尾瀬ヶ原



標高 約1410m    難易度 ☆    行き57分(鳩待峠−山の鼻) 尾瀬ヶ原散策62分 帰り56分(山の鼻−鳩待峠  群馬県
倉敷からの距離   −Km        登頂日 2006/07/28    写真 

鳩待峠10:23−11:26山の鼻12:03−尾瀬ヶ原散策−13:05山の鼻13:17−14:13鳩待峠

散策

 阪急交通公社のツアーに応募 今日は念願の尾瀬ヶ原(標高は約1410m)を訪ねる

 35名の団体に2名のガイドさんが引率 18名と17名のグループに分かれガイドさんの指導で軽い準備体操を行い出発 鳩待峠は標高1591m 日光国立公園尾瀬の標識の横からルートに入って行く ルート入口に種落としマットがあり靴の底をよくこすって通る

 標識の後ろにある樹木にツルアジサイが花を咲かせルート入口にはモミジカラマツソウがルートに沿って咲いている 早速ガイドさんから花の名前の紹介がある 花の名前など説明があると伝言ゲームよろしく後ろの人に伝えて行く ルートはそう広くないし木道になると一列縦隊となるので円陣を組んで説明を受けるわけにはゆかない

 ここから尾瀬ヶ原まではなだらかな下り 最初は石畳のルートしばらくすると木道となり歩きやすくなる オウバタケシマラン ショウキランと珍しい花を紹介して戴く ルートは樹林の中 ウグイスをはじめ小鳥の声が聞こえてくる 緑は深く雨あがりでみずみずしい ブナが美しい樹皮を見せてくれる ブナの樹があるのにエゾハルゼミの鳴き声が聞こえない 天気が悪いせいだろうか 最後までセミの鳴き声が聞こえて来なかったのでガイドさんに伺うと6月には随分鳴いていたとの事であった

 ツクバネソウ ヤマブキショウマ ツルアジサイ ナルコユリ トチバニンジン ギンリョウソウ ハクサンシャクナゲ マタタビ コマガタケスグリ ヤグルマソウ ショウギアヤメなどと説明してくれる こうして見ると岡山近郊の山で見たものが多い ハクサンシャクナゲは葉の先が丸いのが特徴との事 コマガタケスグリは写真を撮りそこなった

 エンレイソウの実 サンカヨウの実 ミズバショウの実 ウドの実と早くに咲いた花は実を実らせていた ミズバショウの葉が大きく繁っているのにはびっくりした ミズバショウの実を熊が食べにくるとの事 踏まれたような跡が見られる このカラマツは400年以上の樹齢 1cm伸びるのに3年かかるという説明もあった 尾瀬は70%以上が東京電力の土地で木道の整備を定期的に行ってくれている との事

 心配していた雨がついに降ってきた 弱い雨で樹林の中を歩いている限りでは特に問題にならない ツアーのメンバーの中にはレインコートを取り出している人もいる そうこうする内に建物が見えてきて山の鼻に着く ここで昼食休憩 休憩小屋に入り雨宿りをしながら昼食をとる トイレも設備されている 環境整備の為の協力金100円を入れ利用する 山の鼻は結構な賑わい 先生に引率されたグループ 私達のような団体 個人で楽しまれておられる方などなど

 30分程の昼食休憩後出発する 18名と言えど互いに初対面であり人数の確認が一仕事 揃った所で尾瀬ヶ原に入って行く 雨はまだ降っている レインコートを着る程ではないので傘にする 山の鼻の木道入口に登山者数調査中 一人ずつ通ってくださいとの標識がありセンサーが設置されていた しばらく行くとツキノワグマ注意という標識がありまた、小さな鉦がルート脇にあり 熊避けに通行時にたたいてください とも記されていた 熊に関して記すと 尾瀬の植物を集めた観光ルート入口は熊出没の為閉鎖されていた

 尾瀬ヶ原は湿原が一面に広がり木道が伸びている ワタスゲ ニッコウキスゲ カキツバタが群生している クガイソウ ミズチドリ オオマルバノホロシがぽつぽつと顔を見せ その都度伝言ゲームが始まる オオマルバノホロシはナス科の花 実は細長い球形で赤く熟すとインターネットに記載されていた ナスの花そっくりである この花の写真を撮っている頃 嬉しい事に雨がやんできた 写真を撮った時刻から判断すると歩きはじめて8分ほどであった 前方に燧ヶ岳が見えてくる なかなかの景観である

 オニシモツケ ギョウジャニンニク トキソウ ヒツジグサ オゼコウホネ サワラン キンコウカ モウセンゴケ コバノトンボソウと説明を受ける トキソウは今年当り年との事 割と沢山咲いていた キンコウカは黄色い花 群生しており目立つ モウセンゴケは食虫植物 眼が悪くなってきておりモウセンゴケと言われても特徴ある繊毛を判別出来なかったが写真に撮ったものを見ると良くわかる

 黄色い実を見つけこれは何かと伺うとミツガシワの実との事だった また、ヒメシャクナゲの実も見つけた ピンク色をした実を見つけ調べてわかったもの

 30分程歩いた所で木道の脇道に入る 池塘が広がり前面に燧ヶ岳が見える なかなかの景観 何を説明してくれるのかと思っていると この辺りを上田代と言う この先同じような景観が続く この先30分程行くとニッコウキスゲの群生地に行けるが時間が無いのでここで戻るとの事 人数を確認し、しぶしぶ帰路につく

 山の鼻まで戻り 再度人数確認し 鳩待峠へ戻る 4時間の所要時間の内 食事や人数確認の待ち時間に約1時間とられ歩いた時間は3時間弱だった ガイドさんに一周するにはどの位時間が必要か聞くと、更に2時間程度は必要との事であった



 鳩待峠から小型バスで戸倉峠に戻る 戸倉峠のホテルから出発した高校生と思われるグループも丁度戻ってきた 伺うと朝8時にここを出発して一周してきたとの事 我々は待機していたチャータバスに乗り込み 今夜の宿の草津温泉に向かう 高速道が無く国道120号145号を走り18:00頃宿に着く


アプローチ
 2泊3日の工程のツアー 2日目に尾瀬を訪ねる 前日上越梨の木温泉に宿泊7:40に宿を出発バスにて戸倉峠に向かう 戸倉峠から小型のバスに乗り移り鳩待峠へ 鳩待峠から歩く