紅雲亭11:14−11:24子規句碑−11:30玉筍峰−11:32画帖石−11:35層雲壇−11:39荷葉岳−11:47烏帽子岩−11:50四望頂展望台11:55−12:00鷹取展望台12:03−12:07山頂広場−12:13三笠山_1.7Km−12:30星ヶ城神社−12:33西峰−12:40東峰13:00−13:07星ヶ城神社−13:16三笠山−13:20山頂広場−13:29松茸岩−鹿岩−13:38石門−13:40石門洞−13:43大亀岩−13:44二見岩−13:45螺貝岩−13:50猪谷−14:15バス停
星ヶ城山(ほしがじょうやま816m)は「中四国・兵庫の山百選」に紹介されてる 小豆島の最高峰 紅葉の名勝である寒霞渓に続く一つ星の山紅雲亭は登山口であると同時にロープウエイの出発駅 乗車を待つ行列が繋がっている バス停で出会った方は先週も訪ねたとの事 紅葉は登山口周辺で山の方は終わっている 登山道は木のトンネルで紅葉はあまり見えない ロープウエイから見た方が良いと伺いその気になっていたもののこの行列ではロープウエイに乗っても果たして景観を見る事が出来るかわからない やはり計画通り歩く事にしよう
ロープウエイ駅の左の幅広の道を登ってゆく 結構歩いている人がいる 道の両側には紅葉した木々が美しく輝いている 太陽光線が射しこみあたかもステンドグラスの中にいるようだ
日本三大渓谷美寒霞渓散策マップという案内図によると表12景遊歩道と言われるルート 要所要所に12景の案内標識が出て奇岩や紅葉を眺める事が出来る
登りきった所が四望頂展望台 そこからの眺望が素晴らしい これまで断片的に見ていた奇岩をまとめて俯瞰出来る 登ってきた道から想像も出来ない景観が広がり圧倒される ここは墨絵の世界が似合う
四望頂展望台から遊歩道を登り 鷹取展望台に ここは昔の寒霞渓山頂であった由四望頂展望台より標高が少し高くなりそれだけ眺望が広がる 展望台付近にはまだ紅葉した木々が残っており遊歩道が輝いて見えた
山頂広場を抜け 三笠山の草原を登る 昼食時でもあり 草原の斜面に座り食事をしている人が沢山いる 子供達は草スキーよろしく段ボールをお尻に敷き遊んでいる山頂広場から四望頂展望台に至る周辺は自動車道も通っておりロープウエイで登って来る人とで大賑わいである
草原を登りきると鳥居がありその先に星ヶ城山山頂への標識がある 1.7Kmと表示してある 登山道はゆるやかな登りが続く 登りが終わり少し下り気味となると星ヶ城神社が左手に見え、その先が分岐になっている 分岐を右に進み登りきった所が西峰 阿豆枳(あずき)神社と大岩がある 大岩ではかなり多くの人が休んでいた
西峰の先に見えるのが東峰である ルートを下る これまでのなだらかなルートとは少し趣が異なるが大した事は無い そこを降りると道が合流して広いゆるやかな道になる コルに相当する位置には駐車場からの道もある コルから登りきった所が東峰山頂であり 山頂手前に阿豆枳神社が祭ってある 山頂には三角点と烽火台がある 眺望はきかない
山頂には自転車で登ってきたという若い男性が二人 名古屋と大阪から来た たまたま宿で一緒になりコースが一緒だったのでと話しておられた ここに来る前に寒霞渓を裏から登って表に降りた(自転車でなく歩いて)と話していた 確かに星ヶ城山へのルートは自転車でも登れそうだ
一休みして下山 坂を走るようにして下る 山頂広場から裏八景に降りる こちらも幅広の道 路面が石で凸凹しており足元に注意しながら ここもテンポ良く降りてゆく 松茸岩の標識に従って岩の所に行くと そこから星ヶ城山に連なる山を見る事が出来る 彩った山肌が一面に広がる 道を戻るようにして振り返ると鹿岩が見える その後も幟嶽とか大師洞とか案内図にあるが勢い良く降りて来た為か見落としてしまった
