朝鍋鷲ヶ山登山口10:08−10:54尾根分岐−11:02朝鍋鷲ヶ山山頂11:11−11:15分岐−11:54穴が乢−12:42三平山山頂13:02−13:26穴が乢−13:32林道−13:58登山口駐車場所
今日は朝鍋鷲ヶ山(あさなべわしがせん1078m)から三平山(みひらやま1010m)を縦走する 昨日7/8梅雨明け 平年より13日早く 統計開始以来4番目の早さとか 好天が期待される事から 久々に三平山を計画 朝鍋鷲ヶ山で間違って林道川上2号線に降りた事を思い出し そこから逆に攻めてみようと計画登山支度をする 何やら聞こえてくる どうやら参議院選挙の街宣車のようだ 市街地までどの程度離れているのか不明だが 何だろうと耳を澄ませ 人が作った音である事がわかり苦笑い
登山道入口からルートに入って行く 夏草がかなり繁っておりこの先支障なく登ってゆけるかちょっと不安がよぎった いざという場合は戻れば良いと気楽に考え丸太の階段を登って行く このルートは階段が続いていた記憶がある 一歩一歩登って行く 夏草の繁りは入口部分にかなりあったがその後は樹林帯の中 そう心配する事は無かった ノアザミは花を咲かせ オオバギボウシは花芽を大きく膨らませていた
まむし注意 の看板が左手に ふと足元を見ると 丸く太ったもの 一瞬ドキッとしたが木の根だった 看板の位置を意図して設置されていたなら大成功 ああ 驚いた 近くにササユリが一輪 花の形をまだ留め 慰めてくれた
ブルブルブルと何か音がする へびが尾を震わせている シマヘビだろうか? 以前にも尾を震わせているへびに出会った事がある じっとしていたので慌てて写真に撮ったがズーミングが上手くゆかず尾の部分だけ写っていた マムシでは無いだろうなとネットで確認したがマムシの特徴と言われている丸に点は写ってなかった
小鳥の鳴き声に混じり ホトトギスの鳴き声も聞こえてくる エゾハルゼミの鳴き声は高度をあげるに従い大きくなって来る 樹林帯の中の登りで周辺の展望は得られない 途中2005年に開催された国体の山岳縦走コース(成年男子)6kmと書いた標識がある この時に整備されたルートかもしれない ルートに少し下るところがあり それを登り返し 丸太の階段を登りきると 尾根分岐に出る その間 コナスビ ヤマアジサイ コバノフユイチゴ ユキザサの実を見つける ユキザサはあちらこちらに多数見られた
尾根分岐には朝鍋山登山口と書いた標柱が設置されていた 分岐を左に折れ 朝鍋鷲ヶ山山頂に向かう ルートは緩やかな登り エゾハルゼミ 小鳥 ウグイスの鳴き声が賑やかだ ヤマアジサイ イヌトウバナ オオカメノキの実 オオナルコユリの実 ノアザミ ヒヨドリバナ シュロソウなどを見つける ルートを行き 山頂広場に出る
山頂にはどなたもおられない 山頂広場からは周辺の樹木に遮られ展望は得られない 10m程高さがある展望台が設置されている リュックを降ろし 展望台を登る 展望台に出ると360度の展望を欲しいままに出来る やはり何と言っても大山とそれに連なる山並み 青空を背景にくっきりと見る事が出来た 大山の手前にこれから縦走する三平山山頂が見える 眼を左に転ずれば 金ヶ谷山や毛無山のピークを伺う事が出来る 360度を14枚の写真に撮りパノラマ編集を楽しむ
展望台を降り 山頂広場をうろうろして花を探す 一番目立ったのがオオバギボウシ 広場入口 展望台登り口 感動の碑と書いた記念碑の脇などに花を咲かせていた オカトラノオ ウツボグサも固まって花を咲かせていた 記念碑の石段にカメラを置いて記念写真を撮り 出発する
登ってきたところを戻り 分岐を直進する 樹林の中のルートを追って行く おやこれは何だろう 写真に撮りあれこれ調べてみた 蕾なのか 実なのかもわからず 自分で調べるのは断念し Zukandaに掲載してから 岡山の山のメーリングリストに教えて欲しいとメールを出したところ 素早く ツリバナの実 と教えて戴く 花は先日森林公園で撮る事が出来 特徴あるツリバナの実は知っていたが その途中、こんな顔をしているのだと知る事が出来た
