森林公園

標高 1108m    難易度 ☆     登り72分 縦走99分 下り55分   岡山県
倉敷からの距離   107Km        登頂日 2006/08/25   ガイドブック   F 写真

駐車位置9:30−9:33管理棟9:37−10:02熊押しの滝−10:15分岐−10:25奥ブナ平−10:45小屋−10:46すずの子平10:48−11:07分岐−11:21分岐−11:35もみじ平−11:51千軒平12:01−12:10分岐−12:15分岐_1000m−12:35分岐_100m−12:37きたけ峰12:42−12:56分岐−13:01合流−13:15もみじ滝−13:22おたからこう湿原13:24−13:37管理棟13:40−13:42駐車位置

登山
 今日は森林公園を訪ねる すずのこ平(1080m)から千軒平(1090m)を経由してきたけ峰(1108m)と周遊する どのような花に出会えるか楽しみだ

 駐車場入口にオタカラコウが花を咲かせていた 道路脇にコバギボウシが幾つも咲いている 園地に入るとチダケサシが顔を見せる

 まず、管理棟へ行き 現在園内で見られる花・実を調べる 写真が掲載されている メモするかわりにデジカメで撮影する キンミズヒキ ツリフネソウ ミゾソバ サワヒヨドリ ミソハギ コオニユリ キセルアザミ オトギリソウ ツルリンドウ マツムシソウ ウバユリ ゴマナ イソノキ オトコエシ オタカラコウ ヒカゲミツバ ボタンヅル モミジガサ ヌスビトハギ ミズタマソウ ミズヒキ アカバナ ホツツジ リョウブ クロバナヒキオコシ ミヤマママコナ コバギボウシ ヤマハギと28枚の写真が掲載されていた 幾つか知らない花がある 中でもボタンヅルが目立ったので管理棟の方にどこに咲いているかを教えて戴く

 マユミ園地の川沿いでツル状のものと教わる 早速マユミ園地に向かう 大抵は足元の花を目で探して歩いているのでツル状のものは何かのきっかけが無いと見つけにくい 意識してツルが絡んでいるものが無いか探しながら歩く キンミズヒキ セリ(ヒカゲミツバ) ミズヒキ マユミの実 アカバナ ツユクサ ツリフネソウ イタドリ モミジガサなどに出会えたが教えて戴いたボタンヅルの花には出会えなかった ツル状の植物を見つける事は出来たが花は咲いていなかった 花期が8月上旬と記載されていたので花は終わったのかも知れない

 まゆみ園地を過ぎ園地の中央道路に出る からまつ園地の範疇だろうか湿原があり そこにオタカラコウ キセルアザミが咲いていたルート脇には コバギボウシ ゲンノショウコが顔を見せる ルートをいぼた園地から熊押しの滝に向かう 春先には幾つもの花に出会うので期待していたが イヌトウバナ ヒカゲミツバと地味な花がぽつぽつと咲いていた

 渓流沿いのルートを歩き熊押しの滝に出る 春先には花が見られたが今は無い そのまま奥ブナ平を経由してすずの子平を目指す ルートは山道 ブナの樹林帯の中を登って行く 見応えのあるブナの写真を撮りながら登って行く 森林公園の大ブナと書いたブナの名木を見て分岐に出る 分岐を左にとる ルート脇に コバノフユイチゴの赤い実やツルリンドウの花を見つける ツルリンドウは結構あちらこちらで顔を見せる

 奥ブナ平からすずの子平へのルートを歩くのは久しぶりだ 調べてみると2002年の19回目以来だ ルートの感触が懐かしく感じる 1998年の3月の雪の季節に登り素晴らしい景観に出会ったのが思い出される 今はネマガリダケが繁って外の景観は全く見えない すずの子平手前の小屋も昔のままだ 小屋を過ぎた所でホツツジが花を咲かせていた

 すずの子平に出る ここからは視界が広がる だが下蒜山は見えるもののその先はガスがかかり中蒜山ですらはっきりしない 景観をカメラに収めもみじ平に向かう

 すずの子平から下りのルートもブナの樹林を楽しめる 男性の方とすれ違う今日始めて出会う方だ このルートにはイワウチワのスポットがある 見覚えのある景観で懐かしい ブナの木の周りを見るとイワウチワの葉が一杯繁っていた 来春また花を咲かせるのだろう 今度はオオナルコユリの実に出会う 黒褐色の実が沢山実っていた ヤマアジサイもまだ咲いていた 花の色は薄いベージュ ヤマアジサイの花はブルーがいい

