ロープウエイ旭岳駅9:30−9:42姿見駅9:45−10:09姿見の池五合目−10:25六合目−10:37七合目−10:50八合目−11:05九合目−11:17山頂11:30−11:36九合目−11:45八合目−11:52七合目−12:10五合目12:22−墳気口−夫婦池−12:50姿見駅13:23−13:35旭岳駅
旭岳(あさひだけ2290m)は日本百名山の一つである大雪山と呼ばれる山塊の最高峰であり 北海道の最高峰でもある 大雪山の紅葉は9月中旬から始まるとの事から北海道旅行の最初の登山目標に置いた五合目からは火山礫と火山灰からなるルート 旭川の友人からずるずると足元が滑ると聞いていたが9月に入って雨が多かったせいかそうした心配も無く登ってゆける五合目から山頂まで2.6Km 標高差で620mある
地獄谷を左手に見ながら高度を稼いでゆく 亜硫酸ガスが結構匂う 姿見の池が次第に小さくなる 好天気であり登山者が多い 各自のペースで登ってゆく 私も何人か抜いていったが 私を抜いてゆく人も結構おりその健脚には驚かされる
ルートは一本道 石にマークが付いている ガスがかかるとこのマークが頼みになるなと思いながら登ってゆく 天気が良く 風も無く実に快適な登山 難しいところもなく山頂に立つ 360度の景観が待っている 山頂にはそれなりの風格がある 地獄谷の荒々しさ 広大な裾野 そして後旭岳が目前に雄姿を見せてくれる ここで降りるのは勿体無いと思いながら 下で待っている身を考えそこそこに下山する
下山は快適 六合目がどこだったか見落としてしまったので時間の記録が無い
姿見の池からは大勢の人波の流れに乗り墳気口や夫婦池を見て廻る ルート脇にはエゾオヤマリンドウやアオノツガザクラが咲いている チングルマの花が終わり独特の姿を見せてくれる ナナカマドの紅葉が始まっている ブルーの小さな花を見つけたが名前はわからない 写真を撮る時にロープから足を踏み出したらしい 監視していた方から注意された 自然を守る為に地道に取組んでおられる方々に敬意を表す
ロープウエイは行列 3台程待って乗る事が出来た
旭岳を訪ねたあと天人峡を訪ね 滝百選に選定されている羽衣の滝を訪ねる 落差257mとか 岩の間から滝が流れ出し 幾段かになって落下する 見応えのある滝だ敷島の滝というのもありそこまで足を伸ばしたがこちらは今一
旭岳の後日談20日の日に能取湖の宿で出会った方から 9/16日〜18日は熊が出てロープウエイの運行が停止された由 その方は19日に訪ねたがガスがかかり視界がきかなかった だが、チングルマが真っ赤に紅葉していたとの事(15日ではまだ茶色であったので数日で紅葉が進んだ模様)
そして9/20には旭岳に初冠雪が観測されたとラジオで聞いた 私達が訪ねた9/15は天気に恵まれ実にラッキーであった
9/23羊蹄山から遠望した大雪山は真っ白に冠雪していた
宿を旭川にとりロープウエイ旭岳駅に向う 2001/4発行の道路地図を用意していたものの旭岳に向う道道(県道に該当)の名称が212から9**に変わっていたり 一部212の呼称が残っていたりで人に道を尋ねたり 確認の為戻ったりしながらなんとか到着する ロープウエイ手前に無料の駐車場があると聞いていたがそこよりもかなり手前で誘導を受け駐車する休日でもあり相当の人出 次から次と後続車がやってき 空地はすぐに埋まる 駐車出来てよかったと話ながらロープウエイに向う
ロープウエイは往復2800円 2000年6月から運行開始した最新式のものである 旭岳ロープウエイ駅の標高約1100mから姿見駅標高約1600mまで9分で あっと言う間である
姿見駅からの北西方向の景観が素晴らしい 緑をベースに紅葉した木々が映え 点々と小さな池が見える 大雪山の雄大な裾野の一端を見せてくれる 天気は晴天 旭川の市街地はガスがかかり人工の景観を遮断し自然の美を見せてくれる 紅葉は5段階の2段階とラジオで放送していた 更に紅葉が進んだらどのような錦繍を見せてくれるのか予想しづらい
姿見の駅から旭岳に登らずとも周遊コースがある 家内と姿見の池まで一緒に行き 家内にはそこで待って貰い一人で山頂を目指す