駐車場7:43−7:46登山道表示_2230m−7:51十種ヶ峰A−7:55合流=8:00案内図=8:05合流−8:10案内図−8:22木の橋−8:26分岐(A&B)−8:29木の橋−8:34自動車道−8:36山上駐車場8:39−8:46案内図−8:56熊野神社8:59−9:00山頂9:27−9:35案内図−9:41山上駐車場−9:52十種ヶ峰登山駐車場−10:05登山道標識−10:06十種ヶ峰A−10:11駐車場
十種ヶ峰(とくさがみね989m)は山口と島根の県境にある山 ガイドブック『中四国・兵庫の山百選』にきりっとした美しい山容から「徳佐マッターホルン」とも呼ばれている 一つ星の山ガイドブック『中四国・兵庫の山百選』には整備された散策路を登ると良いとだけしか書いていない 案内図でもあるのだろうと自動車道を登ってゆく 青少年野外活動センターに向う分岐点に十種ヶ峰登山道2230mの表示があるのでそれに従う 表示のある場所には標高580mとも表示されていた すると標高差400m程である
道路脇にクズの花が咲いていた 前方に小動物がうろうろしている 近づいていったら気配を察知して樹林の中に消えていった
道路右手に十種ヶ峰Aと書いた小さな標識がある 登山コースとも書いていないがAコースなのだろうと勝手に判断しルートに入る 樹林の中の道であり気持ちが良い
少し行くと 割と幅広のルートにぶつかる ぶつかった地点には何の表示も無い ルートは鋭角に交差しているので左に行くと戻るような感じになる わからないので地形図を出してみる 割と幅広のルートが横切っているがその先が山頂に向う登山路と繋がっているかわからない とんでもない方角に出るより戻る方が堅いと判断し戻るようにしてルートを行く
自動車道に出る直前に草に埋もれた案内図がある どうやらこの道を行けば良さそうだ ルートを確認出来安心して登ってゆく ルート脇にはコバギボウシ キンミズヒキ ミズヒキ ヘソカズラ ダイコンソウが顔を出すが花は少ない しばらくするとまた案内図がある 今度は草に埋もれていない 図に記載している東屋が左手に見える ルートを確認して先に行く 途中十種ヶ峰登山道の標識が2ヶ所程分岐地点にありその標識に従ってルートを行く ルートからは山容や目印になるものが見えないのでどの辺りを登っているのかわからない いずれにしろ山上駐車場に着くとガイドブックに書いてあるのを信じて登ってゆく
擬木の階段が続き結構な登りである 木の橋を渡ってゆくと分岐があり左Bコース右Aコースと書いてある 左は幾分登り気味 右は下り気味なので左のBコースの方角に行く 帰りはAでも降りれば良いなと思いながら・・・
ルートはしっかり整備されているが笹の葉が繁り、時折蜘蛛の巣に出会う 笹の葉を手折り蜘蛛の巣除けとしながら登ってゆく また同じような木の橋がある そうこうする内に自動車道に飛び出す こうして見るとあまり快適なルートとは言えなかった
自動車道に出た所には右登山道と書いてあるが 直進するルートには十種ヶ峰Bという表示がある Bコースの意味なのかどうもわかり難い 堅く登山道の方向に自動車道を下るようにして行くと 山上駐車場に出る そこには十種ヶ峰登山道山頂まで840mと書いた大きな標識がある
ところでAコースはどこに出てくるのだろうと見回すが判断出来る表示は見あたらない そう言えばBコースの出口にはそこを降りてゆくとどこに出るかの案内標識は無かったようだ 折角散策路を作られたのならもう少し分りやすい工夫が必要ではなかろうか
ここからはあとわずか 幅広い緩やかな登りの登山道 少し行くとまた標識がる ここから十種ヶ峰のコブに当たる部分を登る事になる 右側コースに熊野神社がると書いてあったのでそちらのコースを登ってゆく 鳥居があり小さな祠が祭ってあったそこで写真を撮っているとウグイスの声がした そう言えば小鳥の声は聞こえなかったなと思う
熊野神社から山頂まではすぐ 笹原に覆われた斜面が広がる山頂に出る 山頂には一等三角点がありそのすぐそばに山座を示す大きな案内標識が4面 東西南北の山容を紹介している 何の障害も無く360度の眺望が得られる しかし残念ながらガスが出ておりすぐそばに見える筈の青野山ですら見えない 山の裾野は太陽光線があたり輝いているのだが山頂だけ傘をかぶったようだ
少し山頂周辺を散策する 南斜面にコオニユリがまとまって咲いているのを見つけそちらに近づく ナデシコ ヘソカズラ ツリガネニンジン セリ科の花が咲いていた 写真を撮ろうと笹原に入ってゆくとワイヤーが張ってある それ以上行くと急斜面であぶないという意味のようだ
ガスは相変わらず晴れない もう少しもう少しと粘るがいつ晴れるか見通せない 30分近く待ったが降りる事に 下山は案内板にあった左側ルートを降りる 降りる途中日本海を見る事が出来た
山上駐車場から自動車道を降りる方が眺望が良いだろうと判断し自動車道を降りてゆく 途中十種ヶ峰登山駐車場書いた結構広い駐車場があった どこから登るのだろうかと思っているとすぐにゲレンデと交わる どうやらここからゲレンデの中のルートを登ってゆくようだ ガイドブック『中国百名山』によるとこのゲレンデの中を登るルートを紹介している ゲレンデの草がどの位伸びているか不明だがヤブコギがひどくないならこちらのルートの方が面白そうだ
ここで青野山を見る事が出来た もう20分程待てば良かったようだ
前日津和野に宿を求めたがここでは倉敷からのアプローチを想定して書く中国自動車道鹿野IC(玉島−鹿野 高速料金5350円)で降り 315を北上する 徳佐で国道9号と交差するがここは直進する この辺りで右手前方にきりっとした山容が見えてくる 徳佐から約11Km走った所に十種ヶ峰登山口の標識があるのでそこを右折する 約2Kmで駐車場に着く 道なりに登ってゆくと青少年野外活動センターに行くがここは施設利用者用の駐車場であったので 先の駐車場に戻り駐車する
駐車場の入口付近に整理券普通車500円と表示があるが料金を徴収する人はいない 冬のスキーシーズンだけかもしれないと思い料金は払わず出発する