10:01駐車位置−10:13四合目−10:24五合目885mH10:30−10:44避難小屋−10:49六合目−11:10七合目11:13−11:34八合目1220mH11:40−11:58九合目12:00−12:04小ピーク1350mH12:14−12:25山頂13:30−14:08東駐車場14:16−14:43小ピーク1350mH14:53−14:57九合目−15:11八合目−15:24七合目−15:34六合目15:36−15:48五合目15:50−15:59四合目−16:13駐車場
朝日新聞社発行の暮らしの風7月号に伊吹山(いぶきやま1377m)のお花畑が紹介された 家内がそれを見て伊吹山に行きたいとの事で早速計画する 守山に住んでいるKさんから年賀の挨拶で伊吹山に行く時は声をかけて欲しいとの事で案内をお願いしたKさんとは何十年振りだろうか 久々の会合を喜び会う お互い頭は白くなってきたが話ぶりや話し声などちっとも変らないなと学生時代を懐かしむ
駐車場を出るとすぐにユウスゲの群生地が広がる まだ花は開いていない 下山時が期待される ケーブルのターミナルが左手奥にありケーブルを利用して登山されている方もおられる 右手方向に山頂が見えてくる 右に曲がり山頂に向ってリフト沿いを登って行く フウロソウ ツリガネニンジン オオバギボウシ コオニユリ コバギボウシ ナデシコ セリ キンミズヒキ オトギリソウと次々と花が顔を見せ
秋の虫も鳴いているリフトの終点が丁度四合目 山頂まで2.7kmと表示がある ルートには木陰が無い 時々雲が陽射しを遮ってくれるが陽射しをもろに受けながら登って行く
五合目にはお店があり冷たいものなど売っている ここで記念撮影をする ここは標高885mとKさん GPSで標高や目的地がわかるので便利との事 草原のルートには次から次と花が顔を出す クルマバナ フウロソウ コオニユリ ホタルブクロ メタカラコウ クガイソウ シシウドなど 標高が岡山の山と似ており見慣れた花に出会う しかし 数が違う カッコーやエゾハルゼミの鳴き声が少し離れた所から聞こえてくる
避難小屋が右手に見え その先にメタカラコウの群落が広がる 大型の花の群落は見応えがある メタカラコウはその後あちこちで顔を出す ヤマハッカも咲いていた すぐに六合目の標識に出る 前を見ると伊吹山の九合目付近までを見通す事が出来る 振り返ると ケーブルのある三合目の建物が見える その間草原が広がり 登っている人々を点々と追う事が出来る
六合目から出会った花を記して行く メタカラコウ コオニユリ フウロソウ シシウド クサフジ ナデシコ クルマバナ ツリガネニンジン コバギボウシ イブキトラノオ と次々と顔を見せる クサフジは豆科の花 登っている人に名前を聞くとイブキノエンドウと教えてくれたが インターネットで調べると違っていた
七合目まで登るといよいよお目当てのシモツケソウが顔を出す クサボタンは花芽が出てきたところ 下山されている方がここにコイブキアザミが咲いている 登る時は咲いていなかったと花を教えて戴く 頭花部分に沢山の花が咲くと説明を受ける まだ一輪だけ咲いている状態で蕾がいくつもある キリンソウも教えて貰った ミヤマアキノキリンソウと花の大きさが違う
八合目に出る 八合目の標識から周囲を見回すと シモツケソウの群落 オオバギボウシの群落が見え コオニユリ メタカラコウ シシウドなど大型の花があそこにも こちらにもと見つける事が出来る また ホタルブクロ クサボタン ナデシコなども足元に見つける事が出来る
八合目から登りが急になる ジグザグに登って行く キリンソウ シモツケソウ シシウド メタカラコウ シュロソウなどが励ましてくれる そして九合目に出る
九合目から少し上に尾根道があり そこを行き来する人たちが見える シモツケソウの群落 クガイソウ メタカラコウ クサボタン キリンソウ などに囲まれたルートを登ってゆくと山頂が見えてくる そして山頂まで広大なお花畑が広がる 尾根道は西遊歩道コースと呼ばれているようだ 山頂ハイキングコースについてこちらに紹介がある
小ピークに登り景観を楽しむ ここの標高は1350mとの事 山頂の建物や山頂に続く広いお花畑が見え、その中にピンクの絨毯があちこちに見える シモツケソウの群落だ 眼下には登ってきたルートを俯瞰出来る シシウドやオオバギボウシの白い花が目立つ 周辺に咲いている花の写真を撮る 後で調べてみて キオン キバノカワラマツバ イワアカバナ キンバイソウである事がわかった シュロソウが花を咲かせているが目立たない イブキの名前がついているイブキトラノオはあちこちに群生しているのかと思っていたが意外と少ない
