護国神社9:25−9:27登山口−クスの森−9:44分岐(つばきの森)−9:52旗振台9:55−10:02三畳岩展望所−10:05沢田裏山古墳−10:07八畳岩古墳10:10−10:19分岐−10:44里山センター10:47−11:00分岐(つばきの森)−11:06萩の塚古墳−11:11操山山頂−11:13展望所11:24−11:35登山口−11:37駐車場
今日は娘と一緒に岡山市の操山(みさおやま169m)を訪ねる 操山を訪ねるのは4年振りだ今日はリュックはやめてナップザックのみの軽装 背が軽いというのは普段と違いちょっと違和感を感じる 交換用の電池は入れただろうか 軍手は? と リュックに入れておいたものを何か忘れていないか気になる
駐車場に梅が咲き誇っている 近づいて写真を撮り出発する 右手には平和祈念碑など色々な石碑がある 左手はグラウンドで野球の試合が行われている 沢山の車は選手達のものだろう 結構賑やかだ グラウンドの3塁側ベンチを過ぎた辺りの右手に登山口がある 入口は左程目立たないが入ったところに 操山 自然休養林 大阪営林局 と書いた石碑と案内板がある
ルートは3本ある 一番右手のルートを行く ルートに入った途端 コウヤボウキの綿毛の出迎えを受ける 幾つもある 綿毛の幾何学的模様は美しい ルートは幅広で良く整備されている 小鳥の鳴き声が聞こえてくるが市街地の騒音やグラウンドの歓声なども聞こえてくる ルート脇にちょっと変わった葉をつけた小さい木がちょくちょく顔を見せる 後で調べようとカメラに収める 気にしてみると あそこにも ここにもと気づく 大きく育ったものもまだ背の低いものも見られる
案内板に記載されているクスの森を行く クスノキと書いた標識が木につけてある クスノキは樹皮に特徴があり金甲山でも見る事が出来る クスノキをちょっと調べると 材木を水蒸気蒸留して樟脳が得られるとの事 クスノキで作った箪笥などは防虫効果があるとの事 大きく生育するにはそれなりの防御機能を持っているのだと感心する
ルートを行くとつばきの森に出る 幾つも花をつけており太陽の陽射しを受け 美しい ツバキとサザンカの見分け方に 花の落ち方と葉のギザギザの違い とある事を記憶している 花はポトンと落ちているものは無く 花びらが幾つかあった 葉のギザギザは少し見られたが大きなギザギザでは無かった 両者が混ざり合ったもののようだ 案内板にはつばきの森と記載してある その命名に従う
つばきの森は幾つものルートが混ざり合っている 案内図を見ると五差路だ 旗振り台に向かう右手のルートを行く その左の裏山古墳を経由するルートでも旗振り台に行ける ルートを行くと カクレミノと書いた木が幾つもある 面白い名前だなと思って見上げると あとで調べようと思った葉と似ている 先程の木はカクレミノかも知れないと大きなヒントを得る 名前がわかると調べるのは簡単だ 岡山理科大学波田研のホームページで調べる 資料によると カクレミノの葉は変化が大きく、学生を悩ませる植物の一つである と記載されており 幼木から生育するに従い大きく変化すると説明があった 花は7,8月に咲き 1cm程の実を稔らせるとの事 そうして出来た実が広がり あちらこちらに若木が生育しているようだ
ルートにはネジキやシャシャンボの表示もあった 八丈岩山や王子ヶ岳で見たのとは違って大きく生育した樹木だ これだと花を咲かせても気づけないかも知れない 実の存在もわからなかった
旗振り台に出る 休憩舎には6,7名のグループが賑やかに談笑されていた ここに来るまでにも何名もの方と出会う 訪ねて来られる人は多い 旗振り台はその名のとおり展望の良い場所に位置しており 南側の展望が得られる 晴れとは言え 黄砂の影響か春霞みかぼんやりとした景観 俯瞰図も設置されていたが太陽光線が反射し 良く見えなかった すぐそばの旗振り台古墳を見て 八畳岩古墳に向かう
