第一日目 別当出会7:43−8:10_5Km−8:20休憩8:25−8:31中飯場8:33−8:35道路−8:43_4Km−8:48山見ゆ8:53−9:05休憩_3.7Km9:13−9:22別当覗−9:32_3.3Km−9:42_3Km−9:47休憩10:01−10:15甚の助小屋10:28−10:48休憩10:57−11:00南竜分岐11:05−11:13休憩11:18−11:25エコーライン分岐11:43−12:10山頂見ゆ−12:20休憩12:23−12:36昼食休憩13:02−13:13合流−13:33室堂
室堂14:20−14:41高天ヶ原_500m−14:56山頂15:03−15:07天柱石−15:16油ヶ池−15:20紺屋ヶ池−15:26翠ヶ池−15:35血ノ池−15:44五色池−15:46百姓池−15:57お花畑−16:20室堂
第二日目 室堂3:40−4:01高天ヶ原−4:20山頂ご来光5:05−5:32翠ヶ池−5:45百姓池−6:27室堂
室堂7:45−8:06平瀬道分岐−8:27_1.3Km室堂:1.8Km南竜ガ馬場−8:39アルプス展望台−8:58柳谷_1Km南竜ガ馬場−9:16水場9:20−9:28分岐−9:30南竜ガ馬場2084m−9:40エコーライン分岐_4.4Km別当出会9:44−9:55南竜分岐_4Km別当出会10:00−10:21甚の助小屋昼食10:37−10:53_3Km−11:00_2.7Km−11:10別当覗1750m−11:18_2.3Km−11:28休憩11:33−11:40_2Km−11:41道路−11:47道路_1.6Km−11:50中飯場_1.5Km11:57−12:10_1Km−12:36別当出会
いよいよ友人夫妻と石川県の白山(はくさん2702m)を訪ねる日がやってきた登山ルートは別当出会〜南竜分岐〜エコーライン経由で室堂に ご来光とお池巡りを行う 下山ルートは室堂から展望歩道で南竜ガ馬場〜南竜分岐〜別当出会に
第一日目 登山支度をして別当出会に向かうバスに乗る 30分間隔で運行している 座席は満席 立っているところもかなり窮屈な程人を乗せている 25分要して別当出会に着く 料金400円
別当出会は臨時バス以外のバスも次から次と到着 トイレも大渋滞 やっと身支度を整えて出発する
砂防新道の案内に従ってルートを行く ここから登る人はほとんどこちらのルートのようだ 階段を下りつり橋を渡る つり橋を渡る直前にキツリフネソウが咲いている つり橋を渡ると ホタルブクロ オオバギボウシ ウバユリ ミヤマシャジン シシウド ヤマアジサイ ノリウツギと見慣れた花が次々と顔を出す ウバユリは圧巻でルート両脇のあちらこちらに沢山の花を咲かせている ルートの奥にも幾つも咲いていた 花の時期はピークを過ぎていたがそれでも花の香りが漂っていた
40分歩いたら休憩を入れようと決め 最初の休憩を予定通り休む ミヤマコゴメグサと思われる花が咲いている ここに記した花の名前はメモには私が知っている名前を書き 後から白山・花ガイドという花の本を購入したので本と照らし合わせ書いている ちなみにミヤマコゴメグサはキュウシュウコゴメクサと大山で見た花の名前を書いている どこかに違いがあるのだろうがそうした違いは判別出来ない
中飯場に出る トイレと水場がある 次いで、砂防工事用の道路を2度程横断する 右手に雄大な渓谷が広がり 幾重にも砂防堤が出来ている その上から天柱のように滝が何段か落下してきている
ルートに白いナデシコに似た花が咲いている センジュガンビと言うそうだ 今度はタマガワホトトギス これはヤマホトトギスに似ているが色は黄色できれいな花 ヤマホトトギスは低山に咲く花との事 ヤマホタルブクロと思われる花 ホタルブクロとの違いが花の本に説明してあるがそこまで確認出来ていない
