駐車位置10:33−11:05農道終点(登山口)−11:45ピンクテープ−11:46分岐右へ=11:52看板=11:58藪化戻る=12:03看板=12:08分岐左へ−12:20ススキの藪(三原高原)12:32−12:39分岐−12:40ピンクテープ=12:45川12:50=13:00ピンクテープ−13:26登山口13:36−14:09駐車位置
三原山(みはらやま1115m)鳥取県佐治村に位置する山 『中国百名山』に紹介されているガイドブックには農道を車で行けるが狭くすれ違いが困難と記載があった 地図で見るとさほど距離は無い 今日の登山コースも40分と記載されており大した事は無い 狭い道路にリスクをかけて車で行くより歩こうと国道沿いに車を置き農道を歩いてゆく事とした
農道の登り口には融雪設備と思われるものが設置されていた 登ってゆくと民家がかなりある 道路はジグザグにカーブして登って行く いくつか分岐しており歩いていても道なりのルートがどれか判りにくいところがある たまたま出合った方に尋ねる事が出来たが車で来たら容易ではないなと自問する
道路脇にはゲンノショウコ オミナエシ ツリフネソウが咲いている オミナエシはあちこちの畑の隅に固まって咲いていた この辺りは梨畑で丁度収穫期であり梨の香りが漂う 梨畑を過ぎると道幅は狭くなり 車一台がやっと ここでも車を置いてきて良かったと思いながら登ってゆく ミズヒキ アマニュウ キンミズヒキ アキノノゲシ ツユクサ ビッチュウアザミ ノブキ ヤマジノホトトギスが顔を見せる ツリフネソウが多い
やがて農道終点に着く 農道終点は車がUターン出来数台駐車が可能 そこに単車が一台停めてあった 農道終点から山道に入る ガイドブックに水田用の小川の道と間違えないようにと記載がある 小川の道は農道終点からすぐの所にある
ルートを失う事なく登ってゆく 最初はルートに石の面が現れている所があり勾配もついている 雨が降るとこのルートはすぐに小川のようになるのだろうなと思いながら登ってゆく やがて山道となり歩き易くなる
樹林の中のルートで花は少ない それでもシキミ ママコナ キンミズヒキ ツルニンジンを見つけた ガイドブックには農道終点から三原高原まで40分と記載されている もうそろそろその時間になる ルートはなだらかになり ノブキ キンミズヒキ ビッチュウアザミ テンニンソウが顔を出す 丁度40分歩いた地点にピンクのテープがあり そこから右に降りるルートが読み取れる ここを右に行くか大分迷ったがルートの様子があまりにも違うので兎に角ルートを追う事にした
私の歩くスピードはガイドブックより幾分速いのが通常なので どこかで見落とした所が無いか心配になってくる 地形図から見ると農道の延長にあるルートからどこかで右手(西)に行く必要がある そう思いながら進んでゆくと分岐がある 分岐には何の標識も無い 右手方向に進む必要があるという判断から右手に伸びるルートを進んでゆく
途中に倒木もあったが大きな支障もなく進む 大きな看板が現れ造林を示すものだったように思う 更に進んでゆくと杉林になり次第に藪化してくる ルートも怪しげになってくる 三原高原のススキの原とはとても思えない様相なのでこれは造林の為のルートだったのではないかと判断し元に戻ることに
分岐まで戻り今度は左手のルートを登ってゆく こちらは結構勾配がある ここがガイドブックで言う最後の登りの事かなと思いながら登ってゆく やがてまた藪になる 藪と言っても今度はススキの藪だ どうやら三原高原の入口には着いたらしい
背丈を越える高さがあり藪に突っ込むのを躊躇し周辺を見回すと左手に樹林がある 樹林の中にエスケープするとそこにルートが着いている 飛び出した位置にマークをしてルートを追い樹林の中を登ってゆく 樹林のルートを少し登った地点で再度ススキの藪に向う だが今度はわりと足元のルートが明確である
数十メートル位だろうかススキの藪を漕いでゆくとススキの合間から三原山の三つのピークとその前面に広がるススキの原が見えてくる どうやら目的地に着いたようだ これ以上漕いでも展望のきくような場所は無さそうだし 写真を撮って戻ることにしよう
写真を撮るにもススキが邪魔になる 漕いだルートを戻り倒れたススキの隙間を狙いなんとかシャッターを押す
ガイドブックを読みこうしたケースを予想してはいたものの肝心なススキの時期にススキの原を楽しめないのは残念な山であった
ススキの藪の中で昼食をとる気になれず 更に先に行く気にもならず下山する ピンクのテープが気になっていたのでそこを右に降りてゆく 瀬音がし水場に出る ピンクのマークは水場を示していたようだ 周辺にテンニンソウ ツリフネソウ オオカニコウモリ アキチョウジが咲いていた ここを戻る時、どこかでルートを外したようだ 少し探したがピンクのテープが目印になりすぐにルートに戻ることが出来た
農道の終点のところまで降りそこで昼食をとる ここにはもう単車はなかった 農道を降りる途中 樹林の中で淡いピンクの可愛い花を見つけた 残念ながら名前はわからない
429を走り旭町を抜ける 旭川ダムの水面が下がり川幅も随分と狭くなっている 休み乢トンネルを越える 今日は天気が良く泉山などが良く見える 181を経由して院庄で179に乗り北上する 179の新道に入ると泉山が正面に堂々とした山塊を見せてくれる奥津温泉を抜け、人形峠の手前で482に右折する 辰巳峠から鳥取県に入る さじアストロパークの案内を追ってゆく 峠を過ぎると佐治川ダムがある ダム湖を抜けると佐治村の観光案内板が左に見える そこを過ぎて2Kmも行かないところに余戸バス停があり 右手に登る道路がある その近くの道路脇の空地に駐車させて戴く
帰路は53号の用瀬方面に出たがこちらは倉敷まで143Kmあった