倉敷からの距離 135Km
登頂日 2009/10/04 ガイドブック B 動画
駐車場10:36−10:45不動岩−10:58展望岩10:59−11:26出雲岩11:28−11:39覗き岩−11:53馬の背−12:05大天井岳12:16−12:23天狗岩・分岐−12:30新下山道分岐−12:52雪彦山12:56−13:13新下山道分岐−13:18天狗岩分岐−13:39地蔵岩分岐13:41−13:54展望岩13:57−14:09虹ヶ滝−14:42駐車場
今日は雪彦山(せっぴこさん915m)を訪ねる 登山GuideBook 中四国・兵庫の山百選に記載の兵庫県の山 9年振り3度目 三ツ星の山登山支度をして出発する 前後して到着した人達も思い思いに準備をしている 自動車道を行くと左登山口とあり 標識に従う 左手にキャンプ場やトイレがある 分岐がありそこにルート案内が出ている 案内を見ながら今日のコースを再確認する すなわち、出雲岩コースを登り、雪彦山三角点まで行き クサリ場コースを経由して大曲コースを下りる
登山口からいきなりの急登である 石がごろごろしており集中豪雨の影響でもあったのかも知れない 登って行くとすぐに9年前を思い出させてくれるルートになる 10分程で不動岩と書いた標識のところに出る ここを過ぎると、随所に赤いペンキで岩や木にルート表示がある 迷いそうなところには×印をつけるなど配慮がされている 急な登りが続き気温は20℃程度と思われるが額から汗が垂れてくる 例によってメモ代わりに自分の顔をカメラに撮る
視界がきくようになり山並みが見えてくる そしてポイントA3とある展望岩に出る ここからこれから登る不行岳 大天井岳が見える そそり立った岩峰がそびえる ズームで撮った写真は迫力がある こうしてレポートを書きながら写真や地図を見て、本当にここを登ったのだろうかと信じられない
展望岩を過ぎると しばし傾斜はゆるやかになりポイントA4に出る ここからは岩峰とは反対方向のおだやかな山並みを見る事が出来る ベンチがありお二人連れが景観を見ながら休んでおられた
ルートを行く 岩が増え 次第にルートは厳しくなる 最初の難関 2m程の岩場の下り 足を伸ばしても足場に届かない 鎖があるので鎖を持って壁に足を向けて身体をささえ後ろ向きに下りる ここを戻ろうとしたら登れるのだろうかと心配になる そして出たところがポイントA5の出雲岩だ
出雲岩コースとコース名にあるとおりなかなかの景観 インターネットで調べてみると高さ30m オーバーハング4mの岩場と書いてある 出雲岩の景観をカメラに収める パノラマ編集でやってみようと前面にそびえる岩場をパチパチとカメラに撮る なんと26枚の写真になった パノラマ編集をして全体を見て改めてその迫力を思い出す 同時に編集ソフトの機能にも驚く
出雲岩を過ぎるとすぐに鎖のある岩に出る 鎖にすがって岩を登る 今度はポイントA6セリ岩に出る 見晴らし岩へと書いてあり そこに出ると見晴らしのきくポイントに出 A4ポイントと同じ方角のおだやかな山並みを見る事が出来る
ルートに戻り ルート表示を見ると二つの岩の隙間を抜けるよう岩の両壁にルート表示がある ここは記憶がある 覗き岩と言うらしい リュックを背負ったままでは抜けられず苦労した所だ その時に比べてリュックは何回りも大きくなっている リュックをおろし 手で持ちながら 隙間を抜ける お腹周りが大きいと抜けられない可能性がある 私ですらも身体を横にしてすり抜ける
今度はポイントA7の馬の背 ルート表示があり忠実にルートを追う ルートを行けばそう難しくなく岩の間に身体を出す事が出来 無事馬の背を抜ける 馬の背には大天井岳まで10分と書いてある もうすぐだ しかし、相変わらずの急な登り 鎖のあるところもありなかなかハード そして人声が聞こえてきて大天井岳に出る
展望岩から見た岩峰に立っているのだが ここからは足元の岩壁は見えず急な岩峰の上に立っているという感じはしない 昼時でもあり昼食をとりながら周辺の展望を楽しむ 赤い実をつけた木がおだやかな太陽の陽射しを浴びていた
食事を終え 雪彦山三角点を目指す 下り始めて5分程で天狗岩と書いた標識のところに出る 矢印の方を見ると 樹間に天狗の鼻のようなピークが見える 回りこんでみたが全体を見る事は出来そうもないのでルートに戻り 三角点を目指す
ポイントA9に出る クサリ場コースへの下山口だ 帰路はここまで戻る事になる 三角点に向かうルートはこれまでと全く異なり ゆるやかなアップダウンのルート 樹林の中のルートで眺望は得られない 新下山道と書いた分岐があった ここは9年前はどうだったのだろう 余り記憶が無い 登山記録にも書いていないので2000年以降に出来たルートかもしれない
