雌山〜雄山 縦走



雌山 標高 1067m    難易度   ☆     登り65分 下り37分        岡山県
雄山 標高 1153m    難易度  ☆☆     登り99分 下り64分           
倉敷からの距離   105Km        登頂日 2009/08/22   ガイドブック   F 写真 山の音 動画

駐車位置9:57−10:05分岐左未舗装_車この先危険−10:40登山口−11:01展望岩−11:02雌山山頂11:03−11:37雄山山頂11:54−12:21雌山山頂−12:32登山口−12:53分岐舗装−12:58駐車位置

登山
 今日は雌山(めんぜん1067m)雄山(おんぜん1153m)を訪ねる ここを訪ねるのは2年振りだ

 登山支度をして出発する 正面に雌山を見ながら舗装道路を登って行く 青空が広がりのどかな景観 道路脇に咲いている花の写真を撮って行く コウゾリナ イヌトウバナ オトコエシ ゲンノショウコ カタバミ ヤマジノホトトギス ウツボグサなどが次々と顔を見せる やがて舗装が切れ砂利道になる 砂利道になるところに これから先は車は危険 徒歩で登山してください と書いた標識がある 以前はもう少し先まで行った所にあったように記憶しているが ここに設置するように変わったようだ 道幅が少し広くなっており 道路脇に突っ込めそうな所があるので 数台であれば置けそうだ

 砂利道を登って行く 前方に雌山から雄山に繋がるピークがどうにか確認出来る おだやかな山並みが続いている 雌山は見えるポイントが幾つもあるのだが雄山はなかなか確認しにくい 道路脇にはヤナギタンポポというのだろうか黄色の花が咲いており ワルナスビ ハギを見つけ オカトラノオが最後の花を残していた

 確かこのあたりに これから先は車は危険 の標識があったように思うが今はそれは見当たらない 農家の前を通る 雌山が後方に見える 右手に雄山がある筈だが樹林で遮られて見えない ルートを登って行く 分岐には雄山雌山登山道と書いた標識が設置されているので迷い道に入る事なく幅広のルートを登って行ける ヘラオオバコ ススキ センダングサ イヌトウバナ キンミズヒキなど見ながら樹林帯に入って行く ススキは咲き始めで花枝は横に開いている 今年はススキの開花が例年より早いとラジオで聞いた

 樹林帯に入ると樹林特有のひんやりした感じがする 日当たりから入ると実に気持ちが良い 冷気を大きく吸い込む シラヤマギク ノブキ イヌトウバナ ミズヒキ ウツボグサ ヤマジノホトトギス センダングサなどを見つけながらルートを登って行く 幅広のルートがノブキで覆われているところや オオバコのような草に覆われたところもある そうして林道の終点に出る 終点には雄山雌山登山道案内図があり 登山道入口には山頂まで20分と記載されている

 登山道に入る これまでより傾斜がきつくなるものの土の感触を楽しみながらジグザグに登って行く 山肌を左に巻くような感じで登って行く ルート脇の草は露で濡れている 花は少ない なんとかオトギリソウを見つける カラマツ林に出ると山頂は近い 展望の得られる岩があると前の登山日記に記載しているが 岩は草に覆われ 岩は隠れている でも、眺望が得られるようになり雄山や花見山の方角が見える 周辺の木々が繁り視界は大分狭くなった 展望を一瞥して 少し登ると雌山山頂に出る

 山頂には山頂標識と四等三角点がある雄山の頭がかろうじて見えるが眺望は得られない 雄山登山道 山頂まで45分と記載されている標識に従って 雄山を目指す

 雄山への縦走路は緩やかなアップダウンできつい登り下りは無い 雌山の標高が1067m 雄山が1153mなので90m程度の登りになる 樹林帯の中を抜けるルートもあるが標識がしっかりしておりルートを失う心配は無い 花は雄山に近づくと増えてきたがそれまでは見つけられなかった シラヤマギク ニガナ ツリフネソウ キンミズヒキ ヤマジノホトトギスなどが咲いていた 縦走路には展望の得られる場所が無く 雄山山頂に出る

 雄山山頂には山頂標識と二等三角点があり 360度の展望を楽しむ事が出来る 雌山は随分低く見える 剣山や花見山は特徴がある 大山 烏ヶ山から蒜山三座も遠望出来た これだけはっきり見えるならカメラでも撮れるかと思ったが 残念ながら判別が困難だった 足元にはキンミズヒキが群生している 周辺を見回すとツリフネソウ イヌトウバナ トウバナ ゲンノショウコ ツユクサなどが咲いていた 周辺の景観を楽しみながら昼食をとる 記念写真を撮り下山する

 下山は登ってきたルートを戻る



 帰路 御洞渓谷 大佐ダムを見る 御洞渓谷では大阪と兵庫ナンバーをつけた車が駐車しており家族連れで来られている模様 子供たちが渓流に足をつけ遊んでいた 私も靴下を脱ぎ 足をつける 何と気持ちの良いこと 大佐ダムではボートを楽しんでいる様子が伺えた


アプローチ
 家内から新聞では70%と書いてあるが山に行くのと問われ 慌ててネットから確認する Yahooの天気予報を見ると雨雲が覆っている アニメーションで見てみると時間と共に雨雲が南下し 天気は回復基調 これなら大丈夫そうだと判断し出かける 空は今にも降りそうなどんよりとした曇り空 高梁川沿いを走る 川面はどこか寂しげだ 土曜日でもあり車の流れは順調 総社大橋を過ぎた辺りから小雨が降り出す インターネットで調べていないと今日は止めようかと車を返していた可能性があるが 今南下しているところだからいずれ回復するだろうとそのまま車を走らす

 豪渓泰橋入口の温度25℃を確認して 180に乗り北上する 小雨は時々ワイパーを動かす程度で歩いていたらわからない程度 いつの間にか雨もあがる 井倉26℃ 新見28℃とどんどん気温は上昇してくる 新見で県道32におり おりた立体交差路を右折する この辺りから太陽の陽が射しこむようになり青空が顔を出す 白い雲もふんわりと浮かんでおり どんよりとした空から一変する

 県道32から県道58に乗り車を走らす 大佐山付近がいつも間違い易いので出発する前にルートを確認 県道58に沿って進んで行けば良いと頭に入れていたので ここは覚えがあるなどとゆとりを持って車を走らす 大佐山に向かう交差点の次の交差点を標識に従い左折し県道58を走る これまで幅広の道路だったものが幅が狭くなり 道路の状況も思い出さない また、間違えたかなと心配になったがもう少し行けば新庄に向かうルートと別れる筈だとそのまま走らす

 ああ良かった 記憶にある新庄への分岐 そこを確認し県道58と別れ直進する やがて右手に大佐ダムが見えて来る 惣ヶ原トンネルを抜けた先の三叉路を千屋方面に左折し大井野川沿いを登ってゆく 路幅が広くなると大井野の集落があり民宿などの案内が出ている バス停を過ぎるとまた路幅は狭くなるがそのまま走り 集落を抜けた三叉路に雌山登山口の標識がある そこを左折してすぐの道路脇の空地に駐車させて戴く