雌山〜雄山 縦走



雌山 標高 1067m    難易度   ☆     登り70分 下り41分        岡山県
雄山 標高 1153m    難易度  ☆☆     登り114分 下り82分           
倉敷からの距離   103Km        登頂日 2014/07/11   ガイドブック   F 写真 山の音 動画

駐車位置10:12−10:39分岐−10:55登山口−11:20展望岩11:22−11:24雌山山頂11:28−12:12雄山山頂12:23−13:04雌山山頂−13:18登山口−13:28分岐−13:45駐車位置

登山
 今日は雌山(めんぜん1067m)雄山(おんぜん1153m)を訪ねる ここを訪ねるのは2010/11以来だ

 登山支度をして出発する 左手に段々畑、正面に雌山を見ながら舗装道路を登って行く どんな花に出会えるだろうかというのも楽しみの一つ カタバミ ハナニガナ ムラサキツメクサ ウツボグサ キツネノボタン ヤブタビラコ ドクダミ ノアザミ等が顔を見せる ウツボグサが結構多い ウバユリが花芽を膨らませていた ヤマアジサイも咲いている 舗装道路が切れ 土の道になる
 
 今度は雄山が見える 見る角度によって雌山(向かって左手)が見えたり雄山(向かって右手)が見えたりする 登山ルートは雌山を登り そこから雄山へ縦走する あそこまで行くのだなと思いながらルートを行く オカトラノオが固まって咲いていた イヌガラシも見つけた 小屋がある 今日は人影は見られない ハハコグサ ゲンノショウコが顔を見せていた ルートは次第に山に入って行く
 
 暫くは林道に沿って登って行く ところどころに雄山雌山登山道と書いた標識がある ヤマアジサイが増えてくる 時々陽も射してくるようになった 樹林の中で木漏れ日が射し込み ヤマアジサイに降り注いでいる ひときわ目立つ ササユリがまだ花の姿を保っていた アカショウマも花を咲かす 林道には自動車は走っていないのか大分草が生えている 繁っているというのでは無いが 車の轍が草で覆われている ルートはしっかりしておりルートを登って行く
 
 最初に雌山を訪ねた時 この辺りから取り付いたと思う懐かしい場所に出る 12月だったので夏草は枯れヤブにも入れそうだが この状態ではとても取り付ける状態では無いなと思う ヤマアジサイ キツネノボタン ミズタビラコを見てルートを行くと 分岐がある 赤い矢印しか表示されていないが 矢印の方角に進む 前方に大きな案内板が見えてきて 登山口の広場に出る 途中ヤマジノホトトギスの花芽を見つける これから良く出会う花だ 草が茂っている隙間から黄色い花 コナスビが顔を見せる 草の絨毯を踏みながら案内板に近づく 案内板の1/3ほどマタタビが覆っている 花を咲かせていた 案内板にはここから雌山まで30分程度 雄山まで1時間30分程度と記載されていた(雄山に関しての記述はマタタビで隠れ読めなかったので過去のデータで)
 
 登山道に入る これまでの幅広のルートと違い人が通れる程度の山道 まずは桧の樹林帯の中をジグザグに登って行く これまでと違い傾斜が急になり汗がたらたらと出てくる 時々ヤマアジサイが顔を見せてくれるが花は少ない 山を左に見て巻いて登ると谷筋のルートとなる この辺りはカラマツ林だ 時々陽が射しこむ ルートはしっかりしている ルート脇の草は伸びてはいるがルートを覆うことはなく追って行ける
 
 谷筋のルートから左に回って登るルートとなると山頂は近い ノアザミ オカトラノオ ヒヨドリバナが顔を出し 展望の得られる岩に出る この岩から雄山を見る事が出来る 雄山とは標高差100m弱だが手前に3つほどピークがありその先にしっかりした山容を見せてくれる このスポットは標識も無い 意識して岩に出ないと気づかないで山頂に出てしまう可能性がある 山頂からは展望はきかない 展望岩にはイワガラミが文字通りからんでいた またニガナがひとかたまり咲いていた
 
