駐車場所9:56−10:03神社−10:30鉄塔−10:37岩−10:53大きな岩−11:23標柱_本郷22−12:11山頂12:29−12:41展望台12:42−12:57反射板−13:35尾根終点−13:48登山口−13:59国道−14:08駐車場所
今日は雨乞山(あまごいせん 標高889m)を訪ねる登山支度をして出発する 今日のコースはAコースを登りEコースに降りる予定 春に登った時 クロモジに随分出会った クロモジの実は気づき難く、見分けをつける事が出来ていない クロモジの実をしっかり見ておこうとルートを選ぶ
Aコースは湯本神社からとりつく 国道をアケビの実に出会えないかと思いながら歩く 春に花を見つけた記憶がある フユイチゴ* ベニバナボロギク イタチハギ*(*は実以降同様)を見つけるがアケビは見つけられなかった 時期的にもう遅いのだろうか
神社の境内に入る 左手隅に石碑がある 何だろうと近づいて見ると 湯原町商工会青年部25周年記念タイムカプセル とあった いろいろな想いが残されているのだろう 神社境内を登り 左手に進み ルートに入る ルートと言ってもなかなかわかり難い 前回4月の時点も迷った 真っ直ぐに登らず左手方面にトラバースするルートを探す 進んで行くとルートが塞がっている感じ また間違えたかと下の方面を探す あれこれ歩き回っているうちに神社の裏手のほうに来てしまった これは違うと神社に戻り 再度ルートを行く あれ? ここは先程塞がっていると判断した場所だ 念の為確認してみようと進むと 通り抜ける事が出来るスペースがあり どうやら正解だった 以前と変わったのか私の記憶が怪しかったのかわからないがなんとかルートを見つける事が出来た 10分程周辺をうろうろしていた
ルートを行く 幅は狭く急なところもある 足を滑らさないよう留意しながら進む アキノキリンソウはもう勢いは無い ツルシキミ ヤブコウジの赤い実がところどころで顔を見せる そして鉄塔のところに出る 今まで山影になるルートを歩いていた 鉄塔の位置は太陽が射しこみまばゆい 斜面をよじ登り鉄塔のところに立つ 湯原の温泉街や温泉街を取り巻く山並みを見る事が出来る 薄っすらと色付き 秋を感じさせてくれる
鉄塔を後にルートを登って行く ルートから色付いた木々を楽しむ事が出来る 太陽の陽射しを透かして見える木々の葉はステンドグラスを見るようで美しい カメラで撮ると手前の木々が邪魔し その場で見た感じと違う 脳の中でいいように再編集しているのかも知れない 上を見上げると青空を背景に色付いた葉を楽しむ事が出来る これはいいと時々上を見ながらルートを登って行く
最初の岩に出る 春になるとこの辺りからイワウチワが顔を見せる ルート脇の斜面には青々としたイワウチワの葉がびっしり このまま冬を越すのだろうか? 色付いた木々を楽しみながら進む 本郷49の標識に出る 左手から来るルートがあるがこちらは違う 真っ直ぐに登って行く 数分で大きな岩のところに出る
大きな岩を右手に見ながら急斜面を登り岩の上に出る 山影から陽の射しこんでいる場所に出る 暗い所から明るいところを見ると実にまばゆい世界だ だが その中に入ってしまうと 明るい事が当たり前になってしまう 勝手なものだなと独り言 岩の上から丁度大山が見える 額縁に入れた絵のように中央に位置している
ルートを行く 光のトンネルを行くようだ カメラは太陽光線に負けて色が表現出来ない サルトリイバラやツルシキミの赤い実が時々顔を見せる 色付いた木々を楽しみながら登って行き 杉の樹林帯のところに出る 本郷22の標識を見落としたがこの辺りだ 傾斜がゆるくなり一息入れる事が出来る クロモジが咲いていた場所だなと周辺を探すがそれらしい実を見つける事が出来ない この先でも咲いていた筈とルートを行く
杉の樹林帯の淵でブナが紅葉している いい色だ 青空とマッチし美しい
黒い実を一つ見つけた 葉からみてクロモジのようだ あちらこちらにクロモジを確認出来るが実は見つからない 花があんなに目立つのに不思議なものだ
急な登りに取り付く 昔(1996年頃)は樹林帯の中を登って行けたが 風倒木や伐採した木々が散乱しそこを登るのは困難 ルートは樹林帯と潅木帯の境目辺りについているがはっきりしたルートでは無く 先人の踏み後のようなもの ルートを選びながら登って行くと、ナガバモミジイチゴの群生地に突入する トゲがあり枝を分けるのもつらい まして掴んで登る事は出来ない 樹林帯に向かえば伐採した木々がルートを阻む 潅木帯の中をトゲを避けながら登って行く
ツルリンドウの実を見つける 背の低いキクバヤマボクチが一輪咲いていた サルトリイバラも見つける事が出来た クロモジは黄色く紅葉していた ルートを行く苦労もあったがこうした楽しみもあった やっと先が見えてきた テープガイドのあるところを潜り飛び出すと そこは山頂だ 雨乞山山頂の大きな標識が出迎えてくれる
山頂からは霰ヶ山と手前の山を見る事が出来るものの県北の山は見えない 周辺の花を探すとリュウノウギク リンドウ マツムシソウ サルトリイバラ*を見つける事が出来た 霰ヶ山を背景に記念写真を撮り 食事を取り下山する 下山はEコースへ降りる