別当覗に出る ここから別当出会の吊り橋を見る事が出来る また渓谷を挟んで観光新道ルートを思われる尾根道を仰ぎ見る事が出来る 尾根道から別当出会に降りる所はどこなのかと目で追うが残念ながら判別出来ない 急勾配な事は間違いなさそう シナノオトギリ サンカヨウの実 アカショウマ ニガナ カニコウモリ ソバナ ヤマハハコと見慣れた花が顔を出す 登山者がこの辺りは里山と同じだよと話ていたが岡山の山でも良く見かける花が咲いている
3Kmの標識 室堂への工程の丁度半分になる 半分の工程を過ぎた所で少し早目に第二の休憩をとる 私の友人は大分きつそうだ
休憩を取ってから少し登ると甚の助小屋に出る 水場がありトイレもある 多くの人が休憩している ある人は昼食をとっている この辺りは下ってくる人も多い どうやら下ってきた人達がお弁当を食べている様子 どの辺りで聞いたか忘れたが7時頃室堂を下山したと話しておられた
休憩しているすぐ目の先に変わった花が咲いている 何だろうと言うと友人が調べてきた資料を取り出しゴゼンタチバナだと教えて貰った 特徴のある花だ
トイレ休憩し水を補給して出発 また見慣れない花に合うなんとかシオガマとメモ 途中で出会った方に聞くと ヨツバシオガマと教えて戴く シオガマまで当たっていたので少し嬉しくなる ミヤマアキノキリンソウ ヤマハハコ シナノオトギリ シモツケソウと顔を出し いよいよシモツケソウが顔を出し始めた この辺りは登りがきつくなっている 休憩を取りながら登ってゆく
南竜分岐に出る 砂防新道に行くルートとエコーラインなどのルートの分岐点にあたる どうした話の加減かそこに休んでいた叔父さんが砂防新道は崖ばかりで良い所は何もない それよりエコーラインがいい どこもお花畑で素晴らしいルートだと言う また、観光新道は険しくてよう降りれん あそこは避けた方が良いよ とも言う 話からすると降りたこともないのにどうしてわかるのだろうか?と不思議に思うがここでそのような質問をするわけには行かない 色々な話を聞いてその方が判断されたのだろう エコーラインは今降りてきたと言うので間違いなさそう 時間は2時間遠回りと言う 2時間も余計かかるのは心配なので地図でルートを確認する 少しは遠回りになるが2時間も余計歩くとは思えない その人は遠回りになるが2時間程度と言いたかったのだろう
教えられたルートに足を踏み込む 途端にシモツケソウの群落 ピンク色が実に美しい 大山のユートピアにはシモツケの群落がありシミツケソウも幾らかあるがその規模が違う このルートに進んだことを大いに喜ぶ 花は続く シモツケソウの群落に続き ハクサンフウロの群落 これもピンク系の鮮やかな色 イブキトラノオ ヨツバシオガマ カラマツソウなどもあちこちに顔を見せる ルートは山を巻くようにしておりなだらか 花を存分に楽しみながら進む ルートの途中に短い木道があり急な傾斜になっている 友人はそこを越える時、急に力がかかった為か足に異常を感じたと言う 休憩をとり足のストレッチを行う なんとか行けそうなので先に進む
ニッコウキスゲが顔を見せる この辺りがエコーラインの分岐に当たる ニッコウキスゲの数は半端ではない 下を見ても上を見てもニッコウキスゲの群落 思わず感嘆のため息が出る 訪れた誰もがすごいわねとか素晴らしさを話し合っている 分岐をエコーラインに登ってゆく ここから登りが一段ときつくなる 登り出してすぐに友人の足に痛みが走る 家内の方も心配だったのでゆっくりとマイペースで登るように言い先に行かす 友人は足の筋肉を伸ばしたりすると少しは良くなるようで歩き出すがまた痛みが走る この様子だと相当時間がかかりそうだ 家内はとっくに見えなくなっている 友人の奥さんがあれこれと良く知っており処置をしてくれているので 奥さんにゆっくり登ってきてください 家内には分岐の手前で待っているように言っているので その前で待っていますと話し 家内を追う