花はほとんど見られない ママコナが時々顔を見せ ツルシキミが赤い実をつけているのを見つけたるに留まった ポイントB4と書いた分岐がある 雪彦山三角点への表示に従い分岐を右に進む 鉾立山1000mの標識を見て 登って行くと 雪彦山三角点に出る
三角点は四等三角点との表記があった 三角点からの眺望は得られない 大天井岳や地蔵岳方面には人が多かったがこちらにはあまり足を伸ばさないのかも知れない 記念写真をとり下山する
クサリ場コースは景観がいいが結構厳しい事は知っていたので、新下山道を選ぼうか迷ったがここまできたら やはりあの景観を楽しみたいのでクサリ場コースを下りる事にする ポイントA9まで戻り そこからルート表示に従い地蔵岳に向けておりる
すぐに展望の良い場所に出る 眼下に岩峰が見える 地蔵岳だ その景観を見ながら昼食休憩をとっておられる人達がおられた 大天井岳からは見えない景観で一味違う そのすぐそばに一般コース 上級コースと書いた標識と共に この岩場は大変すべりやすいため、滑落事故が多発しています・・・との標識がある 下を覗き込むようにして見ると 鎖のある岩壁とそれを巻くようにして下りてゆくルートが見られる 鎖場が上級コースで 巻くルートが一般コースのようだ
迷うことなく一般コースへ向かう すぐ後からこられたグループはどちらにしようかと言いながら 鎖があるからこちらを行こうと上級コースに向かって行かれた わーこれはすごいと言う話し声が聞こえてくる 一般コースとは言え気を抜けない 一歩一歩足元に注意しながら下りて行く このルートを登ってこられる方もおられるので登り優先で登って来られる方を待って下りて行く そして上級コースと合流する 私の方が上級コースに回られた方達より少し早く下りる事が出来た 彼らは無茶をしてしまったと話しておられた
下りてゆくに従い地蔵岳が近くなる 岩壁を登っている人が見え ザイルをと声をかけている声も聞こえてくる 地蔵岳の頂上に立っている人が増えてきているように見える また 大天井岳の岩峰も見る事が出来る 厳しいルートではあるが 景観が一味も二味も違う
そしてポイントA11に出る 虹ヶ滝へ下りて行くルートと地蔵岳に向かうルートとの分岐だ 分岐を少し地蔵岳に向かう 地蔵岳は私が登れるような所ではないので 大天井岳を望める場所まで行く 生憎逆光で写真に収める事は出来なかった
ポイントA11に戻り ルートを下りてゆく 地蔵岳の岩峰がそそりたっているのを真横から見る事が出来る ここでもパノラマ合成で全体を見て 一枚一枚の迫力を楽しむ事が出来る 目の前にそびえているので28mmの広角のカメラでも5枚の写真になった 下りるルートはロープや鎖の連続 怖いと思うような場所は無かったが気を抜けない 足を滑らさないよう慎重に下りる
今度はポイントA13展望岩に出る ルートから展望岩へ足を運ぶ 展望岩から地蔵岳の岩壁とその後ろに不行岳と思われるピークが見える 目を右にずらすと厳しい岩壁とは対照的になだらかな雪彦山のピークを見る事が出来る ここでもパノラマ編集した画像がその景観を彷彿させてくれる
展望岩での景観を楽しみ下山する ロープや鎖のあるところはまだまだ続く 渓流の音が聞こえてきて 虹ヶ滝に出る 渓流を渡り対岸からルートを行き ポイントA15と書いたところを過ぎ ポイントA16大曲からまた渓流に下りて行く ルート標識を確認しながら渓流を右に左に行き雪彦川第二ダムに出る このダムの堰堤を下りてから振り返ると堰堤の背に岩峰がそびえているのを見る事が出来るのだが 実に残念 今日はそのポイントを見逃してしまった あとは整備されたルートを行き 登山口に出る
青空の下2号線を姫路に向かう 久々に日曜の予定が空き それでは2号線で行ける場所をと考え 実に久々に雪彦山を目指す 休日であり車の流れは順調 渋滞も無く岡山を抜ける 距離は数Km長くなるが岡山ブルーラインを経由する 備前インターチェンジの手前で2号に合流 県境のトンネルを抜ける トンネル出口の温度表示は15℃ 太子バイパスをぬけて鳥取方面29号に向かう(姫路バイパスに入らない) 29号線と合流する十字路を雪彦山の標識に従って直進する 要所要所に標識があるのを確認する 途中左手に姫路工科大学がある 夢前川を渡る 左手に書写山ロープウエイがある 橋を渡り県道67へ左折する この交差点には雪彦山の標識が無い 県道67をしっかり頭に入れておく 後は夢前川に沿って北上する 途中で県道67と別れ雪彦山登山口に向かう 一車線の部分があるので対向車に注意して走る バスの終点を少し進み有料駐車場(500円)に駐車 駐車場はほぼ一杯 なんとか空いているところを見つけ駐車する 私の後からも次々と車がやってきた