実僧坊山  

実僧坊山



標高 実僧坊山461    難易度 ☆     登り 30分 全工程113分  岡山県
倉敷からの距離    21Km        登頂日 2015/01/19   ガイドブック  写真 動画

岩屋駐車場8:29−8:38岩屋寺−8:43分岐−8:52分岐−8:53鬼の酒盛り岩分岐−8:57鬼の酒盛り岩9:05−9:07実僧坊山−9:19分岐−9:20重田池分岐−9:22堰堤9:23−9:26重田池分岐−橋(池の端)−9:58タムシバの森10:01−10:06鉄塔#30−10:13せせらぎの十字路−10:25岩屋大桜−10:34岩屋駐車場 

登山
 今日は実僧坊山(じっそうぼうざん461m)を経由して重田池(じゅうたいけ)タムシバの森を訪ねる

 登山支度をする 冬用の帽子を着用し ウインドウブレーカを着て出発 駐車場の総社ふるさと自然のみち案内図をちらっと見て左手方向に進み トイレの後の道路を登って行く 確かネジキがあった筈と注意しながら行くが見つけられず舗装道路から土の道へ進む 

 サザンカが薄桃色の花をつけているのを見てルートを行く 幾つか分岐があるが岩屋寺の案内に従って行けば良い もう何度か訪ねているので一人でに足がルートへ向かう 青空が広がり太陽の陽が射しこんでくるようになった 曇りと思っていたので嬉しい

 第一番石仏を左に見て 岩屋寺観音堂への石段を登って行く 民家のような家があるがそれが観音堂のようだ 柱に観音堂との記載があった 岩屋の説明板や石柱などがある いつもは左にルートをとって鬼の差し上げ岩に向かうのだが右手を行くとショートパス出来そうなので右手へ進み 石碑の左からルートに入る

 ルートはあまり人が通らないのだろう 結構荒れているが読める すぐに前回通ったルートと思われるルートに出る 右に進むと鬼の昼寝岩を示す分岐があり いつものルートと確認が出来た

 ルートを行く 花や実は見つからない 次の分岐を鬼の昼寝岩には寄らず 鬼の酒盛り岩へ向かう ルート前方の樹間からこれから登る山並が見える 随分先にあるように思えるが記録を見ると10分少々だ イヌツゲの実をやっと見つけた ヒサカキが小さな花芽を沢山つけていた ルートを登って行くと分岐があり右に折れる その辺りが先ほど見た山並のコルの辺りだ

 右に折れてすぐにまた分岐があり鬼の酒盛り岩へ向かう コウヤボウキが綿毛をつけ風に吹かれ揺れていた 幾つも綿毛が見られた ヒサカキの木も結構多い ヒサカキはカメラが焦点を定め難いのかことごとくピンボケだった

 鬼の酒盛り岩を示す標識がルートを遮るようにして設置されている 標識に従って右に行けばすぐに鬼の酒盛り岩に出る 実僧坊山の山頂は標識を避けてルートを直進して行けば良い 鬼の酒盛り岩に出てもバイパスルートがあり山頂へのルートと合流できる まずは右に折れ 鬼の酒盛り岩に出る

 円座を組んでいるかのように大きな岩がある それを言うのだろう 岩の先に見えるピークが実僧坊山だがあまりピークらしくない なだらかな山だ 今日はここで記念写真を撮る

 岩に沿って山頂ピークの方向に進み 気持ち左に進むと先ほどの山頂に向かうルートと合流する ルートと言ってもそうはっきりしているわけでは無いがルートとして読める 2分程で山頂に出る 山頂には三角点と実僧坊山と書いた標識があるが眺望は得られない

 ここで山名に触れておこう 国土地理院の1/25,000の地図では登龍山と記載され 実僧坊山はここから300mほど西南に位置する山の名前として記載されている ところが、現地の駐車場にある案内板(砂川公園や鬼城山など幾つも設置されている)には反対に記載されている この記事を参考にされておられる方がいたら現地の案内標識に従った方が、混乱が少なくて良いだろうと判断し 案内図の表示に従った

 山頂から重田池に降りるのにはルートを分岐まで戻り 重田池の案内に従って行けばしっかりしたルートがついている しかし、そこを戻らなくても行ける事を前回経験した 今日もルートを戻らず 山頂を抜けて行く

