駐車位置11:33−11:56擬宝珠山山頂12:10−12:19第2リフト−12:29コル−12:43象山山頂12:51−13:02分岐−13:17駐車位置
今日は大山・蒜山スカイラインで紅葉を楽しみ 鏡ヶ成から擬宝珠山(ぎぼしやま1110m)・象山(ぞうやま1085m)を訪ねるここを冬のシーズ以外に訪ねたのは1996年9月以来なので12年振りになる さてどこから登ろうかと周辺を見渡す 雪の季節は象山と擬宝珠山のコルから登って行き 山頂に向かう尾根の景観を楽しんだ そうだ このルートを反対に進み 今の季節の尾根ルートを降りてみようとルートを決める 鏡ヶ成ロッジの脇に案内図がある 擬宝珠山から象山とぐるっと周回するコースが記載されておりそのルートを行く事にする
案内板の先に擬宝珠山コースと書いた標識を見つけそこから登って行く 草芝のルートでどこでも歩けるが踏まれておりルートと解る 野菊があちらこちらで花を咲かせていた 野菊(ノコンギク ヨメナ オオユウガギク)の区別点というページがあったがそれを見ても区別は良くわからない アキノキリンソウが一輪まだ咲いていた ルートはブナ樹林帯に入って行く ムラサキシキブが青い実をつけていた 雪景色と重ねながら樹林帯を登って行く 登山口の温度表示を確かめられなかったがかなり気温は上がっているのだろう 陽射しを受けると暑く感じる 樹林帯に入り 久々にひんやりした心地良さを感じる事が出来た 樹間から見える烏ヶ山の山容の変化を楽しみながら登って行くと 山頂に出る
山頂には擬宝珠山山頂と書いた標識がある 2m程度あるだろうか この標識が雪で埋もれてしまう事もあるのだなと感銘を新たにする 山頂からは烏ヶ山は見えない 反対側の皆ヶ山や三平山 毛無山などを見渡す事が出来る 蒜山スカイラインを行く車の流れや鬼女台に何台も車がきているのを見る事が出来る また鳥取県側を見ると 日本海の海岸線といくつもの風力発電施設を見る事が出来た 風力発電の施設は今まで気付かなかった 少しづつ景観が変わってきている 雪の時に見える西側の尾根は笹の群れに阻まれ視界がきかない ブナの樹林だけが顔を見せてくれる おや! ナナカマドだ 登って来る時には気付かなかったが赤い実を枝先に稔らせていた 青空を背景に見ると引き立つ
山頂で昼食をとり象山に向かう 少し下ったところで視界が開け、烏ヶ山とその後に大山が隠れるように少しだけ顔を見せてくれる 尾根の先には矢筈ヶ山や甲ヶ山が樹林の間からチラチラと見える 尾根にはロープがあるがロープを越えないようにとルート脇の植生を守る目的のようで掴まる為のものでは無さそうだ 尾根道の背の低い潅木は皆雪に埋もれてしまうのだなと雪の季節との違いを新たにする ルートは尾根筋から離れ西側斜面を降りて行くと第二リフトの所に出る 烏ヶ山と大山を正面に見る事が出来る 山の位置が変わってきているのも面白い
ゲレンデの先に象山が見える ゲレンデに惹きこまれるようにそちらに向かう 景観を楽しんだのはいいが降りるルートはどれだろうか? 右手は笹原だし、まあいいやとゲレンデの急斜面を降りて行く 少し降りると左手からルートがある 左側に回れば良かったのかと思いながらルートに合流する そして樹林の中のルートを降りて行く 烏ヶ山と大山の景観がすこしづつ変化して行くのを見ながら降りて行くとコルの分岐点に出る
コルから暫くはなだらかな登りを象山に向かう そして丸太の階段になり 石段になり 再度丸太となりそして石段となる 草原の中の登りであり太陽光線をまともに受け暑い 見晴らしはききいつでも国民休暇村や擬宝珠山を俯瞰出来る 太陽光線を反射している笹原の景観もいい 先ほど見失ったゲレンデのルートもはっきりと追う事が出来た そうして山頂に出る
山頂にはお二人連れが昼食休憩をされていた 軽く挨拶を交わし景観を楽しむ 烏ヶ山と大山の山容は擬宝珠山では重なっていたものがここでは別れ 大山三鈷峰 そして矢筈ヶ山 甲ヶ山に連なる山並みを見渡す事が出来る 潅木で裾野が見えない点 冬とは違うなと思いながらも青空の下 くっきり見える山容を楽しむ 景観を楽しみ お先にと声をかけ下山する 下山しはじめた所で新たに、お二人連れが登って来られた 挨拶を交わし 降りて行く
