鬼城山 経山



標高 鬼城山397m 経山373m    難易度 ☆     登り 67分(北門ルート) 29分(経山縦走) 全工程218分  岡山県
倉敷からの距離    16Km        登頂日 2015/02/20    ガイドブック  F写真 山の音 動画

砂川公園8:18−8:27赤坂池−8:40鉄塔巡視路入口−8:51鉄塔#353−8:57鉄塔#354−9:01鉄塔#355−9:07分岐−9:23観音めぐり−9:25穴観音−9:28道路−9:34奥坂休憩所−9:35鬼城・岩屋方面入口−8:42鬼城東門登山道分岐−10:10養鶏場裏−10:12自動車道−10:18分岐(マンサク入口)=10:21マンサク行き止まり=10:26分岐−10:38北門−10:49鬼城山山頂−10:55鬼城山ビジターセンター−11:00鬼の釜−11:04経山登山口−11:08分岐−11:18経山山頂鉄塔#351_11:19−11:26分岐−11:35鉄塔#350−11:44分岐−11:50自動車道−11:56遊歩道入口−12:05砂川公園

登山
 今日は鬼城山(きのじょうさん397m)・経山(きょうやま373m)を訪ねる

 登山支度をして出発する 太陽の陽が射しこんでいるがひんやりとする ウインドウブレーカーを着たまま出発する 砂川公園に入る おや? ウオータースライダーが設置されている これまで何度かここを通ったが気付かなかった 子供達が喜んで遊ぶ姿が目に浮かぶ

 自動車道に出て鬼ノ城を目指す しばらくは自動車道路を行く 今日は鬼城山の北東の位置にあるアテツマンサクを狙ったコース 鉄塔巡視路を行き 奥坂から総社自然の道を行き アテツマンサクを見て北門経由で鬼城山へ登り 経山経由で砂川公園に戻る予定

 道路脇には石仏が所々に見られる ヒメヤシャブシ ヌルデを見つけながら登って行くと左手に赤坂池が見えてくる 池面に正面の山並を写している ここを過ぎると道路幅が狭くなり、自動車で通る時は対向車に注意すると共に、交差出来る場所を留意しながら走る必要がある 歩く時はそうした必要はない 道路脇の木々にめをやりながら登って行く

 オオバヤシャブシ ソヨゴを見つける ソヨゴはどの山でもそうだが 今年は実を付けているのが少ない 昨年訪ねた記憶ではあちらこちらに見つける事が出来たが 今年はやっと見つけたという状況だ 第14番と書いた石仏が道路左手にある 石仏についている番号を見ながら登って来られる方には14番の数字が目印になる

 その石仏を過ぎてすぐ右手に鉄塔巡視路がある ここを入ってゆく 自動車道から土の道になる 緩やかな登り 右手に渓流の流れる音が聞こえてくる 渓流はコシダやシダに覆われ 水の流れを見る事は出来なかった コウヤボウキの綿毛を見つけ 鉄塔#353に出る

 ここに出ると周辺が開け 前方に、これから追って行く鉄塔が見える 振り返ると経山に繋がる鉄塔が見える 右手には高丸山を見る事が出来る 鉄塔巡視路の中で一番気持ちの良い場所だ ヒサカキが多い 花芽をつけているのを見て鉄塔#354に出る

 ここが鉄塔巡視路のピークなのだろうか前方に伸びる高圧線を俯瞰出来る 右手方向に降りて行き樹林の中のルートとなる 緩やかな下りのルート 数分で左手に鉄塔#355を確認出来る ルートを直進する 今度は三叉路に出る ここを左へ行けば鉄塔を追いながら奥坂に出る 直進すれば穴観音を経由して奥坂に出る テープナビは左へ誘導するように付けられている そちらの方が景観も良くおすすめだ だが幾らかアップダウンがある 穴観音ルートは渓流に沿って単調な下りだった記憶があり それを確かめる狙いもあり 分岐を直進する

 ルートはコシダやシダが繁り 足元が見え難くなっている 足元に注意がゆき、周辺を伺う余裕は無い 尤も、これだけシダが繁っていると花は見られない 記憶どおり単調な下りだ ルートはしっかりと読めるので安心だが果たして、ルートをきちんと追っているのだろうかと心配になる事もあるようなルート 以前、ここを抜けたかな?と怪しげな記憶力に振り回されながら進むと 観音めぐりみちと書いた標識のところに飛び出す

 ここは巡った記憶があり 迷うことなく穴観音の方へ向かう 穴観音の説明を見て抜けて行くと 岩屋三十三観音の案内図があり 自動車道に出る そして自動車道を左に折れ 奥坂へ向かう

 道路脇に黄色い菜の花がひとかたまり咲いていた コマツナのようだ 菜の花というのは食用の花という意味だとwikiに記載されていた 春先に咲いている黄色い花は、菜の花という名前かと思っていたが 春の花と同じ使い方と思えば納得できる

 暖かな陽射しを受け 菜の花が輝いているのはいい 皆笑っているように見える 今度は、センダングサの特徴のある実 触れないよう注意しよう 奥坂の休憩所を右に見て自動車道を行き 三叉路の分岐2ヶ所を鬼ノ城へ向かう 舗装が切れ土の道になり、総社ふるさと自然のみち として整備されている

