森林公園



標高 1090m    難易度 ☆     登り87分 下り59分 その他6分  岡山県
倉敷からの距離   108Km        登頂日 2012/05/07   ガイドブック   F写真 山の音 動画

駐車場10:51−10:54管理棟10:57−11:22おたからこう湿原−11:34もみじ滝_1200m−11:53分岐_700m−12:00分岐_480m−12:18千軒平12:32−12:47分岐_480m−13:07園地−13:09 =13:12サンインシロカネソウ13:14=13:17−13:35管理棟−13:37zz駐車場

登山
 今日は森林公園を訪ねる いつものように千軒平(せんげんだいら1090m)を狙う ミズバショウはまだ咲いているだろうか?

 登山支度をして出発する ヤマザクラが薄いピンクの花を咲かせ出迎えてくれる 足元にはボタンネコノメソウが顔を見せる いつものように管理棟に寄り今園地で見られる花・実のデータを確かめる

 イワナシ イワウチワ ゼニバサイシン リュウキンカ タムシバ ザゼンソウ マルバマンサク ミズバショウ キンキエンゴサク ミヤマカタバミ ショウジョウバカマ バイケイソウ キクザキイチゲ オオカメノキ コチャルメルソウ エンレイソウ ボタンネコノメソウ サンインシロカネソウ イタヤカエデ ハウチワカエデ ツノハシバミ ムラサキサキゴケ オオヤマザクラ オオタチツボスミレ ハシリドコロ ヤマザクラ クロモジ スミレサイシン

 管理棟を出たところにタゴガエルの鳴き声です と書いた標識があり クゥエクゥエという鳴き声が聞こえる 音声を収録した そしてからまつ園地に沿ってルートを行く 早速ショウジョウバカマが顔を見せる からまつ園地一面に咲いていた事があったが今日はぽつぽつ これからかも知れない からまつ園地に沿った水路と言うか側溝というかそこにミズバショウがぽつぽつと白い仏炎苞を咲かせていた こちらまで勢力を拡大しているようだ そしてミズバショウの群生地に出る

 ミズバショウの時期は臨時に木道が敷設されミズバショウを楽しむ事が出来る 何名かの方が写真を撮ったり楽しんでおられた 中には仏炎苞がくたびれた花もあったがまだまだ元気なものがあり 葉はまだ伸びておらず充分楽しむ事が出来た 白い仏炎苞は清々しく心を惹きつける 群生地の奥の方にも幾つも白い仏炎苞を確認出来 数が増えているようで嬉しい

 ミズバショウの隣はリュウキンカだ黄色い花がいくつも大きく花を開かせていた これも楽しみな花 湿原に咲く花で普段は滅多にお目にかかれない ルートを行く コチャルメルソウ キンキエンゴサク ヤマネコノメソウ ボタンネコノメソウ ミヤマカタバミ オオカメノキ バイケイソウなどを見つける バイケイソウはこの時期は葉で花は6月の後半から8月との事

 いぼた園地を右に見てルートを行く いぼた園地は湿原になっている 湿原には花は見られない ルート脇にショウジョウバカマが顔を出す 結構固まって咲いている ボタンネコノメソウやキンキエンゴサクもあちらこちらで顔を見せる ルートの反対側にキクザキイチゲやミヤマカタバミが花を咲かせていた かえで園地との境目付近にタムシバが花を咲かせていた 花はかなり開いておりピークは過ぎていた

 かえで園地からおたからこう湿原へ向かう 花は少なくなるが時々ミヤマカタバミが顔を見せる 樹林の美しいルートで新緑がいい 薄日が射し込み新緑を楽しむ 千軒平への登山道分岐のところでタムシバが咲いていた 登山道でもっと出会えるかも知れない そしておたからこう湿原に出る 湿原の付近でザゼンソウに出会えるかと思ったが出会えなかった また 湿原の反対側の山肌にイワナシの咲くポイントがあるのだが葉は確認出来たが花は見つからなかった

 湿原からもみじ滝へ向かう 新緑を楽しみながら ミヤマカタバミやコチャルメルソウなどを見つけながらルートを行く もみじ滝を見て 千軒平に向けて登山道を登って行く タムシバに出会えるかと期待していたがもう終わったのか出会えなかった ツクバネソウが顔を見せ ツルアリドウシの赤い実がまだ残っていた そしてイワナシのスポットに向かう いつも見つける場所の手前でイワナシの花を見つける 薄いピンク色をした可愛い花だ 喜んでカメラに収める いつも群生しているところではもう花は終わったのか見つける事が出来なかった イワナシの所を過ぎると登りは緩やかになり尾根ルートに出る

