白銀輝く三平山



標高 1010m    難易度 ☆     登り68分 下り25分   岡山県
倉敷からの距離   129Km        登頂日 2002/03/09   ガイドブック   F  写真

駐車場所10:38−11:01登山口−11:33尾根(土塁)−11:46山頂12:07−12:16土塁−12:32駐車場所

登山
 昨年につづき今年も雪の三平山(みひらやま1010m)を訪ねた。昨年同様素晴らしい快晴に恵まれた。

 駐車場から真っ白く輝く大山そして烏ヶ山に繋がる山並み 蒜山三座と大パノラマが広がる 昨年も眼にした景観だが何回見ても素晴らしい

 登山準備をして林道に入ってゆく 積雪量は10〜20cmと昨年に比し雪解けが進んでいる 林道には沢山の足跡がついており踏み固められている 林道の左手には蒜山三座の山並みを見る事が出来る こちらから見ると結構白く輝いている 景観に見とれていると踏み固められたルートと外れズブと来てバランスを崩す 足元を見ながらチラチラと景観を楽しむ

 踏み固められているだけに歩行は楽だ 景観を楽しみながら登山口に着く 登山口の先にトイレらしき構築物が出来ている(確認はしていないが多分トイレだろう 往復している足跡がついている)

 登山道を登ってゆく 土が現れているところがある一方靴が埋もれるところがある 輪カンジキを履くほどの積雪量では無い 足跡もついているので登山靴のまま登ってゆく ジグザグに登ってゆく 山を左手にして登っている時は右手前方に蒜山三座を見る事が出来る 登ってゆくにつれ角度がすこしづつ変わり 皆ヶ山そして烏ヶ山と景観が移ってくる ルートの先に烏ヶ山の山頂が顔を出す 一歩登る毎に烏ヶ山がどんどん大きくなる こうした景観も面白い

 カラマツ林が広がる 美しい木々だ 雪がその美しさをひきたててくれる その先に蒜山 皆ヶ山が見える また 三平山山頂に繋がる斜面は雪で覆われ 絶妙な曲面を見せてくれる 雪景色を楽しみながら登ってゆく

 尾根に出ると いきなり大山が顔を出し 大山から蒜山につながる山並みの全貌を見る事が出来る 登るにつれぐんぐんと全貌が見えてくるその変化が何とも言えぬ

 尾根道はこれまでよりしっかりと踏み固められている 下山時に計画していた尾根直下ルートにも足跡が続いている どうやら団体のパーテイが山頂まで往復したようだ 踏み固められた所から踏み外さなければ足が埋もれる心配は無い 振り返ると大山に繋がる山並みを思うままにする事が出来る また、雪が作る斜面も素晴らしい

 山頂に立つ 山頂には夫婦連れの地元の方 山頂にある豊歳様の石祠を動かそうとしている こちらの村の人はこっちに動かし こちらの村の人はこっちに動かす そうすると五穀豊穣と言われている と 教えてくれた 残念ながら石祠は雪が影響しているのか 動かなかった

 ご夫婦は山頂で写真を撮った後 お先に失礼と降りて行かれた 私は着替えと昼食をしてから降りた 風は(昨年程ではなかったが)いくらか吹いており太陽が射していても肌寒く感じるのでオーバーウエアを着る

 山頂からの景観は言うに及ばず 360度の大パノラマ 大山を中心とした山並みはすでに何回か書いた 朝鍋鷲ヶ山から毛無山に繋がる山並み その左にも幾重もの山並みが続く

 下山は尾根直下ルートを降りる 少し降りたところで先程のご夫婦に出会う 風を避けた場所で昼食休憩をとられていた ここなら暖かくて良いですねと挨拶し降りてゆく ルートはすでに多くの人の足跡で固められているが用心の為 輪カンジキを履く 斜面は北面にあたり雪は結構深い 急斜面をずり降りた跡があちこちに見られる先人の跡があるので比較的楽だ あっと言う間に駐車している林道入口に降りる


 帰路湯原温泉の露天風呂を楽しむ 温泉街の路面カラー舗装工事を行っていた



アプローチ
 いつものように429旭町〜県道30〜落合と走り313に乗る 倉敷では青空が広がっていたが加茂川町に近づくとガスが出 冷え込んでくる 落合橋にある温度計は−1℃を示している 久世を抜けるとガスが晴れ 透き通った青空が突然現れる このダイナミックな変化は何とも言えない

 久世、勝山を抜け櫃ヶ山を眺め湯原へ 櫃ヶ山の雪は足温泉側からは見えない 湯原から見ると9合目からの登山道に雪が残っているのが見える 連日気温があがっており雪解けが進んでいる 湯原の気温は8℃を示している 太陽が顔を出すと気温はどんどんあがってくる

 湯原からトンネルを抜け中和村へ トンネルを抜けるとやっと日陰部分等に雪が残っているのが見える 今日は雪の状態を見て下蒜山にするか三平山にしようと思って出てきた 下蒜山を見ると雲居平の草原が見え、雪は消えている 少し左を見ると、真っ白に輝く三平山が見える 昨年は3/14でも雲居平は雪に覆われていたが今年はもう雪解けが進んでいる

 313と別れ482を走る 下蒜山 中蒜山 そして上蒜山と車窓の景色が移ってゆく 下蒜山に比べ上蒜山の方が雪が多い 同じ山並みでも雪の状態は異なる 昨年はこの辺りもかなり積もっていたがもう所々にしか雪が残っていない

 内海峠から三平山の案内に従い広域農道に入る 入ってすぐに大山の展望の良い場所に出る ここが登山道に繋がる林道入口だ すでにかなりの車が駐車しカメラを持って写真を撮っている 駐車スペースを見つけ道路脇に駐車する