森林公園



標高 1090m    難易度 ☆     登り64分 下り55分 その他43分  岡山県
倉敷からの距離   107Km        登頂日 2011/10/19   ガイドブック   F写真 山の音 動画

駐車場10:09−10:12管理棟10:15=まゆみ園地10:31=10:35北展望台=10:39南展望台=10:49管理棟−11:12おたからこう湿原−11:20もみじ滝_1200m11:21−分岐_700m−分岐_480m−11:51千軒平12:06−12:22もみじ平−12:33県境分岐−12:45園地=12:50熊押し滝12:51=12:55園地−13:09管理棟−13:11駐車場

登山
 今日は森林公園へ いつものように千軒平(せんげんだいら1090m)を訪ねる 今年のまゆみはどうだろう

 登山支度をして出発する 駐車場にコマユミが小さい橙色の実をつけている コマユミはなかなか上手く撮れない花の一つだ カメラがピントを合わせにくいのであろうボケるものが多い Zukandaに山の花シリーズを投稿している 10月も終わりに近づいているので花は少ないと思われるがどの花と出会えるか楽しみだ 森林公園と書いた石碑を見て園地に入って行く 早速リンドウが出迎えてくれる ヨシノアザミ ムラサキシキブの実 カマツカの実が顔を見せる アケボノソウも見られたが花は店じまいに入っていた 管理棟に入り 入口に掲載されている 今園地で見られる花・実のデータを確かめる

 ヤマウルシ ツタウルシ コハウチワカエデ カマツカ オタカラコウ フウリンウメモドキ ヤマボウシ ムラサキシキブ クロモジ ホクチアザミ マユミ マムシグサ ハウチワカエデ ムラサキマユミ オオイタヤメイゲツ キカラスウリ ミヤマガマズミ アキノキリンソウ サワフタギ ツルアリドウシ リンドウ ツリバナ ナナカマド ツルリンドウ コマユミ ヨシノアザミ キセルアザミ センブリ

 マユミが掲載されていたので今年は大丈夫そうだ 早速まゆみ園地へ向かう ピンク色の実を沢山つけ青空を背景に美しい姿を見せてくれた ピークは近い まゆみ園地にはその名のとおりまゆみの木が何本もある その中に推定樹齢270年という名木百選に選ばれた樹がある この樹も沢山の実を稔らせていた この樹を見て展望台に向けて少し行くとケヤマウコギと書いた樹があり黒い実を稔らせていた ケヤマウコギは北展望台 南展望台と廻ってまゆみ園地に降りてきた時見つけたのだが 名木百選のまゆみの樹のすぐ先なのでここに記載した

 園地にはマユミの他にオタカラコウ ヨシノアザミを見つける事が出来る コマユミも実をつけている 渓流に沿ってまゆみ園地を行く ヤマアジサイが二輪咲いていた 狂い咲きだろうか カマツカ サワフタギ ヤマウコギ ミヤマガマズミ サワフタギ ミゾソバ ウツギ キカラスウリなどに出会う ヤマウコギは調べてみてこれかなと判断したが自信が無い キカラウスリは以前見つけた場所と違うところ 大きな実が二つぶら下がっているのを見つけ写真を撮っているとその先にも沢山実をぶらさげているものを見つけた10ヶ以上数える事が出来る

 キカラスウリに出会えないか密かに期待していたがこんなに沢山出会えるとは予想外だった ルートを行くと北展望台への分岐がある マユミも良かったし キカラスウリにもこんなに沢山出会えたと気を良くして 久々に展望台を訪ねてみようと 分岐を登って行く ルート脇にリョウブを見つける そして数分登ると北展望台に出る 展望台周辺はブナに混ざり落葉樹が色づき初めていた 太陽に向かって登る形となり、ステンドグラスのように色づき始めた木々を見る事が出来、かなりいい雰囲気

 北展望台から園地を取り巻く山並みを見る事が出来るがまゆみ園地は見えない 南展望台に向かう ここからはまゆみ園地とまゆみ園地と取り巻くからまつ園地を展望出来る まゆみ園地は薄っすらとピンク色 からまつの方も少し色づき始めた所 美しさを競うのはこれからのようだ そして南展望台を降り まゆみ園地に出たところでケヤマウコギを見つけた

 ここまで戻ったついでに管理棟前のツリバナを見ておこうと管理棟前の通路へ入る ツリバナが実をつけていた この写真がなかなか撮れない ゆらゆら揺れておりマクロで撮ったものはことごとく失敗 少し離して 明るいところを狙ったものがなんとか撮れた 面白い形をしているだけにきれいな写真を撮りたいと思っている

