駐車場10:27−10:29登山口−10:53標識_1200m−11:19ニコニコ岩11:26−11:32展望台−11:39山頂11:40−11:42パークセンター−12:03倉敷保養センターせとうち=12:30駐車場
今日は王子ヶ岳(おうじがたけ234m)を訪ねる 新しい出会いがあるだろうか駐車場に車をとめ登山支度をする 陽射しも暖かで風も殆どないのでウインドブレーカはリュックに入れ出発 渋川港には小舟が幾つも舫いでいる 穏やかな海 青い空 特徴のある大槌島が見える 港に沿って登山口に向かうと前方に瀬戸大橋が見え 対岸の四国も見える ♪巨大な橋よ♪と歌う瀬戸内賛歌がふと口に出る
すぐに登山口に出る 丸太の階段を登る 登って折り返してすぐ瀬戸内の景観を見ようと覗くと変わった実が後で調べてやっと見つけた コマツナギのようだ あの花からどのようにしてこのように変身するのか実に面白い 見つけた時は特徴があるのですぐ見つけられるかと思ったが花の本にはここまでの情報がない インターネットも大分探し四季の山野草というサイトに果実という項目がありそこで見つけた このサイトは大量の情報がありありがたい
丸太の階段を登って行く 高度を少しづつあげている事を大槌島とその前景で推し測る事が出来る ルート脇にサルトリイバラを見つける そしてブルーベリーを小粒にした黒い実やヒサカキを見つける 今度は特徴のある葉を持った1m程の木が並ぶ どこかで見たように思うが名前が出て来ない 実をつけているのを見つけ ああそうかトベラだと思い出す
先程見つけたブルーベリーを小粒にした黒い実が結構多い なんだろうかと思っているところに男性の方が降りて来られた この実は何でしょうか と伺うと シャシャンボでは無いか 家内の方が良く知っていると教えて戴く すぐに奥様が降りて来られ そうシャシャンボ ○○のブルーベリーと言われているらしい と伺う 早速カメラの動画機能でシャシャンボという言葉を記録する 名前がわかれば確認は容易 帰宅してすぐ確認 いつも世話になっている波田研のホームページに果実は秋に黒く熟し、甘酸っぱくておいしい 常緑のブルーベリーと記載されていた ルート脇に沢山実をつけていたがこれから小鳥達で賑わうのだろう
ヒサカキも結構多い ヒサカキは雌雄異株である 3月から4月にかけ、目立たない花を咲かせるが、花には独特の香(臭気?)があるので早春の山を歩くと開花がすぐにわかる と記載がある 実ではなく花芽が膨らんでいるのだ 小さいので肉眼(眼も悪くなっているが)では判別困難 マクロで撮った写真から花芽と判別出来る 早春の香りをきいてみたいものだ
今度はオオバヤシブシ これは覚えた 新芽が出てきている オオバヤシャブシは花粉アレルギーの原因となると言われているそうだ 私も花粉症で悩まされ眼がかゆい 不思議な事に山ではあまりかゆみを感じない 花粉プラス大気汚染ではないかと勝手に思っている すなわち花粉のある成分が大気汚染物質と反応しアレルギー原因物質を生成している そう考えれば 山で飛散した花粉はまだ大気汚染物質との反応が進んでおらず かゆみを感じないですむ という理屈だが・・・
空にはトンビが数羽遊弋している ピーヒョロロと言う鳴き声が聞こえる 何回か収録をトライするがなかなか録れない どうにか録ったものは音が小さくなんとかわかる程度
やがて傾斜がゆるやかになる 右手におもちゃ王国の観覧車が見えてくる 登山口から700m 山頂まで1200mの標識があり その前に瀬戸内海のおいたちと書いた説明のボードがある ルート脇を注目しながら行く サルトリイバラ ヌルデ オオバヤシャブシ ソヨゴ ヒサカキ シャシャンボなど見つける ここで見つけたシャシャンボは実が随分少なくなっていた また、ヤマハゼと書いた標識がついている木があったが特徴のあるヤマハゼの実はついていなかった ウグイスが鳴き出した いいタイミングで収録出来た そしてニコニコ岩に出る
ニコニコ岩の周辺には大きな岩がゴロゴロしており 岩と海の景観を楽しむ事が出来る 真っ青な海を大きな岩を前景にしてパチパチと10枚程撮り パノラマ合成する 最近のソフトの画像認識力はすごい みるみる当日の景観がパソコン画面に飛び出してくる 景観を楽しみ ニコニコ岩の前で記念撮影をして山頂に向かう
展望台に出る ニコニコ岩が眼下に見える ここからも大きな岩と海の景観を楽しむ事が出来る 王子ヶ岳パークセンターを経由して山頂に出る 山頂周辺にはサザンカがあちらこちらで花を咲かせていた 山頂には大きな標識があり昨年1月に来た時のものと替わっており 大きな王子ヶ岳の文字が記載され 八人の王子のはなしは小さな文字で記載されていた
山頂から瀬戸大橋方面が良く見える 草芝がありその先に海の景観が見える 岩と違って広がりを感じさせてくれる景観だ ここでも4枚程写真を撮り パノラマに編集する
すぐに下山する パークセンターの外側を歩き これから降りる山の斜面をカメラに収め パークセンター前の階段を降りる パークセンター階段のところでお二人連れが休まれていたので挨拶して失礼する 階段を降りたところにトベラの実を見つける 下山はそのすぐ脇を降りて行く
ルートをジグザグに降りて行く ルートは狭いもののしっかりしたルートがついている 降りる位置を間違わねば一本道だ 振り向くと大きな岩を見上げる事が出来る 地震があるとちょっと怖い ルートにも大きな岩があり そこを抜けると 壁画のある岩を見る事が出来たり 修験場に出る 壊れていた扉は修復され開いているので中を覗くと男性の方が中におられた 暗い中を覗いたら人がいたのでびっくりして 何も話さず失礼した そして 御嶽山行者窟と書いた石柱の所を通って、倉敷保養センターせとうちと書いた看板の横に降りる 看板の裏はクラボウ琴浦荘となったままだった
あとは、海岸沿いを歩き駐車場に 砂浜を犬と散歩している男性に出会う なんと以前会社で一緒に仕事をした方 かれこれ40年になる 名前を間違えてしまい大変失礼をした
3月に入って3日間、雨で朝のジョギングを見合わせている 今週は好天の予報 昨日は風が強かった 今日は天気も良く風もあまりない ゆっくりと楽しんで来よう 倉敷川沿いの県道22を行き国道2号と立体交差してすぐの三叉路を県道21へ直進する 種松山のトンネルを抜け水島インターに出る そのまま県道21を走り 稗田(ひえだ)の交差点を左折して県道276を走り 国道430に出る 国道を左折し渋川方面に向かう 国民宿舎王子ヶ岳を過ぎ 渋川港駐車場に駐車させて戴く