安蔵寺山



標高 1263m   難易度 ☆     登り61分 下り52分 その他展望所へ10分  島根県
アプローチ  256Km        登頂日 2002/08/20   ガイドブック   写真

トンネル駐車場12:26−12:34尾根道−12:36ミズナラ巨神木_2.7km11:39−12:56北安蔵寺山_1.8Km−13:00芦谷合流_1.6Km−13:12_0.9Km−13:20安蔵寺中峰_0.5km−13:23寺屋敷跡_0.2km−13:30山頂=安蔵寺観音=山頂13:38−13:43展望所14:09−14:14山頂−14:19寺屋敷跡−14:24安蔵寺中峰−14:30_0.9Km−14:40芦谷合流−14:44北安蔵寺山−14:57_2.7km−15:00ミズナラ巨神木−15:01分岐15:05−15:10駐車場


登山
 安蔵寺山(あぞうじやま1263m)は西中国山地国定公園の西端に位置し島根県の最高峰である ガイドブック『中四国・兵庫の山百選』を見ると奥谷からのルートが紹介されている アプローチが心配されるのでインターネットで情報を得る柴原さんのホームページには奥谷ルートは未舗装の道を車の底をすりながら行った事を思い出すと記載されておりこれはアプローチが難しいと判断した

 柴原さんのそのページを読んでゆくうちに1/25,000の地図と登山口にあたる安蔵寺トンネルの位置が判明してくる ここに紹介されているルートだとアプローチも容易だし登山ルートも大分ショートカットされているので楽だろうと判断し資料をコピーさせて戴く

 車を降りるとすぐ後ろにミカエリソウ アザミ セリ科の花が咲いている トンネル脇のルートを登ってゆく ツルリンドウが咲いていた 数分登ると杉林となり尾根道に出る 尾根道は幅広のルート 下山時の分岐地点になるので周辺を確認する マークが幾つかついている だが標識は無い

 尾根道を右手方向に進むとすぐにミズナラ巨神木がある 下山時はミズナラの巨神木のすぐ先の左手に行く分岐を降りればよい ミズナラは樹齢600年以上との事

 尾根道はゆるやかなアップダウンで歩きやすい 冠山から寂地山への尾根道と似た感じだなと思いながら歩いてゆく 所々湿った所がある 樹林帯であり花は少ない ヤマジノホトトギス キンミズヒキをいくつか見つけた程度 静かである 小鳥の声がしないなと思っていた矢先にピッピーとかチチチとか短いさえずりがわずかな時間聞こえ また静かになる 足音だけが聞こえる

 北安蔵寺山だと思われる所に山頂まで1.8Lmの標識がある 地形図によると標高1257m ミズナラ巨神木あたりが標高1100mであるから標高差は150m程度 北安蔵寺山から40m程下りたコルの所に芦谷合流と書いた標識がある 芦谷ルートは岩場・急坂1.7Kmと記載されている 地形図にルートの記載が無いが芦谷川沿いの林道に降りるルートかも知れない 地形図が混んでおり相当急峻だ 標識の近くにツルリンドウが咲いておりほっとさせてくれる

 安蔵寺中峰とか寺屋敷跡などの標識があり山頂に出る 南東方面の眺望が得られるガイドブック『中国百名山』に南下すれば木製のテラスのある展望所があると書いてあるのでそちらに向う 5分程行くとテラスがあり前面に笹原が広がる 山頂とは比べ物にならない程展望が開けている

 1/200,000の地図を取出し山座同定を楽しむ 左手に寂地山が見えその後に冠山の頭が少し覗いている 釣鐘状の山は鬼ヶ城山だろうか その左の遠方に大峯山が見える ドームを載せた羅漢山が見え その手前に小五郎山 わりと平坦な山頂が見えるのが平家ヶ岳でその先は弟見山から莇ヶ岳に繋がる山塊さろう鈴ノ大谷山が見え その右手の丸い山塊は青野山 その左手先は十種ヶ峰だろう

 展望所で心地よい時間を過ごし 下山する 下山は登ってきたルートを戻る

 トンネルの所に降りる 道路の向かい側に何か案内図のようなものがあるので見にゆく 青野山 十種ヶ峰のスケッチが木版に刻んであり 図の通りに西の方角に二つの山を見る事が出来た



アプローチ
 中国自動車道六日市ICを(玉島−六日市Km 高速料金4850円)降り187を北に向う 六日市から約15Km走った所に高津川に流れ込む木部谷川がある 橋の手前のバス停に木部谷橋と書いてあるようだが橋の字がぼけている 橋には木部谷川と書いてあるが車を走らせていたら判別困難だ 林道の案内標識や道路標識は何も無い ここはわかり難い 一度見過ごし柿木村まで行き県道3号の標識を見て行きすぎたと判断し戻る 柴原さんのホームページにある写真と照合してここに間違いなさそうだと判断し木部谷川沿いの道(六日市方面から走って右折する)に入る

 そこから道なりに走ってゆく 約8Kmで安蔵寺山登山道の標識のある三叉路に出るどうやら滑峠(ぬめっとうたわ)のようだ 柴原さんのホームページにここを登山道の方向に進むと奥谷に行ってしまうと注意書きがあり迷うことなく右折し安蔵寺林道に入る

 林道は快適な山岳ルート 時速30〜40Km程度で滑るように走る 峠から11Km走り安蔵寺トンネルに着く トンネル手前の両脇に駐車可能な空地がある

 アプローチは分り難いので柴原さんのHPを参照されると良い http://www.urban.ne.jp/home/jl4gzd/azoujisanndigest02.htmである



 登山後安蔵寺林道を戻り 滑峠から木部谷橋方面に2Km程戻った所で対向車が合図をする 何だろうと思い窓を開いて話を聞くとこの少し先で倒木があり通れないとの事 とても人の力では動かせそうもない その手前でUターン出来る場所があると伺う あれ?さっき通ってきたばかりなのに と思いながら進む

 右上の斜面にある結構大きな木が倒れ 見事に道路を封鎖している 仕方が無い奥谷の方に降りて行く 迂回路があったから良かったものの迂回出来なければ封じ込められてしまう こんな経験は初めてだ

 途中駐在所に連絡しようと立ち寄ったが不在 結局宿泊地の津和野で巡回中の警官に状況を話す