 ルートを追って行く 前回どこかで左方向に降りたように記憶するが右手方向に誘導される どこかに岐路があったのだろうが不明 テープナビやリボンのようなものがかなりこまめに付けてあるので 見失うと戻ってナビを追いながら降りて行く 樹間に重田池と思われる池が見え 降りてゆくと更にはっきりと池だとわかる そして総社ふるさと自然のみちに飛び出す 飛び出したところから1分で重田池畔の分岐に出た 前回より池に近いところに出た

 分岐を重田池と書いてある堰堤に向かう 池を左手に見ながらルートを行く 水が出ているところがある 6月に訪ねた時シライトソウが咲いていたところだ 水が出るから花が咲くのだろう 足場の悪いのも仕方が無い そして堰堤に出る

 堰堤からの景観をカメラに収める アセビが実を残しているのを見つけて分岐に戻る 空が暗くなってきた 雨がパラッと落ちてきた このまま戻ろうか 予定どおりタムシバの森を回ろうかちょっと迷った 雨の予報は無かったので一時的だろう 最悪の場合傘を差して歩いても難しいルートではないと判断し 予定どおりルートを行く事とする

 分岐を過ぎると池の畔が水面と近くなるので好きな景観だ 池の景観を楽しみながらルートを行く 雨足が池面にところどころ見えるが数は少ない 歩いていても降っているかわからない ヤブコウジが赤い実をつけているのを見つけた ネズも実をつけていた ルートは池を離れ 池を取り巻く山へ登るルートとなる 左手に渓流がちょろちょろと流れる音を聞きながら登って行く

 タムシバの森と書いた標識があり標識のところで90度右に折れるようにしてルートを登って行く 緩やかなアップダウンの繰り返しである ヘリコプターが頭上を旋回している しばらくするとホバリングしてロープが降りたり人の姿らしいものが見えたり 訓練でもやっているのだろうか? 静かな山の筈が結構賑やかだ コウヤボウキの綿毛 ヒメヤシャブシ サルトリイバラの実を見つけ タムシバの森と書いた標識に出る

 標識の少し先に木のベンチがあり 標識とベンチの間のルートを入って行くと展望の得られる場所がある 今日もそちらに寄る しかしここからは重田池は見えない ヘリコプターは見えるが随分小さく見え 何をしているか伺う事は出来なかった

 すぐにルートに戻る そしてせせらぎの十字路の案内に従ってルートを降りて行く 途中鉄塔#30を潜り 丸太の階段を降りて行く 階段の間隔が広いので一歩一段では降りれず少しテンポが悪い 石垣がありそこを過ぎると渓流に出る 渓流にある飛び石の上を行く ここがせせらぎの十字路と言われる場所 渓流を渡り 右に数歩行くと分岐があり 分岐を岩屋の大桜へ向かう 尚、渓流に沿って登れば重田池堰堤に出るし 反対側に降りて行けば自動車道に出る

 分岐から登りが続く タムシバの森を降りてくるともう登りは終わったと言う感覚になり ここの登りは予想外の感じがする 今回も同じで、結構登っているのだなと思いながらルートを行く 右手に鉄塔#31を見て 鬼の昼寝岩への分岐を見て 10分少々で岩屋大桜に出る そして後は平坦なルートを岩屋駐車場へ向かう 駐車場には1台車が増えていた 駐車場脇のヒメヤシャブシが実をつけていた



アプローチ
 今日は曇り時々晴れの予報 雨の心配は無さそう 薄曇りの倉敷を出発する 車載温度計は3℃を示している 吉備路429を走る 先日訪ねた鬼城の西門城壁が見える 180号を横断して県道271へ進む JRを過ぎ道なりに右カーブをした次の交差点を左折し砂川公園を目指す 砂川公園を抜けると自動車道は狭くなりバス通行不可となっている 対向車に留意しながら登って行くと鬼ノ城駐車場に出る 駐車場には1台も見られなかった 駐車場を右に見て慎重に走る 対向車が無く一安心 奥坂からの自動車道と合流し岩屋駐車場に 駐車場にも車は見られない 車載温度は2℃