Eコースは2004年頃ルート開発され今年4月には小学生が課外学習として山頂まで登っているのに遭遇した しっかりしたルートが出来ており登りやすい この時期は山頂付近、草が繁っているがルートはしっかり読める テンポ良く降りて行く カシワの樹林帯があるがもう実は見られない 樹林帯を抜けるとススキの中のルート ルートを行くと 雨乞山展望台 平成15年10月 しもゆばら会と記載されている この時がルート開発された時のようだ それから丁度10年を経過した計算になる 標識も大分古びてきた
展望台からは櫃ヶ山や三坂山 そして 霰ヶ山と見渡す事が出来 山頂より展望がきく ルートは反射板があるピークへ降りる ススキの先にピークが見え ススキを掻き分けるようにしてルートを行く 急な下り 足元に注意して降りて行く 周りに赤い実や花が顔を出す 足を踏ん張って確認 写真を撮ったりしながら降りてゆく サルトリイバラ* ヤマハッカ ミヤマガマズミ* ノイバラ* ニワトコ* ヤマウルシ* ヘクソカズラ* ノブキ* オニアザミ シソ科と思われる花が次々と現れる そして反射板のあるピークに出る
ここもススキが一杯 ススキの穂の間から櫃ヶ山やその前を流れる旭川を見る事が出来る ここからの下りも結構きつい 注意しながら降りる 前面に赤い実をたわわに稔らせた大きな木 少し距離があるので何の実か確認出来ない ズームで撮り撮った写真を見るとアズキナシのようだ こんなにも見事に実をつけるのだ
樹林帯を行く ツルシキミが幾つも赤い実をつけていた 樹林を抜け尾根ルートとなる ルート脇には草木が沢山顔を出す つい花や実が気になり歩みは遅々となる 今度はこちらのコースを登ろう シラヤマギク アキノキリンソウ キクバヤマボクチ フユイチゴ* ミヤマガマズミ* リュウノウギク クロウメモドキ* サンショウ* ボタンヅル* ヤブムラサキ* サルトリイバラ* キッコウハグマ リンドウ ヤブコウジ* センブリ ハナニガナと実に沢山の花や実が顔を見せてくれる
キッコウハグマは初めて出会う花 森林公園の今見られる花の一覧にあり名前は知っていたがどんな花か知らなかった 写真で見ていてもなかなかインプットされないし 実態の大きさは写真ではわからない 足元を見ると白い小さな花が幾つも咲いている 小さい花は写真撮影が難しい 花に触れながら色々な角度から撮ったり眺めたりする ひょっとしたらキッコウハグマかも知れないとひらめく 家に帰宅して調べる そのとおりだった! こうした事も嬉しいことだ キッコウハグマと言えばこの場所を思い出すだろう
雨乞山 山頂はこちらです と書いた標識までいつの間にか降りた ここまでが尾根道である 標識のところを抜けルートを行く オトコエシ タニウツギ* シロヨメナ ヤクシソウ ヤブムラサキを見ながら降りて行く 植樹されたヒノキがルートを狭めている 今年4月と雰囲気が違うように感じるが定かでは無い ルートを示す標識が倒れていたりして10年の歴史を感じる 草も随分と繁りこの先のルートは大丈夫だろうかと心配になる程 登山口に向かって折れ曲がる所は草が繁り少しとまどった
そのコーナーにヤブムラサキが顔を見せてくれた ムラサキ色をした実はムラサキシキブと思っていたがどうも実のつき方が違う ムラサキシキブの場合は上から写真を撮っていた 今度は下から覗き込むようにして撮らないといけない こうした場合ピンボケの写真が多い 今回も見事ピンボケ しかし、これがきっかけで調べて見ると ヤブムラサキと判明した hadaのページによると宮城県以南の暖地に生育するが岡山にも多く見られると記載されていた
ルートを折れ キバナアキギリが一輪花を残しているのを見て登山口に出る 登山口から林道を行く ヒカゲミツバ マムシグサ* キツネノマゴ ウバユリ* アキノノゲシなどに出会う 国道に出る角に登山口を示す標識があるが夏草で覆われていた 国道の側溝にオトコエシが花を咲かせているのを見て 車のところに
雨乞山はイワウチワしか念頭になかったがこうして見るとEコースは楽しみが多い シーズンを変えて楽しみたい
台風が過ぎ、週間予報では晴れる日が続く 月末のホームページ掲載作業を睨みながらデータを処理しなんとか時間を作る 放射冷却でかなり気温が下がっている この秋一番の冷え込みとか その分、空は青い いつものように吉備路から県道271を経由して 足守の手前で429に再度合流する 足守を抜け、吉備中央町に入る 丁度、ラジオから岡山全県濃霧注意報が発令されているとの放送 タイミングピッタリで霧に入る かなり濃い霧だ 速度を落とし車を走らす 加茂川に出たところでは視界はかなりきくようになる 道の駅を過ぎ 旭川ダムに出る 水位は大分戻していた 太陽の陽は翳っており薄ら寒い感じ 旭町で県道30へ左折 旭川に沿って走り落合へ 落合入口温度9℃ 相変わらず陽射しは得られない 313を走り 落合 久世と走る 久世の旭川を渡る手前でガスが消え、急に青空が見えてくると同時に周辺の景色が現れる 車の中もどこかひんやりしていたものが温かみを感じるようになる 勝山11℃と上昇してくる 櫃ヶ山登山口に1台駐車しているのを確認 湯原インターチェンジ先で12℃を確認 湯原温泉に向かう信号をそのまま313を走り 数100m走ったところの道路脇空地に停めさせて戴く