駐駐車場9:22−9:25登山口−9:43標識_1200m−10:05ニコニコ岩10:10−10:17展望台10:18−10:23山頂=パークセンター10:29−10:36写真10:44−10:59倉敷保養センターせとうち=11:20駐車場
今日は王子ヶ岳(おうじがたけ234m)を訪ねる登山支度をする 風も無く陽射しが心地よい ウインドウブレーカはリュックに入れ出発する ウインドウブレーカを脱ぐと上は半そでの下着と長袖のシャツ 長袖のシャツはオールシーズン着用しているもの 自宅にいるときと比べるとぐっと薄着になる リュックを背負うと結構暖かい リュックは防寒と転倒時のクッションの役目を果たしてくれる
ちょっと薄着だが歩くと暖かくなる 瀬戸内海とおにぎりの形をした大槌島を見て、自動車道を走ってきた方に少し戻る 信号のある三叉路のところに登山口がある 王子ヶ岳案内図を左に見て丸太の階段を登って行く
瀬戸内海を背にして登って行く この辺りはトベラが多い 探しながら登るとトベラの実を見つける 近くにサルトリイバラの実が一つぽつんと残っていた ヒサカキの木も幾つも見つけられる 小さい花芽を沢山つけていた 振り返ると瀬戸内海の景観が広がる 大槌島や渋川海水浴場を見渡す事が出来る 穏やかな瀬戸内海の海面が大きな鏡となって太陽の陽射しを反射している 海側は逆光になる 前方は青空が広がり 先ほどまであった雲は消えてしまった 山肌のところどころに岩が頭を出している
丸太の階段の登りが終わると傾斜がゆるくなり ぐっと歩きやすくなる 瀬戸内海のおいたち1と書いた案内板と休憩舎1200m 渋川海岸700mの標識がある 休憩舎のすぐ先に山頂があるので全工程約2Kmとなる
案内板の説明文は以前にも書いたが コピペしておこう
王子が岳からは、おむすび形をした美しい大槌島を中心に、その奥に四国本土の五色台やお皿を伏せた形をした屋島、さらに西の方には瀬戸大橋がかかる塩飽諸島の島々が見えます。 では、現在のような瀬戸内海の美しい風景は、いったいどのようにしてできたのでしょうか。
説明板から6分ほど歩いたところにそのつづきがある
今から数万年前の氷河期のころは、海面が現在より100m以上もひくかったため森林におおわれた湖の点在する陸地でした。 また、そのころの日本列島は大陸と陸続きであったため、大陸からの大形の動物が瀬戸内海一帯の原野にも生息していたといわれています。ナウマンゾウなどの化石が漁師の網にかかり、海底から引きあげられることがあります。
今度は王子が岳の岩石の説明がニコニコ岩の手前にあった
この地域の岩石は花崗岩といい、瀬戸内海地方の代表的岩石です。この花崗岩が長い年月の間に、風や雨などの作用により風化されこのような大小の岩が重なりあった姿になりました。 また、花崗岩には、長石、石英という白い母岩が多く含まれているので、風化し、海に堆積すると、渋川海岸のような白く美しい砂浜となるのです。
潅木に囲まれたルート 3,4回アップダウンを繰り返す クチナシの実なのだろうかオレンジ色をした特徴のある形を見せてくれる ヒサカキ メラノキシロンアカシア フサアカシアの花芽を見つける そして大きな岩(ニコニコ岩)の裏に出る
岩の裏の隙間を海の方に向かうと岩の上に出る 瀬戸内海の景観が、ぱっと広がるこの変化がいい 空は青く 海は穏やか 大槌島の先には小豆島や四国が見え 瀬戸大橋の橋脚も見る事が出来る 素晴らしい展望だ 足元の岩は大きな岩が幾つもあり、その上面に立てる 岩を見下ろすとその先は海面である ちょっとスリルがある
展望台の方に何名も人影が見える こちらに向かうようだ 私は景観を楽しみ ニコニコ岩の正面に回り、カメラに収め展望台に向かう 10名程のグループとすれ違う
展望台まで数分の距離だが少し高い位置にあり見下ろすような形 先ほどのグループが岩の上に出て景観を楽しんでいる様子が伺える 展望台にも大きな岩がありニコニコ岩と同様な景観を楽しめる 瀬戸大橋はこちらの方が近い
展望台を後に山頂に向かう パークセンターが見える ルートの岩の上に立つと右手に野外ステージを見る事が出来る パークセンターに向かう階段を登り センターの裏手に出る ここはパラグライダーの練習場になっている 今日は、どなたもおられなかった そのまま斜面を登り山頂に出る
山頂には休憩小屋がありその左手に三角点がある また 海の方を見ると児島の海岸線と瀬戸大橋を見る事が出来る すぐ前に見える小島は竪場島(たてばじま)で標高は45mで平たく、鯨が浮かんでいるような形に見えるため、地元では鯨島と呼んでいるとの事
山頂から野外広場に向かう 野外広場に向かうルートに沿ってサザンカが植えられており花を楽しむ事が出来る 花を見て 下山する
下山ルートはパークセンターから展望所に向かうルート脇にブリキ缶の灰皿がある そのすぐ手前(パークセンター側)を右に入る 少しわかりにくいが入り口にテープナビがあった 幅は狭いがしっかりしたルートがついている 王子ヶ岳の岩峰の裏側を降りるルートである 振り返ると岩峰を見上げる事が出来る ルートはジグザグで降りてゆくので曲がり角で景観を確認しながら降りると良い 足元ばかり気にしておりると折角の景観を見逃してしまう 途中ネジキとオオバヤシャブシの実を見つける
ルートに大きな岩が現れる ここから振り返った景観はなかなかなもの 今日も写真を何枚かとりパノラマ合成する 岩峰を背景に記念写真を撮る 太陽の陽がいつのまにか翳り寒さを感じる ウインドウブレーカを出して着用する
ルートを降りる 少し行くと壁画のある岩や修験場がある これらを見て降りてゆく 御嶽山行者窟と書いた石柱の所を抜け 倉敷保養センターホールサムインせとうちの脇へ降りて行く
ここから国道430に沿って海岸沿いを駐車場まで戻る メラノキシロアカシヤが群生しており花芽を沢山つけている 風が吹いており揺れている 足を伸ばしウオークを楽しむ
駐車場でリュックなど片付けていると男性がやってきて王子ヶ岳の登山口はどこか聞かれた 福山ナンバーの方 これから登られるようだ 私が降りてきたルートの下山口も説明したが どうされただろう
今日の予報は曇り時々晴れ 降水確率は10%と低く雨の心配は無い 車載温度計は3℃ 曇り空の下倉敷を出発 倉敷川沿いの県道22を走る 国道2号と立体交差し、次の三叉路を県道21へ向かう 粒江トンネルを潜り水島インター西に出る そこから2車線の道路を走り 稗田(ひえだ)の交差点を左折し県道276を行き、国道430に出る 国道を左折し渋川方面に向かう 国民宿舎王子ヶ岳を過ぎ 渋川港駐車場に駐車させて戴く 車載温度計で6℃に上昇 雲間から陽が射し 青空が増えてきた