雨乞山



標高 889m    難易度 ☆    登り102分(Eコース) 下り37分(Eコース)  岡山県
倉敷からの距離   98Km        登頂日 2015/10/12   ガイドブック  F写真 動画

駐車場所10:05−10:06登山口−10:28尾根取付き−11:09反射板ピーク(おおうね頂上702m)−11:30展望台(かみがしら山頂789m)−11:48山頂11:50−12:00展望台12:07−12:15反射板−12:28尾根終点−12:34登山口−12:34駐車場所

登山 
 今日は雨乞山(あまごいせん 標高889m)を訪ねる 

 登山支度をして出発する 駐車場の脇に草が茂っている ゲンノショウコ イヌタデ コメナモミ キツネノマゴ ベニバナボロギクなどを見つける事が出来る コメナモミはひっつき虫だ 衣服にひっつく やっかいな花 道路反対側にはウバユリの実が頭を出していた 自動車道を戻るように数10m行くと登山口がある 雨乞山と書いた標識と小さく登山道と書いた標識がある

 登山道に入って行く 登山道に早速ミゾソバ マムシグサの実 フユイチゴの花芽 シロヨメナ キバナアキギリ ノブキの実 ツリフネソウ マツカゼソウの実 ヤマノイモの実 ヒカゲミツバと次から次と顔を見せてくれる ヒカゲミツバは花と実をつけている 草の道を登り右にカーブする

 この山には昨年7月に登り12回目の登山になる 2004年にこのEルートが開発され その年の台風で相当数の樹林が風倒木の被害にあい その後整備されてきた だが、人が通らないルートには草が茂り 山容は随分と変化している 草の茂り方を見ると尋ねる人は減っているように思われる

 そんな思いを巡らしながら ルート脇の花や実を楽しむ オトコエシ ヒヨドリバナ シロヨメナ タニウツギの実 コガクウツギの実 オトコエシの実 ヤブコウジの実が顔を見せる 雨乞山山頂はこちら という標識に従い右にカーブする

 植樹された桧のルートを行く 桧が育ってきており枝が伸びてきている ヤクシソウ アキノキリンソウ そしてセンブリが顔を見せてくれる センブリはその後もたびたび顔を見せてくれた きりっとした花は嬉しい 何枚かカメラに収める ヤクシソウ アキノキリンソウ シロヨメナも良く顔を見せてくれた ヨウシュヤマゴボウの特徴ある実 メナモミに出会う

 雨乞山と書いた標識がありそこから尾根ルートとなる 標識のそばにセンブリが顔を見せ 尾根入り口にもセンブリが顔を見せてくれた 尾根ルートに出ると左手前方に山頂ピークを見る事が出来る

 尾根を行く 早速赤い実 オトコヨウゾメの実だ ルート脇に次々とオトコヨウゾメが顔を見せてくれる 赤い実を次々と見る事が出来るのは嬉しい 今度はヤマザンショウだ 丸い小さな実をつけている こうして見ると可愛い オトコヨウゾメに負けじとサルトリイバラも赤い実を見せてくれる またセンブリだ

 リュウノウギクが顔を見せる リュウノウギクも良く顔を見せてくれる オトコヨウゾメ サルトリイバラ センブリ リュウノウギクを繰り返し楽しみながらルートを行く イヌザンショウ クリ ミヤマガマズミ タラノキ ヤマウルシ いずれも実を見つける タラノキは調べてわかったもの ヤマハッカ ミズヒキも顔を見せ ルートは樹林帯に入る

 フユイチゴの花芽やツルシキミ ヒメモチを見ながらジグザグに登る 樹林を抜けると草の茂ったルートとなり そこを登って行くと反射板の設置されているピークに出る ルートではヘクソカズラの実 シラヤマギク ヤマハッカ ミヤマガマズミの実を見つけた

 ピークから旭川の流れと櫃ケ山を見る事が出来る ススキの穂先にこれらの景観を楽しむ 足元にはタムラソウが花を咲かせていた 反射板を左に見ながらピークを行くとアキノキリンソウ ヤマラッキョウ ワレモコウ リンドウを見つける事が出来た

 反射板のピークを後にルートを行く 少し下って 桧の樹林の中のルートを行く すぐに樹林を抜ける 正面に展望台ピークが見え、ルート脇に花や実が顔を見せてくれる ハッカソウ タムラソウ イヌザンショウ キバナアキギリと見て アズキナシの大木のところへ出る まだ葉がついており色づいてきているところ 葉の間に赤い実が沢山稔っている ズームでカメラに収める もう少しすると葉が落ちて赤い実が目立つようになる タラノキ クロモジ カタバミを見て 今度はセイヨウニワトコ これも大きな木 ニワトコの木と思っていたが実が黒い 花軸というのか花柄(かへい)というのか赤い色をしている ニワトコの実の写真を見ると緑色で違うようだ セイヨウニワトコの実はジャムに加工したりする由 小鳥の大好物とか ルートを行く ヤマハッカ ノイバラの実 サルトリイバラの実を見て展望台に出る

 展望台には 雨乞山展望台平成15年10月しもゆばら会 と書いた大きな標識がある 平成15年にこのルートを開発したようだ 展望台からは反射板ピークと山頂の両方を見る事が出来 櫃ケ山や霰ケ山などの景観を楽しむ事が出来る 周辺にリュウノウギク ミヤマガマズミの実を見つける

 ルートを90度左に折れるようにして山頂へ向かう しばらくはススキの原の中を行く ヤマラッキョウ カワラナデシコ ミヤマガマズミの実 アキノキリンソウ クルマバナ イヌタデを見て 樹林の中に入る

 少し下って登り返す 樹林の中のルートで山頂まで登りが続く アキノキリンソウ リュウノウギク クロモジの実などを見ながら登って行く パラパラという音が聞こえるような聞こえないような怪しげな雰囲気 雨が降り出したのかも知れない 樹林の中なので雨つぶに触れる機会が少なく不安な状態 カシワの樹林帯を過ぎ山頂に出る やっぱり雨だ

 雨が強くならない内にと周辺をざーっと見る カシワの実 リュウノウギク アキノキリンソウ タムラソウを見つける 記念写真は省略して下山する 記録を見ると山頂滞在時間2分

 下山は登ってきたルートを戻る 足元がしっかりしているのでテンポ良く降りる 樹林を抜け展望台のところに出たら雨は止んでいた では と 展望台のところで記念写真をとり下山する

 登りにじっくり楽しんだルートなので 下りはテンポを楽しむ 足元をしっかり見てテンポ良く降りて行く 下山に要した時間を見ると 登りの1/3 速かったと言うより 登りに随分と時間をかけた それだけ花や実が多かったと言えよう 帰り支度をしていたら雨音が聞こえるような雨が降り出した ああ 良かった



アプローチ
 今日の天気予報は曇り時々晴れ 降水確率午前20% 午後40%で昼前からところにより雨 ちょっと心配な天気だが netで雨雲の動きを見て出かける事にする

 いつものとおり吉備路を行き 県道271を経由して足守の手前で429に乗る 沿道の稲田が黄金色になってきた 429を足守 加茂川と走り 旭川ダムに出る 水位は幾分下げていた 旭町で県道30へ左折 旭川に沿って落合へ 落合入り口温度13℃ 落合から313に乗り 久世 勝山 湯原と走る 勝山16℃ 湯原17℃ 湯原温泉に向かう三叉路を過ぎて100mほど先に林道がある 入り口に草が茂りわかりにくいが知っている場所 右にまがり 林道を行く 登山口の少し先に数台駐車出来るスペースがありそこに駐車