石門に出る ここは素晴らしい 岩がアーチ状に空洞が出来そこが下山口になっている 新見市の満奇洞の近くにある羅生門のような感じである アーチを潜ると石門洞という仏閣になっている そしてその周辺の紅葉が素晴らしい 少し時期遅れの感はあるもののもみじの木々を通した錦色が一面に広がり明るく輝いている
石門を降りてゆくと今度は大亀岩や二見岩 螺貝(ほらがい)岩と呼ばれる奇岩が飛び込んでくる そこで朝方バス停で会った人と再会した 先方は忙しく写真撮影をしており軽く挨拶して別れた
猪谷池に出る 振り返ると寒霞渓を中心にした岩山を見回す事が出来る バスの時間にまだ少し余裕があったのでバス道を下りながら振り返り景観を楽しむ バスは手をあげると乗せてくれる(フリーゾーン)と表示がありそこでバスに乗る バスは満員でやっと乗せて貰う
草壁港から土庄港行きバスも大入り満員 さきほどのバスに最後に乗車したお陰で最初に下車した為土庄港行きバスに先に乗れ、座れたが 大入り満員の中で子供を抱いている若い婦人がいたので席を譲ってあげた 今日は2度も席を譲る機会があった
予定の時間に新岡山港に無事到着 大混雑の中の登山であったがこれもまた楽しい
NHKの衛星放送で寒霞渓の紅葉を紹介しているのを韓国で見た 23日に帰国しインターネットにてアプローチ方法を調べ 新岡山港に車を置きフェリーで訪ねる事とした 新岡山港のフェリー乗場には駐車場があり12時間800円である事を電話で確認した国道2号線を行き 岡山バイパスを県道45に降りてゆけば難なく乗場に行けるのであるが 私の持っている1994年版の道路地図にはフェリー乗り場は岡山港になっている 2号線バイパスを浦安方面に右折する道を曲がり その先で岡山港の案内に従って左折し岡山港に出る 今日は生憎霧が深く 見通しがきかない フェリー乗場への案内もないしそれらしい気配も無い なんとか人を見つけて聞くと岡南大橋を渡った先だと教えられ 有料道路料金200円を支払い新岡山港を目指す
8:05の出航に間に合う予定が道を間違い遅れてしまった 乗場はフェリーを待つ車が列をなしている 車を駐車場に入れ 乗場に乗船券を購入しに行くと 濃霧の為欠航の表示 どうりで沢山の人が待っている ここまで来たからには待つしか仕方が無い 兎に角列に並んで土庄行きの乗船券を購入する(片道835円)
購入して間もなく 小豆島からのフェリーが帰ってきたから8:30の便は出航出来るかも知れないとのアナウンス 10分程遅れて霧の中を出航する 汽笛を鳴らしながら進む 視界が利かないので船が動いているのかわからない程 霧の為運行速度を落としているのかと思ったが着いた時間を見ると 数分余計にかかっただけであった
フェリーは大入り満員 490名の座席が一杯になる 私は割と早く乗船していたので座席に座っていたがお孫さんを連れた家族が席を探していたので席を譲ってあげる 座っているより歩き回っている事が好きなので感謝されるだけ儲けた気になる
土庄港から草壁港にはバスを利用する バス停で待っている人に訪ねるとその人も寒霞渓に行くとの事 草壁港から登山口の紅雲亭までバスが出ているとの情報も伺う草壁港のバス停に到着するとそこには紅雲亭へのバスを待つ人で一杯 一台のバスには乗り切れず臨時便を増発して対応 なんとか登山口の紅雲亭にたどり着いた バス代は土庄港〜草壁港650円 草壁港〜紅雲亭350円であった