神ノ上山から竜王山周遊コース



神ノ上山 標高 370m   竜王山 標高 223m
難易度 ☆☆     登り68分 縦走48分 下り34分  岡山県
倉敷からの距離   58Km        登頂日 2014/01/22   ガイドブック   F  写真 山の音 動画

由加神社10:20−10:30和気中学−10:34柵10:35−10:37柵10:38−10:45広場−11:12鷲の巣岩分岐−11:20分岐A−11:24分岐B−11:26分岐C−11:30神ノ上山山頂11:31−11:34分岐C−11:36分岐B−11:55奥の峰−11:56分岐−12:02ジャンダルム−12:15涸沢峰−12:19穂高山12:33−12:35涸沢峰−12:49竜王山−13:03柵13:04=13:14−13:17由加神社

登山
 今日は神ノ上山(こうのうえやま370m)から竜王山(りゅうおうやま223m)に降りるコースを訪ねる

 神社から流れる笙の音を聞きながら登山支度をする 太陽の陽射しはあるものの肌寒い ウインドウブレーカは着たまま 冬用の帽子を着用して出発する

 県道96に出て 金剛川に沿って歩く 釣りをされている方がおられた 川面に釣り糸を垂れている静の姿はいいものだ ヤマハゼが実をつけていた 川を背景に写真に収める 左手に安養寺の境内が見えてくる 寺の境内を行き 右手に抜ける小道を道なりに山の方に向かって進むと 新装アパート2棟の先に和気中学の校舎が見える 校舎に向けて歩いて行く グランドが見え フェンスに和気中日本一の為の三か条の垂れ幕がセットされていた 通学時 毎日この垂れ幕を見ているのだろう どのように歌声を響かせているのか聞いてみたいものだ

 校舎の裏手を経て、お墓の中の道を行くとフェンスが出来ている 前回訪ねたのは2010/12でその時にはフェンスは無かった え! 通れないの! と一瞬思ったが フェンスに色々と書いてあるのを読むと 猪や鹿の防御用の柵で開放厳禁と書いてある また 狩猟時期にもなっているので入山には注意ください とも書いてあった

 防御柵という事がわかり一安心 フェンスを開いて通行し きちんと閉めて進む サルトリイバラが赤い実をつけているのを見つけ進んでゆくと 数分もしないうちにまた防御柵がある 二重にしないといけないとはなかなか大変だ こちらも同様にして抜けて行く

 小鳥の鳴き声を聞きながらルートを行く ルート脇に葉をつけた小さい木がある覗いてみると赤い実を沢山つけたマンリョウだ 喜んでカメラに収める ソヨゴも赤い実をつけていた しばらく歩くと鷲の巣岩(白岩様)と七曲→頂上と書いた分岐がある 分岐を左に頂上と書いてある方に進む 門柱のようなものがあり広場に出る そこから鷲の巣岩を見上げる事が出来る

 案内図を見てルートに入ってゆく ここから道幅が狭くなる 少し行くと くさり場練習場20mと書いた標識がある これまでは気づかなかった そちらには行かず道なりにルートを行く 朽ちた木が目立つ ヒサカキが花芽をつけているのを見つける 七曲と書いた標識がある その辺りの呼称なのだろう ぐねぐねと曲がりながら登って行く コシダ自生群生地と書いた標識もある コシダが多くルート脇に次々と現れる

 案内図のところから10分少々登ると視界が開けてくる 左手には下山する予定の竜王山や縦走を計画している和気アルプスの尾根が見えてくる 右手に鷲の巣岩だろう切り立った岩が見えてくる ロッククライミングをやっているのだろう男性お二人が見える 写真を撮るには手前の木の枝が邪魔をする もう少し良い場所は無いだろうかと探しながら登る 岩場の展望を得られる場所に出たもののロッククライミングをされている人はそこからは伺えなかった

 そんな事をしながら登って行くと鷲の巣白岩様への分岐を示す標識がある 分岐へは行かずそのまま登って行く ネズ ソヨゴ ヒサカキが顔を見せる

 ルートの感じが変わり 樹林の中のなだらかなルートになる 椿谷と書いた標識がありヤブツバキが群生している 花を咲かせているのを見つける事が出来た 分岐が幾つかああるがそれぞれ標識があり 神の上山頂を目指して登って行く ヒメヤシャブシを見て神の上山山頂に出る