お花畑はニッコウキスゲの他にも色々な花が咲いているコバイケイソウ クルマユリ イワハゼ(アカモノ) ミヤマリンドウ チングルマ アオノツガザクラ コイワカガミ ミヤマキンバイ ミヤマダイモンジソウ等が次々と顔を出す チングルマはあちこちで群生しており白い花の塊が出来ている 何しろすごい 家内に追いつき大分待つ必要がありそうだからと様子を話す 木道が広くなっている所は休憩するには良い 周辺の花も素晴らしい ここで待つことにする 雪渓も見る事が出来る
休んでから数分も経たないうちに友人の奥さんがやってくる 主人の様子ではとても登れそうもない 自分達はすぐ近くにある南竜山荘に泊まり明日下山する 駐車場所の市ノ瀬で落ち合おうと決める 落ち合う所がどこが良いかと話していると通りすがりの方が市ノ瀬には宿があり温泉もあるからそちらが良いとコメントして戴く 自分達も戻ろうかとも思ったが奥さんの言葉に甘えて別行動とさせて戴く
チングルマが咲き乱れきれいでしたねと言うのも気兼ねする雰囲気だった 後で伺ったが私達を追いかけるのに必死で花どころでは無かったとの事 何か自分達だけが楽しんで申し訳ない気持ちがする 花を愛でるには愛でる気持ちの余裕が無いと伝わらない事が如実に示された 次の機会には思う存分楽しんで貰いたい
そこで食事をとる 周辺に咲いている花の名前を通りすがりの方に伺う ハクサンコザクラ イワイチョウ イワツメクサと教えて戴く ハクサンコザクラはピンクの可愛い花 イワイチョウはミツガシワ科の花 イワツメクサは小さい細長い白い花弁に特徴がある 白山・花ガイドという本を持っておられる方がおり室堂でも売っていると教えていただく
食事をとってから木道を登ってゆく この辺りは弥陀ヶ原と呼ばれるお花畑 沢山の花が咲いている あれクロユリを見つけた クロユリだと家内に話す 降りてくる人が あ! 本当だ 初めて見た! と言う 初めて見たと言うのであればこの先チャンスが無いのかとカメラをセットしてクロユリ一輪をカメラに収める 滅多に見られない花を撮ったつもりで喜んでいると 通りすがりの人がクロユリですかと何でも無さそうな口振り その訳がすぐに分った 何の事は無い クロユリの群生が待っていた 先の人はこれだけ咲いていても見過ごしてしまったのかと驚く きっと私も沢山の花を見過ごしたり、違いが分らずにいるだろう
砂防新道からのルートと合流し室堂に向かう 突然室堂の屋根が見えてきて本日のゴールに到着する 足元にイワギキョウが出迎えてくれる イワギキョウはこの後もあちこちで出会うがここが最初に出会った場所 青紫のすっきりした色合いは何とも言えない
室堂で宿泊の手続きをする すでに友人からの連絡が届いており宿の予約の変更も出来ていた 水場やトイレ その他注意事項の説明を受け宿泊場所に案内して貰う 750名の所今日は650名 昨日は700名を越えていた 日曜でこの数字は初めてと説明がある 部屋は2段ベッドになっており向かい合うように2列 各列8名で32人泊まれる マットと毛布が2枚 一畳よりは少し幅が狭い空間が与えられる もうすでに殆ど人が入っており私達が最後の方 すでに仮眠をとっている人もいる 500円のビールを購入してきて 無事の到着を喜び合う 友人はどうしただろう食事時でも電話連絡をとってみよう
