ニセコアンヌプリ 友人夫妻と4名で登る



標高 1308m    難易度 ☆     登り80分 下り70分  北海道
アプローチ 比羅夫温泉から25Km       登頂日 2001/09/22   ガイドブック  −  写真

駐車場10:00−10:03登山口−10:30小休止−10:43小休止10:48−11:16小休止11:21−11:30山頂12:05−13:15登山口13:25−13:28駐車場


登山
 ニセコでは日本百名山の一つである羊蹄山を登ろうと計画していたが昨日9/21に初冠雪しニセコにアクセスする途中に6,7合目まで白くなっている あれだけ白く見えるのではかなり積雪があると思われる 話によると9月末にガイド付きで登頂した女性2人が凍死したとの話もあり、この状況ではあきらめざるを得ないと判断 予定を変更して、友人夫妻と家内と一緒にニセコアンヌプリ(1308m)に登る事とした

 宿から羊蹄山が見える 昨日よりも白い部分が増えている 霧氷だろうかキラキラと光っている 山頂周辺はガスがかかり見えない あの状況では相当冷え込んでいるに違いない 北海道の寒さはわからないので今日登らなくて良かった

 五色温泉から羊蹄山はニセコアンヌプリの裏になり見えない 山頂に立ったら見えるだろう 駐車場から登山口に向う 案内標識が無かったのでコーヒー店のご主人に尋ねる 山側にも駐車場がありこちらの方が近かったわねと話ながら行くと登山口の標識ならびにトイレがある 登山口で元気な状態を記念撮影する

 ルートは幅広の道でなだらか 石がごろごろしている所もあるが足元に注意すれば特に問題となる所は無い 家内にペースを合わせ 無理がこないよう一歩一歩に間隔を置きペース作りをする

 30分程登った地点で見晴らしが良くなり小休止する 登山口が随分と下にありこんなに登ったのかと喜ばせてくれる 広大な景観が広がり北海道の良さを味あわせてくれる 高度を稼いでゆくとナナカマドだろうか大分紅葉してきている 薄曇の状態で眼で見た時はあまり紅葉の色を感じなかったが写真が出来てみるとこんなに色づいていたのかと驚かされる 紅葉の道を登り石がごろごろしている所を抜けると山頂尾根に出る あとはなだらかな尾根道 足元の石に注意しながら進む ここにも雪が降ったのかルート脇に雪が残っていた

 ついに山頂に立つ 予想通り羊蹄山が目前に聳え立つ 羊蹄山は独立峰でありその容姿は実に美しい 相変わらず山頂には雲がかかっており全体の姿をなかなか見せてくれない 登山者が結構いる 山頂の標識と並んで写真を撮っていたら次から次とシャッターを押す事を依頼され対応する 一区切りついたところで我々グループ4名揃って記念撮影 汗を流し目標を達成した時は皆良い顔をしている

 風があり冷たい 避難小屋を背にし昼食休憩 ビールを一口貰い喜びを共にする 正面には堂々とした羊蹄山が聳える こうして見ていると登りたくなる 雪の部分は随分減ってきているようだ もう少し様子を見て 状況が良ければ明日でも登ろう

 一休みして下山 登ってきたルートを降りる 下山は小休止する事なく登山口に 家内は肩痛で右手が思うように使えない事から心配していたが なんとか無理する事なく下山

 駐車場でキツネが現れる 登山者がビスケットをあげると食べている 手で持ってあげようとしても警戒してか近寄って来ない 地面に投げるとそれを口にしている キツネには神威岬 積丹岬でも出会った



 まだ時間が早いので五色沼を訪ねようと神仙沼 長沼を訪ねる 友人夫妻は神仙沼には昨年訪ねた由 実に美しいと言っていたが言葉通り 美しい自然が待っていてくれた

 途中大湯沼の表示があり立ち寄った

 羊蹄山の雲はほんの少しとなり 雪の白い部分も大幅に減っている 明日は登れそうだ



アプローチ
 ニセコアンヌプリ登山ルートは幾つかあるようだが1/25,000の地図からルートが判り易いと思われる五色温泉からのルートを選んだ 宿は比羅夫温泉の近くである 道道343をニセコアンヌプリを右手に見ながら走り 道道56を北上し分岐を五色温泉に向け道道58を行く 五色温泉駐車場(無料)がありそこが登山口になっている