雨乞山



標高 889m    難易度 ☆    登り71分(Aコース) 下り38分(Eコース) その他17分  岡山県
倉敷からの距離   100Km        登頂日 2011/04/25   ガイドブック  F写真 動画

駐車場所9:31−9:35神社−9:43鉄塔−9:49岩−10:02大きな岩−10:19標柱_本郷22−10:46山頂10:54−11:02展望台−11:08反射板−11:32登山口−11:39国道−11:45駐車場所

登山 
 今日は雨乞山(あまごいせん 標高889m)を訪ねる 4/13の岡山の山メーリングリストにイワウチワが咲いていたとの報告があり今年こそと狙っていた やっと訪ねる 花はまだ咲いているだろうか 

 Aコースを以前訪ねたのは15年前になる その時 イワウチワに出会い 町営温泉の受付の女性の方にこの時期イワウチワが一面に咲いていると教えて戴いた という記憶がある しかし、ルートの記憶はあまり無い ただ、樹林帯の中をどう登ったら良いか迷ったように思う 念の為 地図とガイドブックを用意する

 神社からルートを探す 神社の左手だった記憶があるが念の為右手方面も調べ 左手へ向かう 神社のすぐ脇に細いながらもルートがついているので そこを登って行く 何の標識も無いのでここで良かったか心配しながら登って行く ハシリドコロを見つけカメラに収める

 そうそう カメラを買い替えたRicohCX4という機種 今日は山登りでは始めてになる 前のカメラもRicohのものだが 操作ボタンや機能が変わっており いろいろな機能を覚えきらない マクロで花を撮るとピントが甘いケースが多かった フォーカスブラケットという機能があり自動で5つ焦点を選択して撮ってくれるもので 花の写真撮影に期待している

 早速マクロ機能に設定し ハシリドコロを撮る そして少し登ると鉄塔に出る この鉄塔は全く記憶にない 鉄塔を回り込むようにルートがあるのでそこを行く 倒木をなんとか越えて行くと鉄塔の上 鉄塔をくぐるルートを行けば良かった

 ルートを行く 大きなアセビの木が白い花を沢山咲かせていた タムシバもあちらこちらで咲いている 花はピークを過ぎている 鉄塔から5,6分登ると 大きな岩がある ガイドブックに記載されている岩かと思い ルートが間違っていなかったと一安心する 足元を見るとイワウチワが咲いている まだ、咲いていてくれたと喜ぶ 早速フォーカスブラケット機能をセットし写真を撮る カシャカシャカシャと連続して小気味の良いシャッター音がする どの写真を選ぶかは帰宅してからの楽しみだ 山の斜面を覆うようにしてイワウチワが咲いている

 私の微かな記憶ではもう少し登った位置で咲いていたのではないかと思っており こんなに早く出会えるとは予想しておらず喜ぶと共に これからもっと沢山出会えるのではと期待を込め 先を急ぐ 後から岡山の山の報告を見直すとこの辺りが一番のポイントでもっと落ち着いてあちこち見ておけば良かったと思った

 ルートを登ってゆく 那岐山のように連続していないが それでもイワウチワが顔を見せてくれる 先程の岩のところから10分少々登ったところで大きな岩のところに出る かなり大きい どうやらこちらがガイドブックに書いてある大きな岩の事のようだ パノラマ編集しようとして3枚に分けて写真に撮ったが 前景の樹木の枝が邪魔してパノラマ編集は出来なかった

 岩を巻くようにして急な斜面を登ってゆく 岩の全景をカメラに収めようと撮影ポイントがないか気にしながら登ったが良いポイントを見つけられないまま岩の上に出てしまった 岩の上から湯原の街並みを伺う事が出来たが 岩の様子を収める事は出来なかった そしてルートを行く この岩を過ぎてすぐにイワウチワに出会ったが その花が最後だった

 急な斜面を登って行く タムシバがあちらこちらに咲いている 本郷22と書いた標柱があり そこから傾斜が緩くなる 前方に山頂を見る事が出来る 樹林の中のルートを行く クロモジが花を咲かせていた 間伐をしたのだろうか 切り倒された木々が沢山見られる だがルートには障害物は無く ルートを追いながら登って行く 傾斜がまたきつくなり 切り株などにつかまりながら登って行く 展望が得られる場所では櫃ヶ山のピークを見る事が出来た

 樹林帯にはテープナビがありルートを追う事が出来る 切り倒された桧があちこちにあり15年前とは全く違った雰囲気の中を登って行く 前方が明るくなり樹林帯の出口のようだ 山頂標識と思われる細長い板の標識が見えてきた そして山頂標識のすぐ裏に飛び出す 飛び出した地点にもテープナビがあった

 山頂に出る 山頂周辺の草は枯れておりこの様子ならCコースを降りる事は可能かも知れなかったが Eコースでイワウチワに出会えないかとの淡い期待があり下山はEコースを降りる 記念写真を撮りすぐに下山する 記載するのを忘れたが 小雨に降られたり 陽が射したり と 天気が変わりやすい

 Eコースは整備されたルート 足場もしっかりしており下りのテンポを楽しみながら降りる 展望台に出た時は小雨 櫃ヶ山が霞んでいたが 反射板では青空が出て 櫃ヶ山と旭川の景観は良かった

 イワウチワは残念ながら出会えなかった だが シュンランに出会う事が出来た これは嬉しい 早速フォーカスブラケット機能を使って写真を撮る また 名前のわからない花にも出会った メーリングリストで質問をしたらエイザンスミレの花が開花する前ではないかと教えて戴いた フキノトウ ショウジョウバカマ ミツマタなどに出会う ミツマタは群生しておりミツマタ特有の雰囲気を味わう 登山口に降り、あとは林道を行き 国道313を歩いて車のところへ



アプローチ
 天気予報で雲の動きを確認する 朝方は前線が通るが山登りにかかる頃には通り過ぎそうだ なかなか機会が掴めないので出かける事とした 倉敷の空は曇り 薄く青空も見えるがどんよりした厚い雲も見える 総社インターから高速に乗る 乗って間もなくフロントグラスに雨滴がつきだす 前線が通り過ぎて行くのだなと天気図の雲の様子を思い浮かべながら車を走らす 高梁パーキングエリア付近で雨は止む 中国自動車道を行き 落合インターで降り あとは313を行く 落合 久世 勝山と走って行く 路面は濡れており、降りやんだばかりのようだ 勝山の温度表示は10℃ まだ気温は低い 真賀温泉 足温泉を過ぎる 櫃ヶ山の山容を見て 湯原インターチェンジを抜ける 温度表示は13℃ 湯原温泉街に向かう信号を直進し坂を登って行く 今日登ろうとするAコースは湯本神社が登山口になっている ゆばらの宿 米屋の正面に位置する 以前は神社の側に駐車可能なスペースがあったが私有地のようになっており駐車するのはまずいだろう 車を戻し 道路脇の空地を見つけ そこに車を置かせて戴く