 管理棟から今度はからまつ園地への遊歩道を行く おやウメバチソウだ ここに植えたのだろうか? これまで出会った記憶が無い 荒縄のロープを設置していた からまつ園地にはキセルアザミ リンドウが咲いていた 園地と反対側の通路脇にマムシグサが顔を見せる ナナカマドが赤い実をつけていた 葉はすでに落ち 青空を背景にナナカマドの得意のポーズだ 湿原にはキセルアザミが幾つも顔を見せる オタカラコウはすっかり花を失っている 湿原の環境と園地とは違うようだ サワフタギ カマツカ エゴノキ コマユミ ヤマウコギ ヤマボウシ シシウド オオナルコユリ ノイバラ ウツギなどに出会いながらいぼた園地 かえで園地と抜けてゆく こうして見ると 花より実が多く、稔りの秋という感じだ

 かえで園地からおたからこう湿原に向かう 落葉樹林帯の中のルート 木々が美しい 穏やかな陽が射しルート上に木陰の絵が描かれている 人はいない こうした雰囲気を独り占めにするのは申し訳ないが その心地よさを味わいながらルートを行く おたからこう湿原にかかる ルート脇の落葉樹が少し色づき太陽光線がその美しさに力を与える うっとりとするような雰囲気だ おたからこう湿原のオタカラコウはすでに花は終わっていた 湿原の標識の脇のコハウチワカエデが橙色に紅葉していた

 おたからこう湿原からもみじ滝に向かう 渓流沿いを幾らか登って行く ルート脇にオタカラコウが花を咲かせているのを見て もみじ滝に出る 薄っすらと色づいてはいるが紅葉のピークはこれからだ すぐに千軒平に向けて登山道を登って行く 山の音を収録しホームページに掲載しているのだが この時期はセミも終わり小鳥のさえずりも少ない もみじ滝の上流は心地よい水音がする これを収録していて電池の残量が少なくなっている事に気付く

 電池の充電管理は行っているが今の時期だと花は少ないと思い今日は100枚程度だろうと見込んでいたがこんなに沢山の実は予想外 写真が撮れないと 登山記録用の時間のデータを失う事になる 記憶しておく事は全く自信が無い せめて山頂での到達時刻位はわかるようにしておかねばと写真撮影を控えながらルートを行く ツルアリドウシ ツルリンドウ ツルシキミなどに出会う 尾根道に出ていつものようにブナ樹林を楽しむが写真撮影を見送る そして千軒平に出る

 しばらく電池を消費しなかった為か電池レベルのレッドマークが消えていたのでそれ幸いと千軒平周辺の花の写真を撮る クロモジ リンドウ センブリ アキノキリンソウ マツムシソウ ナナカマド ウツボグサ ツルシキミなど見つけた 千軒平からの景観を期待していたが大山にはガスがかかり山容を確認出来なかった こんな良い天気なのにどなたもいない 風も無く太陽の陽射しが心地よい 昼食をとり下山する

 下山はいつものとおり尾根道を行き 県境三叉路から園地に降りるルートを行く 尾根ではサワフタギがあちらこちらで青い実をつけているのを見つける ツルアリドウシ ツルリンドウ ツルシキミ オオナルコユリ アキノキリンソウなどにも出会う 県境三叉路からの下山ルートでは落葉樹林の紅葉を楽しめる 若々しい紅葉を楽しむ

 園地に出て熊押し滝へ足を伸ばすが花や実には出会わなかった 滝からルートを戻り かえで園地 まゆみ園地を抜けて車のところに



アプローチ
 快晴の倉敷 真っ青な空に白い雲の筋 秋の空だ 吉備路の五重塔の前にはコスモスが花を咲かせている いつものように429を吉備路 足守 加茂川と走って行く 県北には濃霧注意報が発令されているとの放送 加茂川の道の駅を過ぎた辺りからガスが漂う 旭川ダムは水位を下げてるいる 陽があたったりガスで翳ったりしている 旭町を過ぎ 休み乢トンネルを抜ける ガスは消え 泉山などの山並みがくっきり見える こうした景観も久し振りだ 県道159を経由して久米に 久米で181へ右折し院の庄へ 院の庄で179へ左折し北上する 雲井山トンネル出口温度13℃ 奥津役場手前16℃を確認 甘木トンネルを抜け すぐに森林公園と書いた標識がある 標識に従い左折森林公園の駐車場に