森林公園



標高 1090m    難易度 ☆     登り80分 下り72分 縦走51分  岡山県
倉敷からの距離   105Km        登頂日 2015/06/01  ガイドブック   F写真 動画

駐車場10:19−10:22管理棟10:25−10:53おたからこう湿原−11:06もみじ滝_1200m−11:22分岐_700m−11:26分岐_480m−11:42千軒平11:51−12:12もみじ平−12:29県境分岐−12:42分岐−12:58奥ぶなの平−13:18熊押し滝−13:23登山口−13:33かえで園地−13:44まゆみ園地−13:54駐車場

登山
 今日は森林公園を訪ね、千軒平(せんげんだいら1090m)を歩く

 登山支度をして出発する 駐車場入口にはレンゲツツジが咲き 太陽の陽射しを受けまばゆい程 ナナカマドも花芽をつけている 道路を見るとトチノキが花を咲かせている 結構目立つ 足元にはイワニガナ ウマノアシガタと黄色い花が咲いている 園地に入り まず管理センターに寄り園内に見られる花の情報を入手する 下記の花の写真と名前が掲載されていた

 ラショウモンカズラ ムラサキサギゴケ ユキザサ アカモノ ツリバナ タニウツギ ウスギョウラク ヤマボウシ ヤマシャクヤク ヒロハテンナンショウ ミヤマヨメナ ホウチャクソウ ヤブデマリ ミズキ トチノキ ミヤマガマズミ アズキナシ コマユミ ツクバネソウ ギンリョウソウ ミツバツチグリ ウマノアシガタ サワフタギ ナナカマド レンゲツツジ オトコヨウゾメ カマツカ ホオノキ

 管理棟を出て遊歩道を行く まゆみ園地入口のトチノキの花が見える まゆみ園地は帰路寄る事にする 早速コマユミが顔を見せる 目立たない花だが結構沢山花を咲かせている 花の一部にスポットライトがあたったように輝いている 今度はタニウツギが日光浴をしている そう タニウツギと言えば車で走ってきた沿道に沿って沢山咲いていた

 からまつ園地の脇を行く ミズバショウは花が終わり葉を茂られている 観賞する為の木道は外されている ショウジョウバカマも花を終え背を伸ばし特徴のある姿を見せてくれる 湿原にはレンゲツツジが一面に咲いていた ナナカマド タニウツギ カマツカ ミヤマカタバミ コマユミ ヤマボウシ ヤブデマリ サワフタギに次々と出会う ムラサキサギゴケ ウマノアシガタ ミヤマヨメナ タネツケバナと草花も楽しませてくれる バイケイソウの花はまだ、葉を茂らせている

 カマツカが次々と顔を見せる アズキナシも見られるようでその区別を学べるかと写真に撮って見比べてみるが撮った写真はどれもカマツカのようだ アズキナシの葉は「はかりのめ」と呼ばれるように明瞭な側脈があるとの事

 かえで園地を右に見て、おたからこう湿原へ向かう ルート両脇の新緑が良い 太陽の陽射しを受け輝いている 小鳥達の鳴き声がにぎにぎしい ウグイス ホトトギス カッコーなどが聞こえてくる かえで園地までは次々と花が顔を出すので歩いている時間より立ち止まっている時間が多い程だが そこを過ぎると花は少なくなり、新緑や小鳥の鳴き声を楽しみながら足を伸ばし 歩きを楽しむ そして おたからこう湿原に出る

 湿原はオタカラコウが葉を伸ばしているが花は見られない 一瞥してルートを進む

 ギンリョウソウが顔を見せる 枯葉から特徴のある白い花がぽつぽつと顔を見せている 小さい花を見つけた 爪ケ城で見つけたものと同じ花のようだ 帰宅して調べる 5弁の花かと思っていたが今回撮った写真で4弁とわかる どうやらクワガタソウのようだ 名前がわかりすっきりする

 渓流に沿ったルートを行く 大きなレンズをセットしておられる方がいた 小鳥ですか? と伺う ええ 待っているがなかなか現れてくれない と話しておられた 話し声は迷惑だろうからすぐに失礼する

 ルートは登り傾斜となりもみじ滝に近づく この辺りはヤグルマソウが顔を見せる 特徴のある葉が一杯顔を見せてくれる 花芽をつけている 中には花を咲かせているものもある マクロで撮る 踊るような花は可愛らしい

 もみじ滝を一瞥し、登山道を登って行く 滝の上流を行き 大きなブナの樹を見て登って行く アカモノが顔を見せる 斜面に幾つも花を咲かせていた この辺りはイワナシが咲いていたところ 何か実らしいものを見つけられないか探すがわからなかった ここを過ぎると傾斜は緩くなり、尾根ルートに出る