 ルートは軽いアップダウン 園地を囲むようにすずの子平 もみじ平 千軒平 きたけ峰と続いている 途中に園地に降りる分岐があり好きなコースを選ぶ事が出来る ニガナ オトギリソウ サンインヒキオコシに出会いもみじ平に出る これまでツルリンドウに何度も出会ったのだがまだ咲き始めなのか花の数が少ない ここで初めて幾つもの花を咲かせているツルリンドウに出会った

 登って行くと子犬が顔を見せる 近づいて行くとリードをつけたまま 私が登って行くのと合わせて一緒についてくる 少し行くと女性の方が降りてこられ こっちよと犬に声をかけておられた 軽く挨拶してすれ違う 今日お会いしたのは先の男性とお二人だけ 千軒平に出ても誰もおられず 園地でもお会いする事はなかった 森林公園では雪の季節を除きこんな事は滅多にない 何か不思議な感じがした

 千軒平のピークの手前でマツムシソウに出会う 広い森林公園の中でもっとあちらこちらで出会えるかと思っていたが結構場所を選ぶようだ 薄紫色の花は自己主張するでもなしどこかほっとする色だ 千軒平周辺ではオミナエシ クルマバナ ハギが花を咲かせていた 誰もいないピークで昼食をとる 太陽の陽は射しているが風も適度にあり暑くてたまらないという状況ではない

 昼食を終え きたけ峰に向かう 二つ目の分岐にはきたけ峰1000mと書いてある 同じようなルートを行く ヤマジノホトトギス ノギラン コバノフユイチゴの実 ツリフネソウ オオナルコユリの実などが顔を見せる ノギランは先日インターネットで探してやっとわかったもの こうして見ると所々で出会ったように思う

 三つ目の分岐からはあと100m すぐにきたけ峰に出る 1108mと森林公園では一番標高が高いが一番ピークと思えないピークできたけ峰と書いた標柱が無いとどこだかわからない 景観は樹林に囲まれ何も見えない 滅多に来ないので記念撮影をしておく 周辺にオトコエシが花を咲かせ キリギリスが鳴いていた

 写真を撮ってからあせび台の方角へ降りる 途中樹林の切れ目から湯岳が見える 随分と近くに見える ルートを降りてゆくとあせび台ともみじ滝の分岐に出る あせび台と言うからにはアセビが多いのだろう 今は時期ではないのでもみじ滝に降りてゆく

 きたけ峰手前の分岐からのルートと合流する 渓流を何回か跨ぐ 渓流の音が聞こえてくるともみじ滝かな?と思うが違う 軽いアップダウンがあり 登りの足が重い 着いたと思ったのが違っていた精神的な影響だろうか 時間にして15分程度でもみじ滝に着いたが随分時間がかかったように思った

 もみじ滝を過ぎオタカラコウ湿原に出る 花が沢山咲いているのではないかとイメージしていたが探さないとわからない状態 拍子抜けした感じ 仕方が無い園地入口のオタカラコウの写真でも撮っておこう

 帰路もまゆみ園地を通り 再度ボタンヅルを探すが見つけられなかった



アプローチ
 今日は中国地方は高気圧に覆われ晴れ 夕方になってところによりにわか雨との予報 割りと安定した天気 青空に薄っすらと白い雲が浮かぶのを見ながら429を走る 稲田が少しづつ色づいてきている 足守 加茂川と走り 旭川ダムの堰堤を走る 今日は少し水位を下げている 旭町を過ぎ休み乢トンネルを抜ける 県北の山が見えてくるが今時は雲が無くてもぼんやりしている 休み乢トンネルを抜けた最初の点滅信号を左折して久米で181に乗り右折 院庄で179に乗る 片側2車線の新道に出ると正面に泉山の山容が見えてくる 森林公園はその左に位置するのだが幾つもの山が重なってどれか判別が困難だ

 雲井山トンネルを抜ける トンネル出口の温度は24℃ あまり気温はあがっていない 奥津の役場を過ぎ 短いトンネルを抜けた所で森林公園の案内に従い左折し園地に向かう 園地に向かう道路の整備が進められていた 園地の駐車場に駐車する 今日は車の数が少ない 数えてみるとそれでも9台数えた