実僧坊山



標高 実僧坊山461    難易度 ☆     登り 45分 全工程141分  岡山県
倉敷からの距離    22Km        登頂日 2014/06/09   ガイドブック  写真 山の音 動画

岩屋駐車場9:24−9:40岩屋寺−9:41鬼の差し上げ岩−9:47分岐−9:59分岐−10:03鬼の酒盛り岩分岐−10:05鬼の酒盛り岩−10:09実僧坊山−10:18分岐−10:21重田池分岐−10:24堰堤10:41−10:43重田池分岐−10:53橋(池の端)−11:24タムシバの森11:26−11:32鉄塔#30−11:40せせらぎの十字路−11:53岩屋大桜−12:04岩屋駐車場 

登山
 今日は実僧坊山(じっそうぼうざん461m)を経由して重田池(じゅうたいけ)タムシバの森を訪ねる

 登山支度をして出発する 駐車場に総社ふるさと自然のみち案内図と書いた大きな案内板がある 今日のルートは図の右にあるもので岩屋寺から 実僧坊山そして重田池 重田池は堰堤まで行き そこから左周りでタムシバの森を周回 せせらぎの十字路 岩屋の大桜を経由して駐車場に戻るコース どんな花に出会えるか楽しみだ

 案内図の左手方向に進み トイレの後の道路を登って行く 早速 ヤマツツジ ハナニガナ ノアザミ サルトリイバラの実 ネジキ スイカズラ等が出迎えてくれる おや!ホトトギスの鳴き声が聞こえてきた オオイヌノフグリ トウバナ ウシハコベなどの小さな花も咲いている 4月に訪ねた時にスモモと思われる花が咲いていたのを思い出し実がなっていないかを見てみると緑色のものや 薄っすらと色付いた実を見つける事が出来た 実では何か判断出来ないが花を見ているのでスモモと判断して良さそうだ
 
 陽が射し込み新緑が美しい 落ち葉が積もっているルートに木漏れ日が射し込み心地が良い 小鳥の鳴き声もにぎにぎしい ウグイスの鳴き声も聞こえる 何回か訪ねてきておりルートの感じもわかってきた 第一番石仏を見て 岩屋寺に向かう 観音堂を経由して石段を登り岩屋寺に 寺の右手には鬼の差し上げ岩がある ロープが張り巡らされ何か書いてある 近づいて見ると 落石注意 立入禁止 と書いてある 鬼の差し上げ岩の手前の岩が崩れている ロープの外側を歩けたので 外側を歩き 鬼の差し上げ岩の横を抜ける
 
 その先は分岐になっているが標識は無い 直進気味に少し下って行く その先に鬼の昼寝岩を示す標識がある 標識に従い昼寝岩の方へ進む 樹林帯の中のルートを行く ヤマツツジが顔を見せてくれる程度で花は少ない
 
 数分で分岐に出る ここでは鬼の昼寝岩には向かわず 鬼の酒盛り岩 重田池へ向かう ゆるやかな登り コガクウツギ ノイバラ イヌツゲ ツルアリドウシの花を見つける お!ササユリだ ルートに背を向け 花弁は切れており疲れた感じ ちょっと残念な姿だがササユリが咲くのがわかった そこからすぐに分岐があるが登竜山には寄らず 分岐を右に折れ鬼の酒盛り岩へ向かう
 
 ガンビ コガクウツギ ナルコユリ ネジキの花 サルトリイバラの実を見つけ 重田池と鬼の酒盛り岩の分岐に出る 分岐を鬼の酒盛り岩に向かい 岩に出る 岩のところにヤマツツジ モチノキが花を咲かせていた モチノキと並んで花芽を膨らませている木があったが残念ながら名前がわからない コツクバネウツギのがく片を見つける 調べると コツクバネウツギとツクバネウツギとありがく片に違いがある旨記載があった それによると2−3枚はコツクバネウツギに該当するとの事 ツクバネウツギは5枚だそうだ
 
 岩から実僧坊山へ向かう 殆ど平坦なルート 所々にテープナビがある 山頂には三角点があり標識も見られる ルートを戻ろうかと思ったが 標識の先にルートらしきものがある しっかりしたルートではないもののルートが読めるし テープナビも見られる どこへ出ても知れている 追ってみようとルートを追う 10分もかからずにルートに出る 重田池に出る少し手前だ ルートを追っていた為か花には気づかなかった
 