まだ時間も早いので一人で山頂とお池巡りを行う 山頂へはご来光を見に夜中登れるようなルートであるのか確認する意味もある
白山神社の脇の道を登ってゆく 標高差が約260m 山頂まで見通しがきき登っている人が見える 登ってゆくとクルマユリの群落 写真をあれこれ撮っているとなかなか進めない 花が多くてなかなか登れませんねと声を掛け合いながら花の多い事を喜ぶ ハクサンフウロ コバイケイソウ オンタデ(イタドリに似ている)ミヤマキンポウゲ ヨツバシオガマ イブキトラノオ イワギキョウなどの花がいたる所に咲いている
山頂の直前から岩が多くなる ところどころにイワギキョウやイワツメグサが咲いている 山頂には神社の社がある その先に白山山頂と書いた標柱と御前峰と書いた標柱があり山頂になっている 皆、山頂登頂を記念して写真を撮っている 正面に剣ヶ峰が見える筈だがガスがかかり見え隠れしている
山頂をお池巡りのルートに向かって行く この辺りは岩がゴロゴロしており山らしい雰囲気を持つところ 池の名前が書いた標柱がある 翠ヶ池であったか雪渓が池の半分を覆っており雪解け水が流れ落ちている 二人連れの女性の方がわーきれいなどと話している それとなく話を聞いているとカメラのフィルムが無くなって写真が撮れないと言う それならメールアドレスか住所を教えてくれれば撮って送ってあげると話し 写真を撮ってあげる うまく撮れていると良いが・・・
ルートはお花畑に出る ここには250種類もの花が咲いていると説明がある 実に豊なお花畑だ 沢山の花を見る事が出来るもののガスの為か時間が遅い為か色彩が今一 クロユリ チングルマ コバイケイソウ ハクサンコザクラ コイワカガミ ダイモンジソウ等が咲き乱れる チングルマは場所によってもう穂毛ているものがある(先の女性がホケていると言う言葉を使っていたので穂毛という字を当ててみた)花の事なら何でも知っているからとあれこれ説明して戴く コイワカガミがまだ咲いているのでハクサンコザクラはこれから こんなものではない もっと密に一面に咲くと言うような話 ルートにはハクサンシャクナゲ ウラジロナナカマドなどの低木も花を咲かせていた
室堂が近くなった所で呼び出しのアナウンス なんと友人が私を呼んでいる 急いで駆けつける 家内も部屋から出てきたのだろう私の前を行き 受け付けで一緒になる 無事南竜山荘に宿泊出来るようになった事 明朝は出来るだけ早い時間に降りるとの連絡を受け ひとまず安心する
夕食は行列 行列に並びセルフサービスでご飯や味噌汁 おかずなどを貰い空いている席を探し食事をする 友人と一緒に飲もうとワインをワンボトル持って登ったが友人とは別々になってしまった 良い気持ちで家内と飲む お池巡りで話をした女性とまた顔を合わせたので誘ったが ビールを飲みすぎてとふられた 娘さんとお母さんなる二人連れが前の席に座り話していると娘さんは倉敷からとか 偶然にビックリ お二人の写真を撮る 私のメールは岡山の山と検索すると山本のページがすぐわかるからそこからメールアドレスを見て送信して戴くよう話す 今日そのメールが届く こうした出会いも不思議なものだ 写真が出来たら送るようにしよう
食事をした後はもうやることは無い 風呂があるわけでは無い 水は豊なので水で身体を拭いたり 歯磨きをしたりする事は可能 外のベンチで夕涼みをする ベンチでもそこで出会った方達と話がはずむ 白山神社で登山記念のワッペンを売っていると聞き神社に買いに行く もう閉める所であったが対応して戴く 若い住職さんと話をする 毎朝ご来光が見えるかと判断したら その1時間前に太鼓を鳴らす それを聞いてご来光を見に来てくださいとの事 判断基準は住職のこれまでの経験によるとの事
