森林公園



標高 1090m    難易度 ☆     登り79分 下り90分 その他14分  岡山県
倉敷からの距離   105Km        登頂日 2013/09/06   ガイドブック   F写真 山の音 動画

駐車場10:07−10:10管理棟10:13−10:37おたからこう湿原10:40−10:50もみじ滝_1200m−11:08分岐_700m−11:13分岐_480m−11:32千軒平11:56−12:21もみじ平−12:42県境分岐_480m−12:58園地=13:05熊押し滝=13:12園地−13:34まゆみ園地13:44−13:50駐車場

登山
 今日は森林公園を訪ねる いつものように千軒平(せんげんだいら1090m)を狙う 集中豪雨や竜巻など異常気候が続き 倉敷でも突然の猛烈な雨を経験した どこでも集中豪雨や竜巻が起きてもおかしくないという不安定な状態が続いたが やっと 安定した気圧配置になり 中国地方は高気圧に覆われ雨の心配は無いとの事で 久々の山登り 8/27の登山で右足ふくらはぎでこむら返りを起こしたがどうやら落ち着き 今日はならし運転 登山支度をする 駐車場周辺の木々を見るとヤブデマリは赤い実をつけ ガマズミ ナナカマドの実は薄っすらと色付いていた ヤマボウシはここでは実を見つける事が出来なかった 道路脇の斜面にはコバギボウシ ゲンノショウコ キツネノボタンが花を咲かせていた

 森林公園と書いた石碑を右手に見て園地に入る 6月に訪ねた記録を見ると石碑の周辺はヤマボウシが幾つも花を咲かせていたと記しているが残念ながら忘れており ヤマボウシの実を確認していない 葉が茂っており、その気で探さないと見つかりそうもない 園地通路脇にはヨシノアザミ オタカラコウが花を咲かせ 管理棟の前の広場にはゴマナ アカバナが花を咲かせていた アケボノソウはまだ早いのか蕾の状態だった ムラサキシキブが実をつけていた そして管理棟に入り 現在園内で見られる花・実 の一覧を確認する

 ミヤマママコナ* モミジガサ ツリフネソウ マツムシソウ サンインヒキオコシ アカバナ キセルアザミ ナンバンハコベ* ウバユリ クロバナヒキオコシ ミゾソバ シシウド ツルリンドウ ホツツジ オタカラコウ ギンリョウソウモドキ アキノウナギツカミ ゴマナ ヨシノアザミ ツルニンジン ミズヒキ フウリンウメモドキ* コバギボウシ イソノキ* タラノキ* ケヤマウコギ ツリガネニンジン ヤマハギ(*:今日出会えなかった花や実)

 管理棟を出て 園地の遊歩道を行く ゴマナやウバユリが顔を見せる 右手にからまつ園地を見る 遊歩道との間が溝になっており湿気を帯びている キセルアザミ ミゾソバ ヨシノアザミが咲いている 反対側は低潅木が見られ ナナカマドが薄っすらと色付いているのを見つけた

 からまつ園地を過ぎるといぼた園地の湿原が続く 湿原には夏草が茂り その中にオタカラコウが幾つも花をつけていた キセルアザミも遊歩道沿いに咲いていた 遊歩道にはアキノキリンソウ イヌトウバナ シシウド ウドの花を見つけたが数は少ない ツリバナ ガマズミ サワフタギ ヤマボウシ イノバラ ミヤマイボタ カマツカ タニウツギなどの実を見つける フウリンウメモドキにここで出会った記憶があるが見つけられなかった

 かえで園地を過ぎ おたからこう湿原に向かう 樹林帯の中のルートとなり花は見られない オタカラコウ湿原にさしかかったところでアケボノソウに出会う 特徴のある花を咲かせ迎えてくれた ここにも咲いていたのかと嬉しくなる そしておたからこう湿原に行き 木道を歩き花を愛でる オタカラコウ ツリフネソウ ミゾソバ ヨシノアザミが咲いていた 湿原を後に もみじ滝へ向かう ホツツジが湿原の近くで花を咲かせていた

 しばらく行くと 緑の苔の中から特徴のあるギンリョウソウモドキが顔を見せていた また、ヒカゲミツバが一輪ひっそりと花を咲かせていた 左手に渓流を見ながらルートを登って行きもみじ滝に出る もみじ滝は先日来の降雨で水量が多く いつもと違った雰囲気だった

 もみじ滝を見て ルートを戻るようにして千軒平への登山ルートを登って行く 登山口右手にはヤグルマソウが葉を並べて挨拶してくれる もみじ滝の上に出て 更にジグザグに登ってゆく ツルリンドウが花芽をつけていた ブナの大きな樹を過ぎたところにもツルリンドウが顔を出し こちらは花を咲かせていた また ホツツジは花を終え実をつけていた そして尾根分岐に出る

 尾根ルートはブナ樹林帯の中のルート 花は見られない 下って登り返すと分岐があり分岐を左にとる 少し下って最後の登り 樹林帯を過ぎると花が顔を見せる アキノキリンソウ ヤマハギ アカモノ マツムシソウ ハバヤマボクチなどが顔を見せ ヒメモチ リョウブ ガマズミが実をつけていた 草芝の斜面を登って行くと 千軒平と書いた標識が見えてきて山頂に出る

 山頂にはどなたもおられない ガスが出て大山の方角は見えない 近くの若杉山の山頂にかかっていたガスが動き山頂が顔を出したかと思うとまたガスがやってくる リュックを下ろし周辺の花を探す マツムシソウ ホクチアザミ アキノキリンソウ クルマバナ オミナエシ ウツボグサ ヨウシュヤマゴボウ ノギランなどを見つける マツムシソウと一緒に記念撮影をする おっと ススキに触れることを忘れていた 登ってくるルートに沿ってススキが顔を見せていた 花穂をつけており薄日を受けて輝いて見える 風に揺れているのをカメラに収める

