三平山



標高 1010m    難易度 ☆     登り91分 下り31分   岡山県
倉敷からの距離   130Km        登頂日 2005/03/26   ガイドブック   F 写真

駐車場所10:06−10:18三平山森林公園−10:35登山口10:39−10:56烏ヶ山見ゆ−11:05輪カンジキ11:12−11:28尾根(土塁)−11:48山頂11:51−12:03土塁12:12−12:31駐車

登山
 今日は三平山(みひらやま1010m)を楽しむ

 路面は雪が溶けて大部濡れている 登山準備している合間に駐車していた車は皆いなくなり私の車だけになる 山登りをされている人は無さそうだ ここからの景観はこうして訪ねてくるだけあってなかなかのもの 輝く大山そして烏ヶ山 皆ヶ山や蒜山三座と大パノラマ繋がる 何回見ても素晴らしい 今日は大山山頂に薄っすらと雲がかかっている

 登山準備をする 風がすごい 自動車のドアを開いてもすぐ風で閉じられてしまう 天気は良いが風で冷たく感じるので ウインドウブレーカを着て出発する この様子だと山頂の風はすごいだろう

 林道に入る 林道は雪道 足跡は無い 雪質はまあまあ 比較的しっかりと受けてくれ靴が埋もれる程度 時折20〜30cm程埋もれるがたいした事は無い 足元を確認しながら進んで行く 林道からの景観も素晴らしい 蒜山三座を左手に見る事が出来 振り返ると大山、烏ヶ山に連なる山並みが見える 道の角度によっても 微妙に違ってくるのも面白い 駐車場で吹いていた風は山が風を防いでくれるのかあまり気にならない

 三平山森林公園と書いた標識がある キャンプ場だ 真っ白に雪に覆われている 積雪量は深くなってきている この様子なら登山口で輪カンジキを履いた方が良さそうだな それまではこのまま進もうと雪道に深い足跡を残しながら進む

 三平山登山口に出る 身体が暖まってきたのでこれからの登りに備えてウインドウブレーカを脱ぐ 斜面は随分雪が減っている 少し歩いてみて、この様子ならまだ輪カンジキを履かなくても良さそうだとそのまま登って行く

 登山ルートはジグザグについている 雪道となるとルートの判断がしにくくなるがもう4度目であり 積雪量もそう多く無い為かルートを判別出来る ルートを外すとズボーと膝頭を超えるあたりまで埋もれてしまう なんとなく読めるルートを外さないよう一歩一歩注意しながら登って行く

 ルートは山肌を左に巻いて登って行く 前登った時に雪崩があった所は今日は雪崩の跡はない 急な斜面をトラバースする 短い距離だが通り過ぎるとほっとする

 ルートを登って行くと 松の枝越しに烏ヶ山が見えてくる この景観も好きな所だ ルートをジグザグに登って行くと今度はカラマツ林が開け その先に蒜山三座を見る事が出来る 積雪量が増えズボーと股まで埋もれた もう輪カンジキを履こうとここで着装する 輪カンジキを履くとぐんと歩き易くなる だが輪カンジキに雪が付着して足が重い ルートをジグザグに登るよりは歩く歩数を少なくする方が良さそうだと判断し直登気味に尾根を目指す 直登気味で登ってもそう傾斜は強くなく着実に高度を稼ぐ事が出来る

 そして尾根に出る 出た所は土塁の標識があるところから20〜30m程登った位置 尾根に出ると大山・烏ヶ山に連なる山並みが見えてくる 足跡ひとつない真っ白な雪面が広がり実に気持ちが良い

 尾根道は所々に吹き溜まりのような所があり雪が深い部分があるが概して歩き易く順調に歩は進む 尾根沿いの柏の樹林が美しい 風を心配していたが尾根に出た所はほとんど吹いていなかったものの山頂に近づくにつれ風が強くなってくる 山肌の雪も風に飛ばされてしまったのか土が見えているところもある

 山頂に出る 風がすごい メモが飛ばされないようしっかり確保しながら山頂に着いた時刻を記載する この風ではとても三脚をセット出来る状態では無い 手に持ったカメラも風で振るえる シャッター速度を速めにセットして360度の景観を写真に収め 早々に下山する 記念写真は風の無い所で撮ろう

 山頂を下り どこで撮影しようかと思いながら降りている内に土塁まで降りてしまった 土塁のところで大山を背景に記念写真を撮る

 下山はそこから尾根を駐車している場所に向け真っ直ぐに降りて行く 雪質も良くズボーと足を捉えられる事もなく順調に下山 下山は実に気持ちが良い

 下山してから昼食を車の中でとる 休んでいると 登られたのですか? 靴のまま登れますか? 尾根を真っ直ぐ登れますか?と女性の方から聞かれた 尾根から登るのは雪が結構深いからと説明する また、しばらくすると私よりも年を取られていると思われるご夫婦連れがやってきて 靴だけで登れるか? ルートはわかるか?と問われた 林道の景観も素晴らしいから行ける所まで登られたらどうですか 足跡は私の跡を追えば良いでしょうと話す 果たしてどこまで登られただろうか



 帰路 湯原の露天風呂を楽しむ 土曜日なので駐車出来るか心配だったが丁度車が1台出て行かれ その後に駐車出来た ラッキーだった


アプローチ
 昨日は新見で数センチの積雪があり冬に逆戻りしたとテレビで紹介があった 路面や雪の状態を見て三平山を狙う 場合によっては櫃ヶ山か上蒜山にすると言って家を出る 今日は高気圧に覆われ気温もあがるとの予報 青空の下、車を走らせる 吉備路の菜の花の黄色が一段と鮮やかになってきた

 429を足守 加茂川 旭町と走る 旭町から県道30に入り 落合に出て313に乗る 落合から見える筈の三坂山や富栄山はかすんで良く見えない 近づくにつれ姿を現す 山肌に雪の姿を認める事が出来る 白さから判断するとそう積雪量は多く無さそうだ 路面には雪は無い

 勝山に来ると所々に雪が残っているのを見つける事が出来るが路面には痕跡も無い 勝山の温度表示は3℃ 勝山から313を北上する 真賀温泉 足温泉を過ぎると 櫃ヶ山が顔を見せる 雪の存在は確認出来るものの積雪量はそう多くない 櫃ヶ山は見送り 先に進む

 湯原に来ると 歩道部分に雪が残っていたり 駐車している車の屋根に5ないし10cmの雪が積もっている 湯原の気温は4℃ トンネルを抜けると畑が雪に覆われ 雪景色が見えてくる また、トンネルを抜け 中和村に出る 仏ヶ仙や蒜山三座が顔を見せる 5日前にはかなり山肌が見えていた下蒜山も雪を抱いている しかし 積雪量はそう多くないのであろう白さは今一 蒜山の気温は8℃と大部上昇してきた この状態なら三平山へのアプローチも大丈夫だろうと先に進む

 313から482に乗る 蒜山三座が車窓の右手に展開する 前方には三平山が白く輝き招いている 蒜山インターを過ぎ内海峠(うちうみとうげ)を目指す 5日前と比べると雪は増えている 峠の直前から突然路面に雪が現れる 幸い雪は凍っていないのでそのまま速度を落とし峠を左折して広域農道を進む 三平山に向う林道分岐に車が3台止まっている 大山の眺望が良い場所で 景観を楽しみに来ているようだ 車が移動したのでその後に駐車させて戴く