 尾根ルートはきたけ峰 千軒平 もみじ平 すすのこ平とそれぞれ標高1000m程のピークを管理棟を中心に円周状に取り巻いており 好きなルートを選べる もみじ滝からのルートを登り 尾根ルートを右に曲がり 千軒平を目指す ブナ樹林の中のルートで、大きなブナが芽吹いており新緑を楽しめる アップダウンをこなして行く 花は少なくユキザサが花芽をつけているのを見つける

 分岐を左にとり 最後の登りを登って行く 樹林帯を抜けると ショウジョウバカマ クロモジ ナガバモミジイチゴ ヤマヤナギなどを見つけ千軒平に出る 千軒平からの視界はきかない すぐ前面の若杉山ですらぼんやりしている 足元にはミツバツチグリが一輪黄色い花を咲かせていた 昼食をとり記念写真を撮り下山する 雲行きが怪しい それと昼食時にもみじ平の方から登って来られた方にイワウチワは咲いていたか伺うともう終わっていたとの事だったので いつもの県境分岐に向かうのはやめて最短距離で下山する

 登ってきたルートを戻り 最初の分岐で管理棟への下山路を行く ここでもタムシバに出会う事なく園地の遊歩道に出る 遊歩道をかえで園地に向け来た道を戻る かえで園地からサンインシロカネソウを見に熊押し滝に向かうルートを行く

 ルートを行くとすぐトイレがあり その先に渓流を渡る橋が二つある 最初の橋にかかる手前にサンインシロカネソウが群生している 今日も特徴のある顔を見せてくれた 小さい花なので注意しないと見落とす マクロで花を撮ると愛嬌のある花を認める事が出来る ボタンネコノメソウより小さい 山では滅多に出会えぬ花である

 サンインシロカネソウをカメラに収めルートを戻る 戻る途中エンレイソウに出会ったがハシリドコロの花には出会えなかった もう終わったようだ

 かえで園地に戻り まゆみ園地に向かう 途中ザゼンソウに出会う 今年はザゼンソウには出会えぬかと思っていたがザゼンソウはこれからのようだ 茶色の苞が顔を見せる 葉がまだ伸びていないものもあった 渓流に沿ったルートはなかなか趣があり楽しみなルート フキノトウ バイケイソウ ミヤマカタバミ コチャルメルソウ ボタンネコノメソウなどを見てまゆみ園地に出る

 まゆみ園地にはバイケイソウが至るところに顔を出し その間にキンキエンゴサク キクザキイチゲなどが顔を見せる まゆみ園地から北展望台登り口でケヤマウコギを見つけた事を思い出し 見にいったがどれがケヤマウコギなのかわからなかった 園地を管理棟に向かう途中でハシリドコロが花を咲かせていた ここにも顔を出すのだ

 パラパラと音がして雨が降り出す 急いで車のところへ 雨は一時的ですぐあがった 下の駐車場に車が増えており大型バスも一台駐車していた



アプローチ
 倉敷は曇り このところ天候の変化が激しい ところによって雷やにわか雨があるとの事 なんとか持ちそうだと判断し出発する 吉備路を抜けるルートが新しく出来た サンロード吉備路の前をまっすぐ走り県道271を経由して足守手前の429に出る 大分走り易くなった そして429を足守 加茂川 旭町と抜けて行く 旭川ダムは相変わらず満水状態 道路脇に咲いていたヤマブキはもう終わっていた 旭町に出来た新しい道の駅を見て 429を行く 休み乢トンネルを抜ける 山並みは見えない トンネルを抜けて最初の点滅信号を左折 県道159を経由して久米に出る 久米で181へ右折 院の庄で179へ左折し179を北上する 見慣れた景観と言えど久々だ また来たよと景観を楽しむ 雲井山トンネル出口温度は18℃ その先の奥津役場手前は19℃ 大釣りトンネルを出てすぐに森林公園の標識がある 標識に従い左折森林公園の駐車場に 戻ってくる車があり入口近くの駐車場は満車らしい 車を回転しようとしたら丁度出る車がありその後に駐車させて頂く 車が多いという事は花に期待出来る