 ルートを行く シライトソウが二輪並んで咲いていた これは嬉しい 喜んでカメラに収める 3月に訪ねた時の記録に 「重田池を示す標識があり近くに 里地里山の自然と文化 と書いた案内板がある ササユリ リンドウ シライトソウなどの花が紹介されていた」 と記している そのシライトソウだ
 
 シライトソウの近くにツルアリドウシが白い小さな花を咲かせ ハナニガナ ヤマツツジなどを見て重田池周遊ルートの分岐に出る 重田池と書いた方に進むと堰堤に出る まずは堰堤に向かう
 
 左手に池を見ながらルートを行く 鬼の酒盛り岩で見た名前不明の花芽を見つける アセビの実を見つける 今度は小さい白い花が咲いている 写真に撮って調べようとしたが花にはピントがあってない だめだったかと削除しようとしたら特長のあるモウセンゴケが写っていた そうか白い花はモウセンゴケの花だ 湿原とは言えない場所だが絶えずじめじめしているのだろうか そして ササユリが顔を見せてくれる 一輪はきれいに咲きもう一輪は蕾だ ルートに背を向け 池の方を向いている まわりこんでカメラに収める 純白と言っても良さそうだが心持ちピンク色が感じられる はじらい色とでも書いておこう
 
 堰堤に出る 堰堤にはノイバラ ヤマツツジ コガクウツギ コツクバネウツギ イヌツゲ ガンビなどが花を咲かせている 池を背景にして花の写真を撮ったり 私も花と一緒に記念写真を撮る
 
 堰堤の花を楽しみルートを戻り タムシバの森へ向かう 今度は池を右手に見ながらルートを行く 先ほど出てきた分岐を過ぎ 右にカーブする辺りからルートは池に接するようになり池の景観を楽しむ事が出来る 分岐を過ぎた地点にもシライトソウ ササユリ ノイバラ コツクバネウツギ コガクウツギが顔を見せ楽しませてくれる
 
 歩行時間記録にある橋(池の端)と記したところを過ぎると 池から遠ざかり 樹林の中のルートとなる 柔らかい陽射しを受け 緑も美しい コガクウツギ ヤマツツジ ヒメヤシャブシ クリ ヒサカキの実 ネジキ ナツハゼ サルトリイバラの実を見つけ タムシバの森と書いた案内板のあるところに出る
 
 展望の得られる場所に出て実僧坊山など展望する タムシバが咲いていた時のイメージが残っており 物足らなさを感じた すぐルートに戻り下山する 鉄塔30を潜り 丸太の階段を下りてゆくとせせらぎの十字路に出る 渓流を渡り 分岐を岩屋の大桜へ向かう
 
 タカノツメが実をつけている 何の実かわからなかったので写真に撮って調べる 葉に特徴があり3出複葉で調べタカノツメと解ったもの ここでもシライトソウに出会った 岩屋の大桜を見て駐車場へ ウツギ キツネノボタン ヤブヘビイチゴの実 キランソウ イヌガラシ ニワゼキショウ コナスビ クサノオウなどを見つける 駐車場の周りにリョウブの花芽とヤマウルシの実を見つけた 車は2台増えていた



アプローチ
 6/4に梅雨入りと早くも梅雨のシーズン 県北は雨の予報だが県南は持ちそう 重田池の案内板にササユリの写真が掲載されていたのを思い出し出かける 曇り空だが明るく雨は大丈夫のようだ 吉備路429を走る 正面に鬼城山が見えるがぼんやりした景観 180号を横断し県道271を進む JRを過ぎ道なりに右カーブをした次の交差点を左折し砂川公園を目指す 砂川公園を抜けると自動車道は狭くなりバス通行不可となっている 対向車に留意しながら登って行くと鬼ノ城駐車場に出る 駐車場に1台駐車しているのを右に見て道なりに進む 奥坂からの自動車道と合流し岩屋駐車場に 駐車場にはすでに1台駐車 外気温度は22℃