 食事を終え 下山する いつものようにもみじ平を通り 県境分岐から下りることとする 降りてすぐのところにヤマニガナが花を咲かせているのを見て ブナ樹林帯の中のルートを行く ルート脇にサワフタギが実を稔らせていた こうして注意して見るとサワフタギは多く、あちらにもこちらにも見つけることが出来た ツルシキミ ミヤマシグレを見つける サンインヒキオコシもあちらこちらに顔を出す

 山本さんお久し振りです と 声をかけて頂く 申し訳けないがお名前が思い出せない 何年か前に泉山でお会いした○○です と話して頂いたが思い出せないので そうでしたか 失礼しましたと挨拶させて戴き 更に伺うのは失礼かと思い それではまたと別れる 帰宅して 泉山登山のときにお会いした方を調べる この方かな? と思われる方が見つかったので失礼をお詫びする事もあり メールで尋ねたが 違う方だった 何かすっきりしないまま 探しようが無かったのでそのままにしていたら 先方からメールを戴きやっとすっきりした 泉山でお会いしたというのは聞き間違えのようで 毛無山で昨年5月にお会いした方だった 記憶容量もメモリもすっかり小さくなってしまった

 尾根道を行く ガマズミが赤い実をつけているのを見つける もみじ平に出る 標識の近くで女性お二人連れが食事をしておられた ふと右手を見ると 白い花が幾つか咲いている 近づいてみるとオトコエシだ その近くにはキンミズヒキが顔を見せていた ルートに戻り 休憩しているお二人に挨拶して抜けて行く

 この辺りは根曲がり竹に囲まれたルート 結構幅広いルートなので陽射しも受けられ花も顔を出す イタドリ ヒヨドリバナ ニワトコ ヤマニガナ アキノウナギツカミ ハナニガナ サンインヒキオコシ ツルニンジン ヤマジノホトトギス テンニンソウ ミゾソバなどの花やオオナルコユリ ウリハダカエデ チゴユリ トチバニンジンなどの実を見つける事が出来た そして県境分岐に出る

 県境分岐より園地に降りる トントンとテンポ良くルートを降りて行く ツリリンドウが草にからみついて幾つも花を咲かせていた 地面を這っているのを見つける事が多いのでちょっと珍しい その他、特筆する事も無く 園地に出る

 もみじ滝の水量が多かったので熊押し滝も見ておこうと滝へ向かう 先日覚えたミヤマホウソを見つける 渓流に沿ってルートを行く 水が音をたてて流れてゆく テンニンソウが固まって咲いていた 渓流を背景に写真に収める 園地に降りた場所から数分で熊押し滝を展望できる場所に出る 幾段にもなって流れ落ちる滝を一望する

 ルートを戻って かえで園地へ向かう 春先と違って花はほとんど見られなかった 今度はまゆみ園地へ向かう キカラスウリがいつも見られるスポットに出る まだ色付いていないので判別するのに時間がかかったがかなり大きくなった実を見つける事が出来た 渓流に沿ってルートを行く 風情があり好きなルートだ モミジガサ イヌタデ ウド アカソ カタバミなどを見つけ まゆみ園地に出る

 早速 コマユミが顔を見せる まだ色付いていない 続いてマユミ 今年は沢山の実をつけている 台風などで落ちる事が無ければ 色付くシーズンが楽しみだ 園地には夏草が繁っており ヨシノアザミが負けじと幾つも顔を見せていた マユミの銘木も沢山の実をつけているのを見て その先に行き ケヤマウコギを見る こちらのサイトによると ケヤマウコギは岡山県では北部のみに自生する希少種との事 ヤマウコギとは花期も違うようだ 樹に幾つも丸い花をつけているのは面白い 花をマクロで撮る これらの花が黒い実になる

 園地にはクロバナヒキオコシ ヤブマメ ミズヒキ ノブキなど見つける事が出来た クロバナヒキオコシは撮り難い花 風でゆらゆら揺れておりとても撮れそうもない カメラを右手のみで操作し 左手で揺れを抑える 小さい花の可愛い写真が撮れうれしい ノブキは花から実へ変身していた 園地を回っているとマユミが薄っすらと色付いているのを見つけた 同じ木の実でも色付き方が違っており 陽射しを受けやすい部分が色付いているようだ

 管理棟からマユミ園地に向かうと 正面に大きなトチノキがある 実を稔らせているのを見る事が出来た ムラサキシキブやツリバナの実を見て 駐車場に



アプローチ
 青空の下 倉敷を出発 いつものように吉備路429を行く 正面に見える鬼の城山がぐっと近くに見える 県道271を経由して足守の手前で再度429に合流 足守 加茂川と走って行く 旭川ダムは連日の豪雨で濁っている 水位は幾分低めであった 旭町を過ぎ 休み乢トンネルを抜ける 泉山が良く見える ここで泉山を見るのは久しぶりのように思う トンネルを抜けて最初の信号で左折 県道159を経由して久米に 久米で181に乗り右折し院庄へ 院庄で179へ左折し 179を北上する 雲井山トンネル出口温度20℃ 奥津役場手前で23℃とひところから大分過ごしやすくなった 甘木トンネルを出て 森林公園の案内標識に従い左折 あとは標識に従い森林公園の駐車場に 今日は車が少ない 好きなところに駐車出来る