 山頂には三角点がある 県北が開け確か大山も見る事が出来たかと思うが今日は雲が多く県北の山並みを伺う事が出来なかった 景観を見てすぐにルートを戻る

 登ってきた分岐を今度は縦走路の案内にしたがって進む 二つ目の分岐で登ってきたルートと判れ 縦走路へのルートとなる ルートを行く 倒木がある 抜けてゆこうとしたら実がある 何だろうと良く見るとサネカズラのようだ 赤いところもあるが褐色に変色しているところもある 枝を見回すと あちらこちらに実を見つける事が出来た この木だけ何で倒れたのだろう?

 しばらくはなだらかなルート ヤブツバキやソヨゴ ネズなどを見ながらルートを行く コシダにも良く出会う 和気アルプス奥の峰と書いた標識を見てすぐに分岐があり 温泉へ下山と書いてある そちらには行かず左を行く 左のルートもどんどん下って行く ヤブツバキの花を見て進むとジャンダルムと書いたところに出る

 ジャンダルムは景観が良い 落雷を受けたのか枝だけの木々があり違った景観を見せてくれる 谷の先にはこれから訪ねる竜王山や涸沢の峰などを伺う事が出来る 下ってからの登りは結構傾斜がきつい 木の枝などに掴まりながら登って行く コウヤボウキが綿毛を残しているのをみつける 適当なアングルが無いか時々振り向くが木の枝に遮られ 適当な場所を見つけられないまま涸沢の峰に出る

 竜王山へはここから降りて行くのだが その前にもう一足伸ばす 左手に竜王山 小竜王山を見ながら尾根を行くと数分で穂高山と称されているピークに出る そこで記念写真を撮り 昼食をとる ここから吉井川も見る事が出来る

 食事を終え下山する 涸沢峰に戻り 竜王山へのルートに降りて行く 下山口には竜王山 由加神社と案内標識がある 急な下り 足を滑らさないよう留意する 尾根道にソヨゴが赤い実をつけていた 下ってから登り返す 登り返し振り返ると涸沢峰 穂高山の景観が見え面白い

 小竜王山への分岐があるが今日は竜王山から直接下山する 分岐を直進すると竜王山の三角点や祠がある みかんが供えられていた あとは斜面を降りて行く 正面に金剛川や由加神社の駐車場が見え 左手には登りの尾根道を見る事が出来る テンポ良く降りて行く 降りた先に防御柵がある ここは見覚えがある 柵を開け抜けた後はきちんと閉める

 フェンスを閉めて小竜王山のルートを降りた時と勘違いし左のフェンスに入ろうとしたが 安養寺と書いた標識が眼に入りそちらに向かう しかし、どうもおかしい 元に戻ってフェンス出口にある標識を確認したら 由加神社と書いてあった 何の事はない 真っ直ぐ降りていったら駐車場のところに出た 記録を見ると前回も違ったルートを行っていた 小竜王山から降りた記憶が混乱の要因となっているようだ 何か先入観のようなものがあると何でもないところでも間違いをしてしまう


アプローチ
  通勤の時間を避け9時前に倉敷を出る 2号線は車は多いものの流れは順調 遅めに出発したこともあり太陽との角度が違い いつもの眩しさがない 岡山バイパスを抜け ブルーラインとの分岐を過ぎ 県道37と平行して走るようになった所で急に車の流れはストップ 前の車はどんどん県道37の方に降りて行く 私も一緒に降りて行く 2号線は遅々として動きが見られない 事故なのか原因がわからない 2号線を行くのを見合わせて、県道96を経由する事としそのまま県道37を走る 国道250を横断 新幹線を潜り瀬戸で県道96へ右折する 昔懐かしい県道96を走る 吉井川を渡り374を右折 金剛川の手前で県道96へおりる 金剛川に沿って進むと すぐに由加神社が見えてくる 神社境内に駐車させて頂く 車の温度計で外気温は5℃だった