雨乞山



標高 889m    難易度 ☆    登り87分(Eコース) 下り45分(Eコース)  岡山県
倉敷からの距離   97Km        登頂日 2014/07/28   ガイドブック  F写真 山の音 動画

駐車場所10:21−10:22登山口−10:37尾根取付き−11:07反射板ピーク(おおうね頂上702m)−11:27展望台(かみがしら山頂789m)−11:49山頂12:04−12:16展望台−12:26反射板−12:42尾根終点−12:49登山口−12:49駐車場所

登山 
 今日は雨乞山(あまごいせん 標高889m)を訪ねる このシーズンに訪ねるのは初めてだ 

 登山支度をして出発する 道路の反対側にヤマアジサイが花を咲かせている なかなか見事だ 登山口までわずかな距離 林道両側に草は繁っていたが花は見つからず登山道の標識に従ってルートに入る
 
 一歩踏み込んだところにハグロソウが顔を見せてくれる 良くみるとぽつぽつと花を咲かせているのがわかった 目立たない花である ヒカゲミツバも花芽を膨らませていた 小さい花なのでカメラもピントをどこにしたら良いか困っている 案の定ピンボケだ 登山道はノブキなどルートに沢山生えていて緑が多い 花もムラサキニガナ ヌスビトハギ オカトラノオ マムシグサの実 ヒヨドリバナ カタバミなどと見つけながら登って行く
 
 草が結構生えているがルートは一本道 草の上を歩いて行く オトコエシだ花芽を膨らませぽつぽつと花を咲かせている イワガラミがまだ装飾花を残していた ハナニガナが一輪寂しそうに咲いていた 雨乞山山頂はこちらです と書いた標識に従い 右に曲がる 以前は真っ直ぐにも行けたが今は草が茂っている
 
 同じようなルートを登って行く ヤマハギ ノアザミ マルバハギ イヌサンショウ オトギリソウを見つける イヌサンショウはサンショウほど葉にも果実にも香りが無く 役に立たないので「イヌ」が付けられたとのこと でも葉の香りを嗅いだらサンショウの香りを感じた 花期はサンショウが4−5月に対し イヌザンショウは7−8月との事 イヌサンショウの事は調べてわかったもの この時期にサンショウの花とは変だとは思ったがわかってスッキリ
 
 雨乞山山頂はこちらです の標識があり尾根に取り付く 視界が開け振り返ると湯原の街並みが見え天狗山だろうかきれいな山が見える その右手後方には中蒜山 上蒜山だろうか 正面を向くと左手に山頂ピークが見える 尾根道を行く 太陽の陽射しを受けるが風もあり割と心地良い 日影に入ると更に良い オカトラノオ オオバギボウシ ヤマジノホトトギス カワラナデシコ ムラサキニガナ キンミズヒキなどを見つける
 
 ルートは樹林帯に入る 杉や桧のようだ 樹林特有のひんやり感は吹いてくる風の質まで変えてくれる 樹林帯はそう続かない また草原のルートとなり前方に反射板が見えてくる 反射板のピークはおおうね頂上標高702mとの事 旭川を挟んで櫃ヶ山を見る事が出来る

 反射板の右手方向に周りルートを行く 少し下る 桧の樹林の尾根道 風が左右に吹き抜け快調 そして登り返す ニガナ ノアザミ ダイコンソウ オトギリソウ ヤブデマリの赤い実 ミヤマガマズミの実 カタバミなどを見つけながら登って行く 最後の登りは結構急だ 足を滑らさないよう足元を確保しながら登って行く ナワシロイチゴが沢山実をつけていた ナンテンハギを見つけた 急な斜面だったのでなんとか写真に撮った ヤマハギかなと軽く考えていたが撮れた写真を見ると違う 葉や他の情報があやふやな状況でナンテンハギと言うのは間違っているかも知れないが お許し願おう
 
 展望台ピークに出る かみがしら山頂と言われ標高789mらしい カワラナデシコ サルトリイバラの実が出迎えてくれた 展望台と書いてあった案内標識は壊れて転がり 草の中に埋もれていた 展望台という名称のとおりここからの眺望は良い 足元に反射板ピークが見え 旭川の流れと櫃ヶ山や星山 更に左は三坂山 そして霰ヶ山 尼ヶ子山が見え 雨乞山のピークが見える
 
 山頂まであと標高差100m 登ってきたルートから左に折れるようにして山頂を目指す 暫くは平坦なルート シーズンにはススキが繁る クルマバナ ウツギの実を見つけ ルートは樹林帯に入る 少し下って登り返す おや! ママコナだ 良く出会う花だが今年は初めてだ クマイチゴの実を見つけた 赤い色は目立つ ソヨゴの実 マムシグサの実を見つけ登って行くと 傾斜が緩くなり山頂に出る
 
 山頂周辺は切り開かれているが周辺の木が成長してきて 樹間を探さないと東側の尼ヶ子山や霰ヶ山が見通せない 西側ならびに南北方面は眺望は得られない 昼食をとりながら山頂周辺をうろうろする オトギリソウ カワラナデシコ クリの実 ソヨゴの実 ママコナ シラヤマギク サルトリイバラの実を見つけた カワラナデシコが数輪固まって咲いていた 花と一緒に記念写真を撮る
 
 食事を終え 下山する 下山は登ってきたルートを戻る



アプローチ
 7/20に梅雨明け 暑い日が続く 真っ青な青空 今日も暑くなりそうだ いつものように429吉備路を行き 県道271を経由して足守の手前で再度429に乗る 足守 加茂川と走って行く 旭川ダムの水位は定常状態護岸には夏草が生え 緑の絨毯が広がっている 旭町で県道30へ左折 旭川に沿って走り落合へ 落合入口28℃を確認 落合で313に乗り 久世 勝山 湯原と走って行く 櫃ヶ山登山口には車は無かった 勝山27℃ 湯原も27℃だった 湯原温泉入口の三叉路の信号を直進して 間もなく右手に登山口への林道がある 入口を見過ごしてしまったのでU-ターンして林道に入る 歩いている時は結構道幅があると感じたが 車だと結構狭く感じる 対向車が来たらここですれ違おうと意識しながらゆっくり走る 幸い対向車はなく 登山口近くの駐車スペースに駐車させて戴く