駐車位置10:10−10:18スノーシュー履く10:25−10:47迷った辺り−11:17登山口_2.2Km−12:18GiveUp12:31−12:45登山口−12:58迷った地点−13:08スノーシュー脱ぐ13:09−13:18駐車位置
今日は三ヶ上(さんかじょう1062m)を訪ねる登山支度をして出発する スノーシューをいつでも履けるように手に持つ お墓も道路脇の民家も皆雪が積もっている 墓石にも雪がまだ残っており 最近降った雪のようだ 屋根の先に三ヶ上の白いピークを確認する事が出来る 空は青く 白さが目立つ 吉井川にかかる橋を渡る 河川敷の岩の上にも雪が積もっている 雪景色はなかなか見る機会が無い 生活している人達には大変かと思うが なんとも言えない面を描く真っ白い雪は魅力的だ
橋を渡りすぐの民家の壁に三ヶ上 スキー場約1000mと書いた案内標識がある どこの事だろうかとインターネットで調べてみると どうやら登山口周辺にスキー場があったようだが距離的にはあわない 少し行くと三ヶ上登山道の案内標識がある 標識に従い 林道を登って行く 集会場を過ぎた辺りから路面に雪が残っている 車の轍も見られる その先に民家があり、民家を過ぎてすぐにここで除雪は終わりという状態がはっきりわかるような雪の道になる 時間で集会所から3分だ
積雪は40−50cmはあろうか 足が埋もれるのでここからスノーシューを履く 前回の知見を活かし 靴をしっかり装着する そして出発する ルートにはトレースは無い 新雪の上にトレースを残しながら登って行く 新雪を歩くと 高村光太郎の道程を思い出す 僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来る 教科書にあった詩だったと思うがいつ習ったのか思い出せない インターネットで調べると 「道程」は光太郎の人生観を象徴していることを理解させる指導と題し 中学1年の教材と記載されていた 私もその頃教わっていたとすると 60年近くなるのか と 書きながら感慨を新たにする
木々には積もった雪が残っており 太陽の陽射しを受け 雪解け水が雨が降っているようにぽたぽたと落ちてくる 時にはざざざーと雪の固まりが落ちてくる また 雪の重みで枝が垂れ下がり ルートを覆っていたりする 雪は結構ありスノーシューを履いていてもくるぶしの上まで埋もれる その分深いトレースが出来る 歩いていてわかった事がある ルートに樹の枝からの雪解け水や雪が落ちているところは雪の面が変わっている そこは新雪の部分より歩きやすい 雪が落ちてくるというリスクを覚悟で歩きやすいルートを行くか リスクを避けて歩きにくい新雪を行くか こうしたトレードオフはどこでもある話だなと思いながら ルートを行く
雪の林道は以前にも歩いた事がある ルートを登って行くと 渓流が流れているような雪の窪みがある こんな所に渓流があったかな?と疑問を感じる ルートを更に登って行くと 自動車が通れる幅が怪しい そしてついに自動車が通れる幅が無くなり これはどこかでルートを間違えたと気づく 間違ったと解った時には戻る事が大事だが どこで間違えたか判断を迷うような場所を思い出せない 周辺を見回すと左手前方が明るく見える 登山口周辺は雪原になっているのでひょっとしたらそこに出たら位置関係がわかるかも知れない 戻るのはそれからにしようと 樹林の中を明るい方角を目指して登って行く
尾根道に出て視界に見えてきたのはなんと登山口の標識 実にラッキー 山の斜面を降りる形で登山口に出る ここまで1時間少々かかってしまった 今日は18:00から予定があり早目に降りる予定 登り3時間 下り1時間と読んでいたが 思っていたより雪は深い あと1時間程歩きどうするか判断しよう
登山口の標識を見て ルートを行く 雪原が広がり気持ちが良い 前方にピークが見え登って行くとピークの左に真っ白な山頂が頭を見せる この辺りでスノーシューは膝頭辺りまで埋もれる 山登りにピッチとストロークの関係がある これだけ雪に潜ってしまうとピッチを上げる事はかなりきつい ストロークで少し稼げないかと歩き方を工夫する 足を少し後に蹴るようにしてスノーシューの前に雪を出来るだけ載せないようにして足を出し 頑張って前に振り ストロークを稼ぐ 割と平坦なルートは有効だ
雪原のルートから樹林帯に入る 特徴のある場所を確認しながら登って行く 振り返ると人形山や湯岳を見る事が出来る 人形山の笹原は真っ白だ まばゆい程の陽が射しこみ樹林はシルエットを雪面に映している 右手方面からちょろちょろと渓流の流れる音が聞こえる 時間をみるとここまで登山口から1時間 まだ水場にもついていない 雪は更に深くなってきており3,4時間かけても登れるかわからない 下山も時間がかかる可能性が高い 今日はここまでとする
リュックを降ろし 昼食をとる また三脚を出し 記念写真 そして下山する
下山は登ってきたルートを戻る ストロークを頑張ったところは足跡が空いており おおこんなに頑張っているなどとトレースを追って行く 新雪の上を降りるよりはトレースの上の方が歩きやすい
登山口からは間違えた場所を確認する為に林道を降りて行く トレースがないと結構足が重い 降りてゆけどなかなか登りのトレースに出会わない やっと出会った ここは右手の斜面を見て雪崩があると怖いと思った場所で記憶がある その斜面の写真を撮っていた 写真のExif情報から迷った地点を判断すると 登りはスノーシューを履いてから22分の地点 そこから登山口まで30分 下りは登山口から13分の地点で登りと合流し そこから10分でスノーシューの脱着地点へ 林道の半分より手前の地点で違うルートに入っていた事がわかった
3月に入っても県北には雪が降り 天気がぐずついている 今日は久々に全国的に晴れの予報 道路の状況を調べ 三ヶ上を訪ねてみようと出発する倉敷の空は久々の青空 吉備路の菜の花の色が鮮やかに見える いつものように429を足守 加茂川と抜ける 旭川ダムも太陽の陽射しを受け川面が美しい 今日は水位を随分あげている 旭町を抜け 休み乢トンネルを抜ける 泉山の山並みを伺えるが色はぼんやりして判別出来ない 県道159を経由して久米に出 181を右折し院の庄へ 院の庄で179に乗り北上する
前方に泉山の白い峰が見えてくる 手前の低い山とは色が違い神々しく見える 雲井山トンネルを抜ける トンネル出口の温度は1℃ もっと気温は上がっているのかと予想していたが矢張り冷えている その先の奥津役場の温度表示は3℃だった トンネルを抜けると道路脇に雪を見つける事が出来る 大釣トンネルを抜けると雪がぐっと増える 道の駅の屋根にも雪が積もっている 周辺の山肌には雪が積もっている
道の駅を左に見て 上斎原村に向かう 道路脇に雪があるが路面には無い 前方に真っ白く冠雪した三ヶ上の山頂が見えてくる 右手には雪原が広がる 雪景色を楽しみながら車を走らす 上斎原の温度表示は4℃ いつものように点滅信号の近くの空地に駐車させて戴く