ルートを少し戻り分岐を八畳岩古墳に進む ほぼ平坦なルート 途中に三畳岩展望所30mと書いた標識があったのでそちらに寄る 三畳岩展望所と書いた標識は他の標識と違って新しい 案内図にも記載されていない 私の登山記録にも記載がない ここ数年の間に整備されたようだ 景観は旗振り台と似た感じで南の展望を楽しめる
ルートに戻り 沢田裏山古墳を見て 八畳岩古墳に出る まだ10時頃という時間帯であった為かどなたもおられない 以前訪ねた時は沢山の方が岩の上などあちこちで昼食休憩をされていた記憶がある 誰もいないというのもちょっと寂しい 岩の上にあがり写真を撮る
八畳岩古墳を後にルートを行く 里山センターに一度降り そこから操山山頂を狙う ルート脇を良くみるとヒサカキが花芽をつけ 花を咲かせているものもあった 枝下に小さいつぶつぶを幾つもつけている 注意して見ないと気付かない こうして見ると結構可愛い
分岐を里山センターに向かう 竹林の中のルートを抜けて行く 整備されている竹林は整然として気持ちが良い 整備が出来ていないところは倒れかかった竹が幾つも見られる
ルートを下って行くと樹林から抜け 里山センターが見えてくる 梅が咲いており 紅梅 白梅を見る事が出来る ルート脇にはウシハコベ タネツケバナなどがぽつぽつと顔を見せる チャノキだろうかちょっと変わった実をつけている木が見られたが上手く写真を撮れなかった
沢田大池の堰堤に出る オオイヌノフグリが花を咲かせていた 溝を跨いで花の写真を撮っていると人がやってきて 溝から先に入ってはいけないと注意された
自動車道に出る ルート脇にウシハコベが群生し オオイヌノフグリ ホトケノザ スズナ オランダミミナグサが花を咲かせていた オランダミミナグサはスズナとは違うし何だろうと思って調べてみてわかった花 あちらこちらで見られる花だ
里山センターの前を行く サザンカの生垣には幾つも花を咲かせていた 花の散り具合 葉のギザギザ具合でサザンカで間違いなさそうだ ヘクソカズラの実を見つけ ここでもチャノキと思われる実を見つけたが ここも撮影に失敗した 被写体によって自動焦点が上手く定まらないのかも知れない
舗装が切れ 土のルートとなる 山火事注意 岡山森林管理署 の横断幕を見てルートに入って行く 数分登ったところに 操山公園で見られる樹木と書いた大きな標識があり アベマキ コナラ アラカシ クスノキ アカマツ ナナミノキ カナメモチ シャシャンボ クロガネモチ カクレミノの紹介があった ルート脇の木に名前表示をつけたものを幾つも目にする事が出来る
ルートを登ってゆくとつばきの森に出る きれいに咲いているツバキの花を撮ったら 最初に撮った写真と同じ被写体だった 分岐を右にとり操山山頂を目指す 数分登ると分岐があり萩の塚古墳に寄る 古墳のすぐ手前で 赤色の実を見つける ジャノヒゲのような葉をした草にコバルトブルーのジャノヒゲとは違った赤い実だ 変わったものを見つけたと喜ぶ 調べてみるとキチジョウソウらしい 吉事がある時に咲くと言われている縁起の良い花との説明があった
萩の塚古墳を見て操山山頂に向かう ここまで登るとあとは平坦なルート ヤマモモと書いた木が多い 樹皮にいたづら書きが見られる 心無い事をする人がいるものだ いたわりの気持ちが欲しい ヤマモモは白っぽい樹皮をしており少し違う
ルートを行くと操山山頂三角点に出る 眺望は得られない カナメモチのトンネルを通り展望所に行き そこで昼食休憩をとる 展望所からは西側の景観が得られる 足元にグラウンドが見える 登山口はこの足元の位置だ 食事を終え 下山する 下山ルートは適度の傾斜 トントンとリズム良く降りる 10分少々で登山口に出る
気温があがってきてぐんと春めいて来た 降水確率0% 太陽の陽射しを受けながら国道2号を岡山に向かう 車の流れは順調 岡山バイパスを行き 旭川大橋を越え側道へ降り県道45を左折し岡山市内に向かう 市電と交差する門田屋敷の交差点を右折し県道28を西大寺方面に向かう 市電の終点を過ぎすぐに護国神社の鳥居が左手に見えてくる 鳥居を潜り神社前の広場に駐車させて戴く 沢山の車が駐車していたが 駐車スペースを見つけ駐車させて戴く