翌日のルートは当初観光新道を降りる計画であったが友人は登ってきたルートを降りるとの事で私達もその後を追う事とし 南竜山荘を経由するルートとしてとんび岩コースを降りようと思い念の為室堂の人に伺う そのルートを行くより展望歩道が良いと教わりそのルートを降りることとする その人は観光新道が良い事 また、白水湖から登る平瀬道が良い事 その場合は白水湖までのアクセス道路は通れない事があるから市町村に事前確認を取るようにと教えて戴く
そうこうしている内に夕焼けが見えるようだとの声がかかり山に向かう出口に行こうとしたら 夕焼けはこちらから見る方が良いと反対側を教えてもらい、室堂の入口の方に行く スポットに向かって人の流れが出来ているのでそれに従って展望のきく場所へ行く 夕日が落ちてゆく厳かな時間をゆったりとした気持ちで楽しむ
後は寝るだけ 9時頃だったか星空を見ようと懐中電灯を持って外に出る ガスがあるのか満天の星とは言えないまでも多くの星が輝いているのを見る事が出来た
夜中は結構暑苦しい いびきの音にも悩まされる
第二日目 太鼓の音が鳴ったら起き出そうと思っていたが3時前から廻りの人達がごそごそと起き出す 3時をまわると随分と人が出ていった 少し早いがこちらも出発しようと起き出す ヘッドランプをつけ昨日登った登山道を登る 登山道には明かりの列が出来ている 星明りでも足元の輪郭がわかる これならランプが無くても登って行く事が出来そうだ ルートは多くの人が一度に登るので渋滞気味 下を見れば明かりの列が続いている 太鼓の音はどこかで鳴ったのだろうが聞く事は出来なかった
山頂に出 カメラをセットするのに良い場所を選ぶ ご来光の予定時間は4:50分 次第に明るくなってゆく空を見つめる 雲があるがあれは槍だとかアルプスの名前が聞こえる 良く見るとそれらしいとんがったピークが見える 今日は雲があり20%の日の出だなと物知り顔で話している人がいる いやらしい 私達にとっては100%なのだ! 2700mものお山のテッペンでこうした時間を過ごしているのが不思議だなと素直に喜びあう やがて日は昇り周辺は一度に明るくなる ガスで見え隠れしていた剣ヶ峰もその姿をすべて晒している
夕食で出会った倉敷の方からのメールには『さてさて、あの日のご来光はサイコ-でしたね!!以前行った時は、風がかなりきつく頂上で凍えながら待った挙句、結局日の出を見れず残念でしたが、ほんと今回はラッキーでした』と書いておられた 素晴らしいご来光を見る事が出来た幸運を喜びたい
昨日周遊したコースは難しい所も無く 岩の風景やお池 そしてお花畑が素晴らしかったので家内と一緒にもう一度歩く 昨日は夕暮れ時 今回は早朝で太陽の日ざしに恵まれずお花畑の景観は今一だったのが残念である
室堂では行列に並び朝食を取る 昨日お話した倉敷の娘さんから挨拶を戴く
朝食後すぐに出発する 白山神社の手前にあるルートを右手に進み少し行くと分岐がある 分岐の先がまた分かれている 出発点で間違えると大変 先方から人が来るので南竜ガ馬場へのルートを確認する 自分達はそこから来た ここを行けば良い 途中平瀬道への分岐があるがそこを右に行けば良いと教わり安心してルートを行く ここもお花畑 沢山の花が咲き乱れる クロユリ イワギキョウ マイヅルソウ ハクサンフウロ ヨツバシオガマ コバイケイソウ ハクサンコザクラ イブキトラノオ アオノツガザクラ コイワカガミ セリなどとメモ書きしているがこんなものでは無いだろう クロユリの群生している所もある 太陽光線が一杯に降り注ぎどの花も皆 活き活きしている
