佐伯天神山



標高 409m    難易度 ☆    登り68分 下り39分 その他16分  岡山県
倉敷からの距離   64Km        登頂日 2013/01/29   ガイドブック  F写真 山の音 動画

駐車位置10:48−10:53登山口−11:08見張所−11:21天神地蔵−11:29下の段−11:38天神山城跡本丸−12:01天神山=12:03軍用石=12:05三角点12:12=12:18天神山−12:34分岐下山口−12:52分岐侍屋敷入口−12:57登山口−13:00駐車位置

登山
 今日は佐伯天神山(てんじんやま409m)を訪ねる

 登山支度をして出発する 吉井川を左に見ながら国道を歩く 数分で河本のバス停に出る そしてすぐに天石門神社の鳥居に 神社の左脇が河本登山口だ 登山口付近に駐車可能なスペースが無いか周辺を見回すがそれらしいところは見当たらなかった 左脇のルートを入る 登山口を示す大きな標識があるが 周りの樹木に隠れ 近くに行かないとわからない バス停や神社からだと登山口である事に気付きにくい ここから登る人は少ないのだろうか?

 登山口を示す標識の脇から急な登り ルートも狭いのでこのルートで良いか 初めての方には心配になるかもしれない 数10m程をジグザグに急登を登るとしっかりしたルートになる そしてすぐにロープが設置されているところに出る ロープに沿って登ると 視界が開け吉井川を展望出来る

 ルートは尾根をまっすぐ登って行く 振り返ると樹間から吉井川を見る事が出来る 見張り所と書いた標識の所に出る 数名見張りに立てるスペースがあり吉井川の上流と下流を見渡す事が出来る 天神山のところで吉井川は90度近く曲がっているので見晴らしがきく要所となっているようだ

 見張り所からも登りが続く 灌木樹林帯 松や葉をつけた木 落葉した木など 花は期待出来ないにしても実はみつからないかとキョロキョロするが見つからない シダが結構目立つ 天神地蔵と書いた標識がある そこまでは振り返ると樹間から吉井川の上流を見る事が出来る 天神地蔵から下流の展望も得られるのだが 今回は立ち寄らずそのまま登って行く

 数分登ると前方にあずまやが見えてきて 下の段に出る この辺りから天神山城址の遺構があり説明板が随所に見られる 戦国武将がこの山の中で主人を護ることに命をかけていたのかと思うとタイムスリップしたような錯覚を覚える

 下の段 西櫓台を経て 先程見えた東屋のある三の丸に出る 帯曲輪と称されるなだらかな尾根道が続き 鍛冶場 桜の馬場 長屋の段 二の丸 空堀 と続き 本丸に出る 本丸には天神山城跡の標柱と浦上遠江守宗景之城址と記した大きな石碑がある

 ここから太鼓の丸まで700m 飛騨の丸 竪堀 馬屋の段 南櫓台、南の段 南櫓 掘切り 亀の甲 下の石門、上の石門を過ぎて山頂に出る 亀の甲を過ぎた辺りから山蔭の岩に薄っすらと雪が残っていた 山頂には天神山鳥瞰図を示した案内図がある また、北の方角に棚田が見える ここには以前山頂と書いた木片がぶる下がっていたが見つからなかった でも山頂として考えて良いのだろう

 太鼓の丸 軍用石 石門 本丸と行き 三等三角点に出る ルート脇に ホオノキ ソヨゴ アカマツ コバノガマズミ マルバアオダモ ミヤマガマズミ ナツハゼ ヒサカキ コバノミツバツツジ モチツツジ ヤマウルシ と書いた標識があり 花の写真や花や樹木の説明がある しかし、残念ながらソヨゴもヒサカキ ヤマウルシも実は見つからず花や実の写真は撮れなかった

 登山口から三角点まで 冬のシーズンとは言え 花や実の写真を撮れるものを見つけられなかったのは珍しい 三角点で記念写真を撮り 下山する 下山は山頂を経由し本丸まで戻る 本丸の入口に侍屋敷(天瀬登山口)を示す標識がある 標識に従い降りて行く 途中の分岐では侍屋敷に立ち寄らずに下山した 下山ルートでも花や実を見つける事は出来なかった

 片上鉄道跡地の舗装道路に降りる 降りた地点に天瀬侍屋敷の跡を図示した説明板がある 舗装道路を斜めに横断する形でルートを行き 国道に出る 車のところまですぐだ



アプローチ
 天気と予定がなかなか一致せず4週間振りとなってしまった 朝、再度天気予報を確認 渋滞を避ける為ゆっくりと倉敷を出発 国道2号を岡山に向かう 太陽が顔を出しているが車の正面からでは無いので走り易い 大きな渋滞も無く岡山を抜ける 吉井川を渡り少し走った所で県道79に入り吉井川に沿って車を走らす 熊山の登山口の駐車場を過ぎ吉井川を渡り 県道96へ右折する 県道96は昔良く走ったので懐かしい 和気でまた、吉井川を渡り374へ左折する 吉井川を左に見ながら走る 新田原井堰付近で工事が行われている 堰を過ぎ少し走ると 右手に天神山登山口と書いた大きな標識が見える 天瀬登山口だ その少し先に車が1台駐車していたので 並べてそこに駐車させて戴く