羅漢山



標高 1109m   難易度 ☆     登り60分 下り12分 その他26分  山口県
アプローチ  220Km        登頂日 2002/08/20   ガイドブック    写真

NTT駐車場8:44−8:57生山峠−9:10板押峠1.9Km−9:20分岐−9:28休憩所_0.9Km−9:35男岩9:39−9:48樹木−90度左−10:01ドーム−10:03山頂10:18−10:20ドーム10:26−10:35車道−10:36駐車場 


登山
 羅漢山(らかんざん1109m)は広島と山口の県境北部に聳える山 『中四国・兵庫の山百選』に紹介されている 山頂にレーダドームがあり他の山から同定しやすい 一つ星の山

 ガイドブックの記述から見てそう難しい山では無さそうだ ナップザックに着替えと雨具だけ入れ簡易モードで出発する 駐車場からは下り坂 ルンルン気分で降りてゆく

 駐車場の近くにアマニュウだろうかセリ科の植物が花を咲かせている 道路脇にはママコナが時々顔を出すが花は少ない 生山峠の説明を写真に撮る ここからゆるやかな下りになる 板押峠の手前でご夫妻に出会い羅漢山の登山口を問われた 板押峠からのルートがあるがと言うと そちらは笹がすごいそうでこちらから登ろうと思うとの事なのでNTTのアンテナからのルートを話し別れる きっと又出会うだろう

 板押峠に着く ガイドブックに記載の中国自然歩道案内板は道路の曲がり角に隠れるようにして設置されており 車で走った時は全く気付かなかった 悠遊の里の標識を目安にすると良い 鋭角に右に曲がり自動車道を行く コオニユリが花を咲かせていた 分岐があるが道なりに直進すると羅漢山登山道の標識が有り 標識に従い左の道を登ってゆく キンミズヒキ ハンカイソウ オミナエシ ヘソカズラと花がちょこちょこ顔を見せる やがて休憩所に着く ここでもコオニユリが咲いていた

 休憩所から山道になる 山頂まで0.9Kmと表示がある 桧の樹林の中を軽快なステップで進んでゆく 10分もしないうちに右手に赤っぽい色の岩が見える 男岩だ 岩を回り込めないかルートを探したが見つけられなかった 登山ルートの方から写真を撮る

 ルートは次第に笹に覆われてくる 最初のうちは肩より下であり支障は無いが次第に背が高くなり背丈を越えるようになる 少しかがむと笹の葉のトンネルを潜るような感じ 頭をかがめて調子よく進んでいると ガツーンともろに頭をぶつける切り株が少しルートに飛び出している もう少し切ってくれれば良いのにと自分の不注意を棚にあげてぶつぶつ言う

 木にテープが巻いてある 何だろうと注意してみると そこでルートは90度直角に左に曲がっている 登りが結構きつくなる 足元に注意しながら登ってゆく ここを降りるには笹が邪魔し、足元も悪いなと思いながら登る 雨などで濡れるときっと滑りやすくなる

 突然目前にレーダドームが見えてくる ルートはこの辺りが一番繁っている レーダドームの裏の位置に飛び出す形になる 飛び出す直前にはトゲのある草がある 下山ルートの表示はどこにも書いていないのでここから飛び出した人でないとルートがある事がわからないであろう 間違って降りないようにわざと整備していないのかも知れない

 レーダドームのところにもコオニユリがまとまって咲いていた 山頂までは平坦なルート すぐに山頂に着く 木製の展望台がある 山頂周辺にはナデシコ ヤマジノホトトギス セリ科の花が咲いていた 山頂から瀬戸内海方面の展望が得られる

 下山はレーダドームの方に戻り生山峠1.9Kmの標識に従って降りてゆく 登りのルートと違って幅広の整備されたルートである 小走りで走り降りてゆく ヤマジノホトトギス キンミズヒキを見つけたが花は少ない 大分降りた所で先に出会ったお二人と再会する 私の姿を見て 巡回しているのですかと問われた ガイドブックと1/25,000地図を持ち カメラを抱え ナップザック姿なのでそう思われたのかも知れない 板押峠のルートから登ってきたと話すと ではそちらに降りられますかと問われたので足元が悪いから避けた方が良いとコメントし別れた



アプローチ
 山陽自動車道〜中国自動車道を走り、吉和ICで降りる IC出口が186と立体交差して方角を変えて結ばれるので方向感覚がおかしくなる 大竹の方角に186を走る特徴のある冠山が見える 冠山や寂地山を訪ねた時に走った所だ

 186を吉和ICから16Km走るとらかん高原の標識があるのでそこを右折しらかん高原を目指す 登山口は板押峠とガイドブックにあるので峠を目指す 悠遊の里の標識を見つけたが峠の標識は無く 峠らしくない もう少し先かと車を走らすと生山峠と書いた標識が現れる するとさっきの所が板押峠らしい それなら下山口にあるNTTアンテナのある駐車場に入れようと峠を登ってゆく

 登り切った所にNTTのアンテナが見え左手に駐車場がある そこに入れようとしたら駐禁と書いてある 仕方がない少し先まで行き 道路脇の空地に駐車する

 登山準備を終え歩き出す 駐車場の所をもう一度見ると駐禁は手前の2レーンでその奥は駐車可能とわかりまた車を取りに戻り 駐車場に入れる