平瀬道分岐を右にとり進む 後を見ると白山のなだらかな山塊が見え 前方には別山に繋がる山並みが見える このルートも花の道 イワギキョウ ハクサンシャクナゲ イブキトラノオ クルマユリ ミヤマアキノキリンソウ オタカラコウ ヨツバヒヨドリ ハクサンフウロ イブキトラノオ カラマツソウ ダイモンジソウ等とメモを取り気に入った花は写真に撮る 景色を撮ったり花を撮ったりでレンズの交換が忙しい そうして立ち止まっている間に家内には自分のペースで降りて貰う 写真を撮ったら追いかける
室堂1.3km 南竜ガ馬場1.8Kmの標識があり室堂から南竜ガ馬場まで3.1Kmある事を知る どこまでも花の道が続く アオノツガザクラ ウラジロナナカマド チングルマ カラマツソウ クロユリ ヤマハハコ アカショウマ オタカラコウ群生とメモが続く オタカラコウの群生している所もある
アルプス展望に出る 展望案内表示に恵那山などのアルプスの山の名前が書いてあるが残念ながらガスがかかり遠望は全くきかない だが別山に続く山並みは良く見える 友人に聞くところによると南竜山荘からご来光を見るにはここが良いそうだ でも室堂のルートに比べると夜間はとても心細くて登れそうも無い
アルプス展望を過ぎると カライトソウを中心にするお花畑 カライトソウは弥陀ヶ原だったか見つけ気になっていた花 こんな形で群生している状態で出会えるとは思いもしなかった 喜んで写真を撮る イワオウギ ノアザミ ニッコウキスゲ ハクサンフウロ シモツケソウ セリ ヤマハハコ オタカラコウなどの花々が咲き乱れている
そこを過ぎると樹林に入りこれまでと様子を一変する ゴゼンタチバナに出会い名前の復習をする
柳谷と書いた場所に出る ここは ハクサンコザクラ リュウキンカの群落 ルートから少し離れた場所で咲いているのでハクサンコザクラと言うのは推定だが恐らくそうだろう リュウキンカは岡山では恋ヶ窪湿原か森林公園でしか見た事がない こんなに沢山の花が咲いており見事としか言いようがない
南竜ガ馬場の山荘が見えてくる そちらを見ると 黄色の花が一面に咲いている 花の大きさから判断してニッコウキスゲでは無いかと思いルートを行く 水場があり冷たい水で喉を潤す 木道にかかると笹原から ニッコウキスゲがあちこちに顔を出している 予想した通り先程見えていた黄色の花はニッコウキスゲであった 木道沿いには イワイチョウ ハクサンフウロなどが咲いていた
南竜ガ馬場には9:30になってしまった 友人が7:00頃出発していたら2時間半遅れで追いかける事になる 途中で追いつく事があれば大変だと会わない事を願いながら降りてゆく
エコーライン分岐は今日もニッコウキスゲが咲き乱れている 昨日の花に替わって新しい花が咲き これほどの景観を見せてくれる ものすごいパワーだ
昨日登ったルートを降りてゆく 甚の助小屋で昼食をとる 昨日も丁度この時間に甚の助小屋で休憩した この24時間で沢山の感動を与えて貰った事に感謝する
別当出会まで友人に出会えずほっとする 家内があれあそこにいると言うので追いかけたが違う人だった バスに乗り市ノ瀬に降りる バス停で友人が待っていてくれた 10時には降りて来られたとの事 温泉に入ったとは言うものの2時間半余り待たせてしまった 足は下りは大丈夫だったとの事 鍛えて再度行きたいと目標を新たにする
友人宅は福井県の上中町にあるのでそこに一泊させて戴き 朝4時に出発 27号を走り、北陸自動車道の敦賀インターに入る 福井北で北陸自動車道を降り416で勝山市に向かい157に乗る 白峰村から県道33で市ノ瀬に 夏季登山シーズンの土日は市ノ瀬の先は自動車乗り入れ禁止 バスがピストン輸送をしてくれる着いたのは6:43駐車場は前日からの車を含めすごい数 登山者も一杯 随分早く着いたつもりだが奥の方に誘導して貰い駐車する 車は次から次とやってくる