 数分歩くと鬼ノ城東門と書いた分岐に出る 今日は直進する ベニドウダンだと思われる実を見つける アテツマンサクの説明板にベニドウダンの南限地となっているという記載があったのでベニドウダンがあってもおかしく無さそうだ ヒサカキやヒメヤシャブシも見つける 橋がかかっているところに出る この辺りはヤブツバキが多い 昨年3月には足元に沢山花が散っていたが この時期はまだ早い、わずかしか見つける事が出来なかった

 奥坂から登りが続く 橋を過ぎた辺りから次第に傾斜がついてくる 道路の幅が狭くなり 最後には人一人が通れる程の狭さになる 道路右手には鎖のフェンスが設置されておりフェンスにもたれないよう注意書きがあった 右手の方は崖となっていて 渓流を伺う事が出来る ここを過ぎると傾斜が緩くなり 鶏舎の裏手に出る

 サルトリイバラがまだ実を残しているのを見て 自動車道に出る 自動車道との分岐を鶏舎の方に振り返ると アルムの里 鬼の城農場 と書いた標識があり その脇の電柱に 衛生管理区域につき立入禁止の札があった 立入禁止処置がとられていた形跡を伺う事が出来る 鳥インフルエンザの処置だったのだろう

 道路を行くと左手前方に鬼城山が見えてくる 山の麓を回りこむようにロープが設置されている 今日の狙いとしているアテツマンサクの場所だ 周辺人や車が見られない 花が咲いていれば、訪ねる人があっても良いのだが まだだろうか と心配しながら目的の場所へ向かう

 植物の採取を禁止しますという立て札が幾つもあり アテツマンサクと生育限界と書いた案内図が設置している場所に出る 花の写真が描かれており 開花時期2月中旬と書いてある 丁度良いタイミングだったと周囲を探す アテツマンサクと札をつけた木があったが木の先は折れており、花らしいものは見られない 渓流に沿って入ってゆけるルートがあるので花を探しながらルートを行く すぐに この先行き止まりと書いた札がありロープで行けないようにしている 残念ながら花を見つける事は出来なかった

 これでは誰も来ないのだと納得しルートを戻る 途中ウツギの実を見つける さきほど通ったルート脇だったが気付かなかった 分岐を鬼ノ城北門へ進む 北の吉備路学習の森を抜け 次の分岐も北門へ向けて左へとり登ってゆくと北門に出る 昨年はここで雪が降ってきた 青空で明るい北門より薄暗くなって雪が降ってきた時の方がここの雰囲気を醸し出してくれるなと勝手な感想

 北門から山頂を目指す 遊歩道とは別に幅は狭いがルートがついているのでそちらを追う 右手が開け山並を一望出来る犬墓山なのだろうか? 遊歩道と合流し山頂に出る

 山頂から西門とその先の経山を見てすぐ経山へ向かう 角楼には4名の方が思い思いの方角の景観を楽しんでおられた ビジターセンターに出る 駐車場には10台余り数える事が出来る 結構来られているようだ

 自動車道を降りて行く 遊歩道もあるが花には出会えそうもない 鬼の釜を見て 少し行ったところを旧道に進む 若干ショートカットとなる 曲がり角にウメの木を見つける 花芽が膨らみ ほころんでいるものを幾つか見られた ウメが咲く季節になった

 経山城跡と書いた標識がありそこから入って行く 若干の登り 数分で分岐に出る 下山時はここを直進すれば砂川公園へ降りられる 分岐を左へとり山頂を目指す ゆるやかな登りが続く 経山城跡と書いた標識があり そこを過ぎて進むと左手に鬼城山の西門が見え 次に三角点がある もう少し進むと鉄塔#351に出る ここから倉敷市街地を一望出来る 金甲山とそれに繋がる怒塚山の山容が見えたり 水島コンビナート 瀬戸大橋などを展望出来る

 景観を一望し下山する 分岐まで戻り砂川の森と書いた方向へ降りて行く しばらくは経山を左手に見ながら山を巻いてゆく そして鉄塔#350の方向へ降りて行く 鉄塔のところにネジキがありまだ実が残っているのを見つける テンポ良く下りのスピードを楽しむ 標識のあるところに出て左へ折れる ここまで降りるとあとは緩やか 手すり付きの手作りの丸太橋を二つ渡り進んで行くと 自動車道に出る 自動車道をそのまま歩いても砂川公園へ行けるが途中に遊歩道があるのでそちらを選ぶ ルート脇にコマツナギの実を見つける 特徴のある実だ そして駐車場に



アプローチ
 天気予報は晴れ時々曇り 昨日は曇り時々晴れの予報だったが朝方はすっきりした青空だった 今日は青い部分も見えるが雲が多い 車載温度は3℃ まだ気温は低い 429を走る 正面に鬼城山の山並が見えてくる 180号を横断し県道271へ進む JRの踏み切りを通り 道なりに右にカーブ 次の交差点で砂川公園の案内を確認して左折 そのまま山へ向かって走って行くと砂川公園に出る、一番奥の第7駐車場に駐車させて頂く 車載温度は2℃