 尾根を千軒平へ向かう 尾根ルートはブナの樹林が美しい 幅広いルートが整備されている アップダウンを行き また分岐があり、おたからこう湿原の近くの登山口からのルートと合流する 樹林の中の登りが続く 傾斜が緩くなり 樹林を抜けると アカモノが顔を見せる ルート脇にびっしり咲いている これはすごい 次々と顔を見せてくれる ヒメハギやチゴユリ ミツバツチグリも顔を見せる タニウツギ ミヤマガマズミも顔を出し 千軒平のピークに出る

 千軒平にはどなたもいない こんなに天気が良いのに不思議な感じ 景観を一望する 大山もどうにか山容を確認出来る 特徴のある烏ケ山も判別出来る 近くの若杉山や大山と丁度反対側の泉山などを見 記念写真を撮り下山する

 下山は尾根ルートをもみじ平 県境三叉路を過ぎ その先まで行き 奥ぶなの平 ぶなの平園地 熊押し滝のルートを選ぶ 尾根ではサワフタギが目立った 花芽を膨らませたもの 花を咲かせたもの 次々と顔を見せる タニギキョウもあちらこちらで顔を見せる 今回もピンボケが多い ミヤマガマズミ ノアザミ イワニガナ ハナニガナ オオナルコユリ ウリハダカエデ ヤマブドウなどを見つけ尾根を降りる

 尾根から熊押し滝までのルートはブナ樹林帯の中のルート 名木百選に選ばれた森林公園の大ブナがあるが 枝は折れ 幹も数メートルで無くなっている 葉が出ている様子は見られない 近くにおられた方がもう死んでいるようだ と呟かれていた 私がここを訪ねた2006/8は樹表に苔をつけてはいたがまだ元気な様子だった 落雷でもあったのかも知れない

 熊押し滝を見てルートを行くと 県境三叉路からの下山路と合流する ここからかえで園地までの遊歩道は春先は花が楽しみな場所 サンインシロカネソウが咲いていたと思われる場所で探す それらしいものを見つける 帰宅して調べたところサンインシロカネソウの種子だとわかった その他にコマユミ ウワバミソウ ヤブデマリなどに出会い、かえで園地へ

 園地から少しの間、登りの時と同じルートを歩き 北展望所の案内表示のところからまゆみ園地へ向かう 渓流沿いのルート カラマツなどが美しく趣がある ツクバネソウ バイケイソウの葉 カマツカ ミヤマヨメナ キランソウ ミズキ タニウツギ コマユミなどを見て まゆみ園地に カマツカが咲いていた木にカマツカと名前が表示してあり 確認出来た

 マユミ園地のマユミは小さい花芽をつけていた 葉の色と似ており目立たない バイケイソウの葉などが顔を見せるが花はあまり見られない 何が咲いているだろうかと期待していただけに残念だ 園地を歩き 名木百選のマユミの木へ向かう カーブを曲がったところに青紫色の花 ラショウモンカズラだ それも結構多い きれいな花を咲かせている これは良いと喜んでカメラに収める 管理棟の案内にラショウモンカズラの記載はあったがすっかり忘れていた

 ウマノアシガタが咲いているなと見ていると トンボが飛んできて花にとまる カメラを近づけても逃げず写すことが出来た もうトンボが飛ぶ季節になったのだ

 トチノキを見る まゆみ園地のトチノキは大きな木で立派だ 沢山の花をつけている 最後に管理棟前のルートに入りツリバナを見る ツリバナも沢山の花を咲かせていた 何枚かカメラに撮ったがどれもピントがずれていたのは残念だった

 管理センターに表示されていた花で ウスギョウラク ヤマシャクヤク ホウチャクソウ アズキナシ オトコヨウゾメ ホオノキに出会えなかった ウスギョウラク ヤマシャクヤクはどの辺りで咲くのだろうか?



アプローチ
 早くも6月に入った 天気予報を見ると今日は晴れだがその後1週間降水確率が高い(6/3梅雨入りとの事) 晴れている時を狙って、と、出かける 青空の下 倉敷を出発する 吉備路を行き県道271を経由して足守の手前で429に乗る 足守 加茂川 旭町と走って行く 旭川ダムは随分と水位を下げていた 旭町を抜け 休み乢トンネルを抜ける くっきりした山並みを伺えるかと期待したが ぼんやりした景観 なんとか見える程度 県道159を経由して久米へ 久米で181に乗り久世へ 久世で179に乗り北上する 179からは泉山の山容はくっきりと見える 機会を見て泉山も訪ねたい 雲井山トンネルを抜ける トンネル出口は21℃ 奥津役場は24℃ 甘木トンネルを抜け森林公園の案内に従い左折 道なりに車を走らせ森林公園駐車場に この時期、来園者は少ないようで管理棟の近くの駐車場に駐車出来た