ルートを行く ピンク色のテープが木に付けてある テープナビのようだ と思ったものの余り留意しておらずそのまま進む ルートがわからなくなり あ! そうかテープナビだと思い返し 周辺を見ると ちゃんとルートをナビゲートしてくれている かなり急な角度で左に曲がるルートになるので要注意 ルートはしっかりしているのでルートを失ったら戻って探せば良い
穴ヶ乢に降りるルートで一番急な場所に出る 登ってきた頃をふと思い出す ヤマアジサイ ヤマジノホトトギスが咲いているのを足を踏ん張ってカメラに収め 降りて行く 傾斜が緩くなったところで イチヤクソウを見つける そして穴ヶ乢に出る
穴ヶ乢にはルートを示す標識の脇に小さい石地蔵が設置されている 石地蔵には穴ヶ峠と書いてある 峠として利用された名残なのかも知れない
穴ヶ乢を三平山に向かう 急な登りだ 下りはストックが必要だ 笹の葉や木の枝などを掴みながら登って行く 時折ササユリが出迎えてくれる ピークは過ぎているがまだ形を保っている 急登をこなしルートを振り返ると先程降りてきた朝鍋鷲ヶ山のピークを指呼の間に見る事が出来る 笹原の中のルートを行く 笹の葉が伸びてルートが覆われているところがあるがルートは判断出来る オカトラノオ ハナニガナ ウツボグサ ノアザミなどがぽつぽつと顔を見せる 固まって咲いている花がある ママコナだ クリの花やオオバギボウシも顔を見せる
前方に三平山が見えてくる 三平山の先に大山から蒜山三座に連らなる山並みが見える ルートの角度により烏ヶ山から大山と展望が広がって行くのは面白い この山でないと楽しめない景観だ また、三平山に続くルートがいい 緑色の笹原に覆われた斜面にルートが伸び 眼で追って行ける 陽射しを遮るものがない中の登りだが風もありそう苦しめられる事も無く 笹原のルートを楽しむ ヒヨドリバナ アカショウマ ウツギの実 カワラナデシコ オミナエシ オオバギボウシ ササユリ ノアザミ ウツボグサなどを見て三平山山頂に出る
山頂には4名のグループ(ご家族のようだ)が昼食休憩をされていた 私も山頂の景観を楽しみながら 記念写真を撮ったり 昼食をとる 心地よい風が吹き爽やか 見慣れた景観とは言え 大山に連なる山並みを正面に見て食事をするのは気持ちが良い 西側を見ると朝鍋鷲ヶ山へのルートを追う事が出来 更に金ヶ谷山から毛無山への縦走路を追う事が出来る
食事を終え お先にと声をかけ下山する 下山は登ってきたルートを穴ヶ乢まで降りる 穴ヶ乢から分岐を左にとり林道へ出る 穴ヶ乢を曲ったところでトチバニンジンが実をつけているのを見つけた 林道に出て 林道を歩き車のところへ 途中花を期待したがこのシーズンは端境期か少ない ソヨゴの実 マタタビの実 ピークを終えたクルマムグラ やっと花らしい花のキカラスウリ ミゾホウズキ オカトラノオを見つける 歩いている時 三平山登山口からだろう倉敷ナンバーの車が1台走っていった
青空の下 倉敷を出発 いつものように吉備路を走り県道271を経由して足守の手前で429に乗る そして429を足守 加茂川と走り旭川ダムに 水位は大分戻し 通常状態 水は結構濁っている 旭町で県道30へ左折 旭川に沿って走り落合へ 落合入口温度30℃を見て313に乗る 久世で181と合流 勝山で313と別れ181を直進する 勝山も30℃ 181をそのまま美甘 新庄と走る どちらも31℃と更に気温は上昇 新庄村の道の駅を過ぎ県道58へ右折 金ヶ谷山登山口にあたる道の駅あじわいの宿を右に見て走り抜け 野土路トンネルを抜ける トンネル出口を100m程行き左に折れ戻るようにして走る すぐに林道川上2号線入口に出る 三平山登山口の案内が見られる 林道入口に進入禁止の表示が道路半分にあり半分は通行可能な状態となっている 林道は土砂崩れで通行不能になった事があり目的の所まで通行可能か不明だったが 行ける所まで走ってみようとそのまま林道を行く 登山口を見失わないよう左側に注意しながら ゆっくり走る 林道入口から距離にして1.6kmの地点に登山口があり その道路向いに車を1台駐車可能なスペースがあったのでそこに駐車させて戴く走行距離は117Km 三平山登山口にはこれまで蒜山市街を経由して訪ねていたがそれより10Km以上少ない 燃費は行き27.4Km/l 全工程32.9km/l