王子ヶ岳



標高 234m    難易度 ☆     登り60分 下り23分 車道26分   岡山県
倉敷からの距離 24Km        登頂日 2013/12/28   ガイドブック  F写真 動画

駐車場9:24−9:26登山口−9:48標識_1200m−10:10ニコニコ岩10:12−10:19展望台10:20−10:27山頂=10:42パークセンター−11:05倉敷保養センターせとうち=11:31駐車場

登山
 今日は王子ヶ岳(おうじがたけ234m)を訪ねる 昨年十八酒造の原酒の味を知った 山を訪ねた機会に購入してこよう

 登山支度をする 太陽の陽射しを受けるも風が結構あり 肌寒く感じる ウインドウブレーカは着たまま 耳を覆える冬用の帽子をかぶり出発 港にはこの寒さにもかかわらずじっと釣りをしている人が見られた その先には三角おむすびの形をした大槌島を伺う事が出来る

 駐車場を出て国道を少し歩き 三叉路の信号のところにある王子ヶ岳案内図のところが登山口である 山頂まで自動車道があるがそれとは別に登山道がある 下山ルートも案内図に記載されている 国民宿舎のところに降りるよう記載されているが倉敷保養センターホールサムインせとうちだ

 丸太の階段のルートを登って行く 瀬戸内海を背にして登って行く 振り向くと渋川海水浴場や大槌島の景観を楽しむ事が出来る ルートにはシャシャンボ ヒサカキ サルトリイバラ トベラ ノイバラ等の実が顔を見せる シャシャンボ トベラが多く見られる 駐車場で感じたような風は無く穏やか

 男性の方が降りて来られ挨拶を交わす もう少し早いと太陽光線の角度がいいですよと教えて頂く 車で山頂まで行き降りて来られた 週1程度で訪ねていると話しておられた ちょっとした立ち話をして失礼する

 丸太の階段の登りが終わると傾斜がゆるくなり ぐっと歩きやすくなる 時折陽が翳る 陽が翳ると急に寒々しく感じる 瀬戸内海のおいたち1と書いた案内板と休憩舎1200m 渋川海岸700mの標識がある 休憩舎のすぐ先に山頂があるので全工程約2Kmとなる

 灌木に囲まれたルートを行く サルトリイバラ シャシャンボを見つける 瀬戸内海のおいたち2の標識があり ソヨゴ オオバヤシャブシ ヒサカキなどが顔を見せる ミツバツツジが一輪花を咲かせていた ベンチがあり渋川海岸1600mの標識がある 今度はサザンカが花を咲かせていた 蕾もある 花に出会えるのは嬉しい

 フサアカシアだろうか花芽をつけている 今年1月に訪ねた時にメラノキシロンアカシアを知った どちらだろうかと迷ったが国道沿いに見られたメラノキシロンアカシアと様子を異にしていたのでフサアカシアと判断した

 王子ヶ岳の岩石についての説明板を見てルートを行くとニコニコ岩に出る 出たところは岩の裏面にあたる 岩の左手から回り込み 渋川海岸 大槌島などの景観を楽しむ 瀬戸大橋が薄っすらと見える程度で四国までは視界がきかない ルートに戻り、正面からニコニコ顔をした大きなニコニコ岩を見てルートを行く

 ルートを少し降り、登り返すと数分で展望台に出る アセビの花芽と実を見つける 展望台からも瀬戸内海の景観を楽しむ事が出来る 左手下方に先程のニコニコ岩を確認する

 展望台から山頂に向かう 右手に山頂広場が広がりサザンカが沢山花を咲かせている様子を伺う事が出来る 山頂に寄ってからそちらに回ろう 王子ヶ岳パークセンターに向かう石段を登る 左手にトベラが植えられており実をつけていた

 パークセンターの先にはパラグライダーを楽しめる場所がある そこに出ると強い風をもろに受ける 風が強い為かどなたもおられなかった 草芝の斜面を山頂に向けて登る サルトリイバラ ソヨゴを見つけ山頂三角点に出る

 風が強く 山頂にある東屋にもどなたもおられなかった 八人の王子のはなしを記載している案内板を見て サザンカの咲いている山頂広場を目指す 案内板のすぐ裏にあたる場所にミヤマガマズミと思われる赤い実をつけた木が幾つもあった またヘクソカズラの実が枝にからんでいた

 山頂から少し降りると不思議なように風は無くなり穏やかな陽射しを受ける 山頂広場にはサザンカが生垣のようにルート脇に植えられている 野外ステージがあるがサザンカに覆われて見えにくくなっていた サザンカと一緒に記念写真をとり下山にかかる

 下山ルートはパークセンターから展望所に向かうルート脇にブリキ缶で出来た灰皿がある そのすぐ手前(パークセンター側)を右に入る 少しわかりにくいが入り口にテープナビがあった 幅は狭いがしっかりしたルートがついている 王子ヶ岳の岩峰の裏側を降りるルートであり 振り返ると岩峰を見上げる事が出来る ルートはジグザグで降りてゆくので曲がり角で景観を確認しながら降りると良い 足元ばかり気にしておりると折角の景観を見逃してしまう

 ルートにも大きな岩が現れ 壁画のある岩や 不動岩窟がある この辺りの景観はどこもなかなかのもの 今日も写真を何枚かとりパノラマ合成する

 岩の景観を楽しみルートを降りて行く ヒサカキ シャシャンボ サルトリイバラを見つける 御嶽山行者窟と書いた石柱の所を抜け 倉敷保養センターホールサムインせとうちの脇を降りて行く せとうちと書いた看板の裏にはクラボウ 琴浦荘と記載されていた 色々と変遷があったようだ

 ここから国道430に沿って海岸沿いを駐車場まで戻る ここに出ると風が強い 山側のルートを歩き実を探す ヒメモチ ノイバラ サルトリイバラ ヤマハゼ メラノキシロンアカシア シャリンバイなどを見つける 風が強く写真撮影が上手く行かないものが多かった


アプローチ
 年賀状を書きほっと一息 倉敷川沿いの県道22を走る 陽射しが正面から射し込み、まぶしい 日除けで眩しさを避けながら車を走らす 国道2号と立体交差し、次の三叉路を県道21へ向かう 粒江トンネルを潜り水島インター西に出る そこから2車線の道路を走り 稗田(ひえだ)の交差点を左折し県道276を行き、国道430に出る 国道を左折し渋川方面に向かう 田の口の交差点を右に曲がってすぐに十八酒造がある 国道を走り、国民宿舎王子ヶ岳を過ぎ 渋川港駐車場に駐車させて戴く 車の温度計で外気温5℃だった