 景観をカメラに収め 山頂に向かう 山頂まで数十メートル ルートを行くと足元に一杯花が散っている 何だろうと見上げて探す ネジキの花だ 随分大きな木に列になって花を咲かせていた ズームで300mmにしてエイヤッと撮る ファインダーには何が写っているのか判別出来ないので エイヤッになってしまう 撮った写真を見ると手前にあるリョウブに焦点があっていた リョウブには全く気づかなかった 認識するということは面白い
 
 雌山山頂に出る 標高1067mと書いた山頂標識があり 三角点の近くにも新見ハイキングクラブと書いた山頂標識がある リュックを降ろし麦茶で喉の渇きを潤す 山頂周辺には コナスビ ヒヨドリバナが花を咲かせていた 一休みして雄山を目指す
 
 縦走路を行く ヒヨドリバナ シロバナニガナが花を咲かせているのを見て 樹林の中のルートを下って行く 雄山まで途中3つのピークがある 雌山と雄山の標高差は約90m登る 途中の3つのピークそれほど長くないが最後の雄山を登る時は登りが続き 一歩一歩が重い 今までこんな感じは無く 縦走と言っても気楽なものだったが 今日は結構こたえた
 
 尾根道ではヤマアジサイ ヒヨドリバナ クリ ウツギの花に出会った また ソヨゴ ウツギ タニウツギの実に出会ったが花は少ない 木陰の中のルートでありがたい 

 なんとか雄山山頂に出る 山頂は360度の展望が得られるものの木陰は得られない 雌山は樹林に遮られ頭がどうにか見える状態 周辺の景観はぼんやりしたもので 近くの大佐山や花見山ですら山容がぼんやりしておりその先の山は見えない 山頂周辺にはヒヨドリバナ オカトラノオ コナスビ ツメクサなど花を見つける 記念写真を撮り 昼食と思ったが 暑い 歩きながら食べる事にして下山する

 下山は登ってきたルートを戻る 縦走路のアップダウンを行く 下りはいいが登りになると急に息があがる 雌山山頂まで戻るとあとは下りでほっとする 途中カッコーの鳴き声を聞いた 雌山からの下りは登山口まではとんとんとかけるようにして降りる 林道から自動車道となると 陽射しや吹いて来る風で快適さは随分と違う 木陰の心地良さ 風の心地良さを味わう 反面 熱を帯びた舗装道路は鉄板焼きの上を歩くようなものでつらい



アプローチ
  台風8号が去り 天気が回復してきた 朝予報を見ると降水確率が10%と低くなっている チャンスとばかり急遽出かける 倉敷の空は曇り それでも明るい もやが出ているのかも知れない 高梁川沿いを走るのは久しぶりだ 川辺橋 総社大橋の渋滞が心配されたがどうしたものか流れはスムーズ 狐につままれたような気持ち 流れがスムーズなのは気持ちが良い 高梁川の川面を見る機会は無かったが川沿いのドライブを楽しむ 豪渓泰橋26℃を確認し180号に乗り北上する 高梁市街地で空が明るくなりいつもと逆だなと思いながら車を走らす 井倉25℃ 新見27℃ 今日は30℃を越えるとの予報 
 
 新見で県道32に降り東の方角に走る 中国自動車道と並ぶようにして走る 大佐山への交差点の次の交差点を県道58へ左折する 県道58を行き新庄に向かう分岐で別れ県道317へ直進する 右手に大佐ダムが見えてくる 惣ヶ原トンネルを抜けた先の三叉路を左にとり県道317を行く 大井野川沿いを登る渓流がきれいな所だ 路幅が広くなると大井野の集落に出る 集落に入ると道幅が狭くなるがそのまま県道317を走る 集落を抜けたところに雄山登山道を示す標識がある そこを左に曲がり すぐ近くの道路脇の空地に駐車させて戴く 車でまだ先まで行けるが いつもここを利用させて戴いている