繁った道から笹の道になり歩き易くなる 笹の道に至るまでかなりの花に出合った ゲンノショウコ ヒメジョオン? キンミズヒキ ハナタデ ウマノアシガタ マツカゼソウ セリ サワヒヨドリ イヌトウバナ オカトラノオ ノブキ オトコエシ ムラサキニガナ ヤマジノホトトギス ヘソカズラと豊富である
笹の道から少し登るとなだらかな尾根道になる ルートを失わないよう笹原につけてあるルートを目で追いながら進む ルートは笹が繁っており繁りの少ない所がルートである 今度は雑木林にかかり傾斜もきつくなる ジグザグにルートがとってありそうきつくない ウグイスが盛んに鳴く 小鳥の鳴き声もあちこちで聞こえる 繁った草を抜けた余裕か心地よく聞こえる
樹林の道でイヌトウバナとヤマアジサイを見つけたが花はほとんど見られない 笹が主である 倒木がルートを遮断している 馬乗りになるようにして跨ぎ乗り越える今度はカラマツの倒木 すっかり枯れている 倒木を抜ける為、木に触れ振動を与えると枯れたカラマツの葉が一斉に散り、身体にふりかかる 襟首に入ったりして気持ちが悪い これまで長い事登ってきた人がいなかったのだろうか
少し平らな所に出る 鎌倉山城跡の史跡表示と説明がある 説明板はまだ新しい この周辺も笹が繁っている ルートを失わないよう進んでゆく 城跡を過ぎると最後の急登 標高差100m近くを直登する ここが一番急 でも草木を掴まないと登れない状況でなく自らのリズムで登ってゆける
登りきりなだらかな尾根を山頂に向う ルートはあるものの笹が繁った中を行く 三角点の手前に休憩所?のような屋根付きの構築物がありそれを目指して行く 構築物の廻りは笹原が繁っており笹原の中に埋もれている そこから数メートル先に三角点がある 三角点の近くに小さなお地蔵様がある ガイドブックの写真には石の庇が見られたが地震の為か崩れており笹に埋もれるようにしてたたずんでいた 山頂からの眺望は木が繁っており全く得られない
昨年の10/6の鳥取県西部地震から 間もなく1年を迎えようとしているが 周辺の道路工事はまだ続けられており 山も随分と荒れてしまった 生活にゆとりが出ないと山を訪ねる気持ちになれないだろう 早く復興されることを願う
道路地図やガイドブックを参照しアプローチのルートを考える ガイドブックにある鎌倉山グリーンラインは鳥取西部地震で被害を受けている写真がインターネットに紹介されている事からこのルートを避ける ガイドブックは溝口ICからのルートを紹介しているが 明地峠越えで一般道を行くと 県道46は溝口とは反対の黒坂から入った方が近いので 黒坂からアプローチするルートを選ぶ倉敷から180号に乗り北上する 千屋の道路工事はまだ行われているものの随分と進捗し 峠にかかる追い越し車線は利用出来るようになっていた 比較的順調に流れる 根雨では180に乗ったまま日野川を右手に見ながら走る ここもあちこちで道路工事が行われている 1/25,000の地図を見ると県道46にはショートパスして入れるが県道表示を確認したくショートパスせずに180を走り 県道46の案内に従って右折する 右折して市街地を抜けた地点に菅沢・二部方面通行止めの表示 地図を見ると菅沢は県道46とは違う 二部はその時はどこかわからなかった バイパスもあると書いてあるものの道路案内表示が無い 兎に角通行止めの所を避けて進む
国道180が見え そのままゆくと国道に戻る その時トラックが二台続いて狭い道を入ってゆくのでヒョットしたら通行止め部分の迂回路かと思いついてゆく 少し行くとトラックは車を端に寄せ私の車を先に行かせてくれる 脇を過ぎる時にこの道は県道46に繋がっているのか尋ねると そうだ との返事なので安心して登ってゆく
このルートでトラックと出会ったらどこで退避したら良いのかと心配しながら登る今度は未舗装道路となり更に道幅は狭くなる 戻るにも戻れないなと思いながら進むと前方から対向車 対向車はこちらの車を認識して戻り退避する そこで道路の状況を聞く その先は鵜の池に向うが行止まりのようだとの事 どうも県道46では無さそう 退避した場所でUターン出来たのでその人の後について登ってきた道を戻る
仕方が無いので溝口からアプローチする事にする 180を根雨に戻り181に乗り溝口に 181から県道46にバイパスするルートがあるようだが道路表示が無いと不安なので溝口まで走り 県道1号に左折 すぐに県道46に乗る
しばらく走ると県道35との交差点 ここが二部であった そこには黒坂方面通行止めと表示がしてある 県道35に右折し西伯町方面に向う その交差点には左折方向に新見・根雨と書いてある 道路地図にはそのルートは記載されていない 帰路に走ってみよう
二部を右折し県道35を進む ここも大規模な道路工事が行われている 恐らく地震の影響だろう この分では登山口まで車で行けないかもしれないと思いながら進む 地図から判断してこの辺りだろうと思うところに鎌倉山の案内標識がある 通行不能とも書いていない 近くのおばあさんに確認をする その先で別れているから右に行くと教えて貰い 分岐を右にとり進む その先の分岐には鎌倉山登山口の表示があり 表示に従い進む
今度は道路工事 重機が入り側溝の工事をしている これはまいった 四国を思い出す 通れないならここから歩いてゆこうかと思っていたら 工事を中断して重機を移動し交わしてくれた 仕事中を申し訳ないと感謝しながら先に進む そこから1Kmもせずに登山口にあたるこもれび広場の駐車場に着く トイレあり
そこではマイクロバス2台に乗った人達とすれ違う 地震の学術調査隊なのだろうか広場から見える崩落場所では測量が行われていた また 鎌倉山グリーンラインは道路工事中で通行止めであった
帰路は二部を直進し根雨に出る 登山口から県道35まで約3Km そこから二部まで約6Km 二部から根雨まで約7Kmであった 行きは道に迷ったり遠回りをしたりで170Km走ったが帰路は132Kmであった