山頂に向けて西遊歩道コースには人の行列が出来ている 行列に加わりシモツケソウの群落を楽しみながら山頂に向う シモツケソウのピンクの色と競うようにキリンソウやメタカラコウの黄色の群落 クガイソウの紫の群落など実に素晴らしい サラシナショウマが群生し至る所に花芽を着けている、真っ白な花を咲かせたらさぞ見事だろう
山頂にトイレがあり お店も沢山ある ビール かき氷などあり 結構賑わっている 海水浴場の賑わいとそう変らない 缶ビール450円 アイスクリーム150円を購入のどの渇きを潤す ビールを飲みながら昼食休憩をとる
山頂の休憩所からお花畑と反対側の斜面を見ると なんとオオバギボウシが斜面一面に咲いている シシウドもところどころに顔を見せる これはすごい オオバギボウシもこれだけ咲くと見事だ
山頂に行き記念撮影をする 次々と来られる方のカメラのシャッターを押してあげ やっと自分達の時間を確保する 今度は三角点のある方に行く 三角点は測候所のあったそばにある どこを歩いても花花花である アザミの花の写真を撮ったらミヤマコアザミという種類らしく伊吹山山頂でしか見られないとインターネットにあった アザミの花はなかなか区別が難しい
山頂から東遊歩道を降りる お花畑を楽しみながら降りて行く ミツモトソウ マルバタケブキ ノリウツギ キツリフネソウ ウバユリ ヨツバヒヨドリなどを見つけた 東遊歩道は下り専用のようで途中登って来られる人と出会わなかった 降りると山頂駐車場に出る
山頂駐車場は標高1260mでありここまで車で登る事が出来る ここから山頂まで標高差100mである 山頂に向うには3ルートあり 中央道が20分 西遊歩道が40分 東遊歩道が60分との事 西遊歩道を登り 東遊歩道を降りる方が多いようだ
トイレ休憩をとり西遊歩道を登る 14:00を過ぎているというのに沢山の人だ これだけのお花畑を楽しめるのだから 多くの人が訪ねてくるのも納得される 履物を見ると革靴やサンダルの方が見られる 遊歩道の散策程度に考えて訪ねて来られているのだろうが 歩きやすい履物で来られる事をすすめる
伊吹山にはルリトラノオという伊吹山でしか見られない花があると紹介されている 葉の付き方がクガイソウと違うと説明があり どれだろうかと紫の花に注意しながら歩いてきた まだどの花なのか見つける事が出来ていなかった 西遊歩道を登ってゆくと 花の名前をつけた札が付けられているのに出会う こうして管理するのは大変だろうなと思いながら登って行くと ルリトラノオとクガイソウと並んで名札がかけられていた ルリトラノオはまだ花芽の状態で花が咲くのはもう少し経ってからだった ルリトラノオと出会えて良かった インターネットで紹介されている花を見ると ふっくらと膨らみがあり美しい姿だ
名札をつけておられた方がルート脇で伊吹山の花という本を売っておられた 400種類の花を勉強したと話しておられた ルリトラノオの他にもキオンやサラシナショウマの花芽 コオニユリ クサフジ オオバギボウシなどにも名札がかけられており 花の名前を確認する事が出来た 名札は無かったがトモエソウが咲いているのを見つけた
西遊歩道を登り1350mピークに出る 丁度一周した形となる 山頂を背景に記念写真をとり下山する 下山は登ってきたルートを降りて行く カメラのレンズを花バージョンにしてコイブキアザミなど目星をつけた花の写真を撮りながら降りて行く 駐車場所近くのユウスゲ群落は花を開き 楽しませてくれた
山の音であるが 収録はしたものの収録時の設定にミスがあり掲載は見送る
ジョイ伊吹に戻り 薬草湯を楽しむ 入浴料300円 薬草湯以外にもいくつも浴槽がありなかなかのもの リュックを背負ったまま来られておられる方も見られたKさんとは入浴後別れる、暑い中どうもありがとうございました
帰路、伊吹サービスエリアに立ち寄りみやげ物を購入している時にものすごい雨 店から車に戻る短い間にびしょ濡れになってしまう 山でこの雨にあわなくて幸いだった
登山は天候に左右される、天候によって8/1から3日のいずれかの日にしようと宿等の予定を立てる 登山日が近づき週間予報から8/3に登山する事と決める 宿は湯の山温泉にとっていたのでそこから登山口近くのジョイ伊吹に向かう ジョイ伊吹でKさんと落ち合い、Kさんの車で三合目まで登る 道路脇の空地に10数台駐車可能 駐車スペースがありそこに駐車登ったあとジョイ伊吹で薬草湯につかり倉敷に戻る ルートは関ヶ原インターチェンジに乗り 名神−中国−山陽の高速自動車道を走る