少し行くと象山展望広場に出る 山座の案内プレートがある ここから湿原に直接降りるルートが無いか見てみたが雪の時とは違ってヤブコギになるのでやめてそのままルートを降りる 丸太の階段をテンポ良く降りる 正面に烏ヶ山が見えるので立ち止まってはカメラに収める そして樹林帯に入る
この樹林帯も雪の時とは一味違う いつもは分岐を新小屋峠に行くのだが 今日は芝広場・宿舎方面に降りて行く ルート脇にまだ紅葉した木々が残っており楽しませてくれた 樹間から烏ヶ山が見えるのも面白い 丸裸の象山の山容と違って樹林の中のルートはなかなかのもの 結構楽しませてもらった やがて 正面にロッジが見えて 芝広場に出る 湿原の案内表示を見て 車のところへ
このところ透き通るような青空の日が続いている スケジュールと青空を睨みながら、今日の日を迎える 薄雲は出ているものの太陽の陽射しが降り注ぐなか倉敷を出発する 朝の出勤時間と重なり車の流れは悪い 川面に浮かぶ水鳥にちらちらと眼をやりながら流れに従う 川辺橋を過ぎると流れは良くなり、総社大橋 豪渓秦橋を渡る 温度表示は8℃信号を左折し180に乗る 沿道の紅葉が太陽の陽射しを受け美しい 高梁の市街に近づくとガスが出てくる いつものパターンだ 高梁市街を抜け 井倉の辺りから青空が少しづつ増え 新見を過ぎると真っ青な青空に変身する 太陽の陽射しを受け温度表示を読み取れないところもあったが新見は8℃とまだ低い
新見を過ぎると一人旅 前にも後にも車はいない 時折対向車とすれ違う程度 美しく彩られた山肌を楽しみながら心地よく車を走らす 都会では味わえない贅沢だ 千屋を抜け 明地峠のトンネルを抜けると鳥取県 大山がすっきりと見える 雲海は見られなかった トンネルを抜けたところにある温度表示は15℃ 随分差があるので え!ともう一度見直した程 その先の温度は13℃と少し低いが似たようなものだ
高尾で181と合流そのまま181を日野川沿いに走る 川沿いの温度も13℃ 大山・烏ヶ山の山並みがすっきりと見える 鏡ヶ成に行くには江府で482に行くのだが今日は寄り道して大山・蒜山スカイラインを経由する事にする 江府はそのまま直進し溝口で左折し枡水ヶ原に向かう
枡水ヶ原で大山の雄姿をカメラに収め 大山・蒜山循環道を行く 道路脇の紅葉した樹林が太陽の陽射しを受け 彩りを鮮やかにしている 紅葉のピークは過ぎたようだがまだまだ美しい 車を緩め時折沿道の輝きをカメラに収める 二の沢では車を停め 山容や沢周辺の紅葉をカメラに収める 二の沢を訪ねるのはいつ以来だろうか がっちりした防砂堤が出来 昔の面影が一変している 三の沢も工事が進められており車を停めるスペースが無く 流れに乗って先に進む 車の数も大分増えてきた
そして鍵掛峠に出る 予想通り駐車待ちの車が並んでいる 峠での駐車は見送って、その先の道路脇の空地に車を置く 峠では雲ひとつ無い大山の山容を楽しむ事が出来る 山肌の紅葉はもう終わっているものの 手前の山肌はまだ色が残っておりその違いも面白い
車に戻る、車を置いた場所からは烏ヶ山のごつごつした山頂が顔を見せる 烏ヶ山手前の山肌も紅葉のスポットだが ここもピークは過ぎていた だが沿道の木々は美しい 紅葉のトンネルを縫うようにして車を走らす 奥大山を過ぎ鏡ヶ成に向かう道路と合流する ススキの原の先に烏ヶ山が顔を出す そして鏡ヶ成の駐車場に着く ここまで倉敷から161Kmだった
帰路は蒜山に向かう 鬼女台からの景観を楽しむ ここも駐車場待ちの車が列を作っているので入口付近の空地に車を停める 鬼女台は標高869mとの事 左に大山、右に烏ヶ山 そしてその前面に広大な裾野が広がり 紅葉の帯を確認する事が出来る また放牧している牛の群れも見る事が出来た 反対側は蒜山に向けて山裾が広がり こちらはきれいに紅葉している 皆ヶ山・上蒜山の山容を楽しむ事が出来る 鬼女台を後にし、蒜山国民休暇村の白樺林に立ち寄る 蒜山と言うとここの景観を思い出す 赤い屋根と上蒜山・中蒜山の山容はまだ昔の面影を残している 周辺の道路が変わり ここを訪ねる人が少なくなったのかゆったりと楽しむ事が出来た 上蒜山の山肌が艶やかに色づいているのを見ながら帰路につく あとは313に乗り 落合から県道30を経て429 こちらだと倉敷まで135kmだった