朝鍋鷲ヶ山登山口7:42−8:36尾根分岐−8:45朝鍋鷲ヶ山山頂8:54−9:00分岐−9:50穴が乢−11:02三平山山頂11:13−11:25土塁−11:48登山口−12:15穴が乢登山口−12:45登山口駐車場所
今日は朝鍋鷲ヶ山(あさなべわしがせん1078m)から三平山(みひらやま1010m)へ縦走する登山支度をして出発する 曇り時々晴れの予報で雨に降られなければ良いかと思っていたが太陽が顔を出し 青空が伺える これはラッキー 登山道入口にノアザミが咲いているのを見て 登山道を登って行く 丸太の階段となっておりいきなりの急登 ルートには木々が覆うようにして茂っているので木のトンネルの中を行く感じ 林道は太陽光線を受け明るいので余計暗さが目立つ
樹林の中のルートで花や実はあまり期待できない また 薄暗く視力の衰えもあろうが判別が難しく感じる それでもノギラン ミヤマガマズミ* タチシオデ*(*は実を意味する)を見つける ルートは緩急を繰り返す セミの鳴き声がすごい 小鳥の鳴き声も聞こえては来るがセミの声に圧倒される
少し下るところがある あまり変化の無い登山道で合目の標識も無い そうした中で目安になるポイントである ここを過ぎた地点でシーズンにはイワカガミが顔を見せてくれる イワカガミの葉と実のようなものを見つけた 次いでコアジサイ* コナスビ ユキザサ*が顔を見せる 次から次と顔を見せてくれるのがこのルートの特徴だ そして ユキザサが顔を出すようになると階段の登りは終わりに近い
傾斜が緩くなり 足も軽くなる 周辺を見る余裕も出てくる ムラサキシキブ* サワフタギ* オオカメノキ* ナナカマド* ミヤマガマズミ*などの実を見つけながら尾根分岐に出る 分岐を左にとり朝鍋鷲ケ山へ向かう
分岐から朝鍋鷲ケ山山頂までのルートも花や実が期待されるルート 緩やかな登りで探しながら登るのに好都合 ミヤマガマズミ* ウリハダカエデ* サワフタギ* オオナルコユリ* ソヨゴ* タニウツギ*そしてノアザミを見て 山頂広場に出る
山頂広場には感動の碑と書いた石碑があり 広場が形成されている 周辺にはオオバギボウシ オカトラノオ ウツボグサ ヤマアジサイが咲いていた また展望櫓が設置されており 櫓に登ると360度の展望が得られる リュックを下に置いて櫓に登り展望を楽しむ 真っ青な空 大山やそれに続く山並みは裾野はガスで覆われ 尾根筋がシルエットのように見える 蒜山三座となると上蒜山の頭が見える程度 こうした景観もまた味がある これから縦走する三平山は大山・烏ケ山を背にして頭を覗かせている 反対側を向くと金ケ谷山がくっきりと見えるがその先の毛無山は判別出来ない
櫓からの景観を楽しんでから三平山へ向かう 登ってきたルートを尾根分岐まで戻り 分岐をそのまま直進する しばらくは緩やかなくだり オオカメノキ* ソヨゴ* ヤマアジサイ トチバニンジン* ユキザサ* などを見つけながら降りて行く ルートに足場の緩いところがある 滑らないようにしないといけないなと考えながらそのルートに入る 入った途端ズルズルと足元が滑り出し尻もち 踏ん張る事が出来なかった なんとか立ち上がり ルートを避け 笹の葉を掴みながら慎重に降りて行く
しばらく緩やかな下りが続く キブシ* ヤブデマリ* モミジハグマの花芽を見つけ降りて行く ルートは右にカーブして降りて行くと急な斜面となる 足元に留意しながら一歩一歩降りて行く そこを過ぎるとまた緩やかな下り テンポ良く降りて行き穴ケ乢に出る
穴ケ乢からは登りとなる 樹林の中のルート 進むに従って傾斜がきつくなる 木の枝や笹の葉を掴み身体を引き上げる ルートによっては掴むものが無いと登るのは難しくルート脇の藪の登れるところを選んで登って行く 急な登りに耐えて登って行くと 樹林から抜け 笹原の中のルートとなり 傾斜も緩くなってくる 急な登りで振り返ると谷に落ち込んだルートとその先に朝鍋鷲ケ山の縦走路を伺う事が出来る
茂った笹原のルートを登って行く ヤマジノホトトギスの花芽 ノアザミ ママコナ クリなどを見つける 傾斜が緩くなり前方に三平山の山容が見えてくる ここから暫くは花が楽しみなルート オカトラノオ ママコナ ササユリ アラゲナツハゼ* ニガナが顔を出す ササユリは幾つも咲いていたがいずれも花のピークを過ぎていた
ルートは緩やかに下って 草原のルートに出る そして、山頂を目指して最後の登り 陽射しを遮るものは何もない 幸いな事に心地よい風が吹き そう暑さを感ずる事なく登って行けた ルートにはヒヨドリバナ オオバギボウシ オミナエシ ウツボグサ アカショウマ アカモノ* カワラナデシコ ノアザミが顔を見せてくれた オミナエシは花芽を膨らませている段階だった
草原を登って行き 右にカーブすると山頂は近い 山頂には山頂標識と豊歳様の石祠が設置されている ウツボグサ カワラナデシコが固まって咲き 出迎えてくれた 山頂標識の裏手に進み 大山の山並みや縦走してきた朝鍋鷲ケ山の縦走路などを展望する 朝鍋鷲ケ山 金ケ谷山 毛無山と伺う事が出来た 大山に繋がる山並みも裾野のガスは消え 山容の全貌を伺う事が出来た また 蒜山三座に繋がる山並みを追う事が出来た
大山ならびに蒜山三座の山並みを背景に記念写真を撮り下山する 下山は穴ケ乢に降りるのは遠慮して正面登山道を降りる 草原の中のルート、正面に大山や蒜山三座の山並みが見える ルートの向きによって見える山並みが変化するのも面白い オオバギボウシが幾つも咲いており目立った ハナニガナ リョウブ アカモノ*など認められたが 登りで出会った花は挨拶せずに降りて行った
土塁のところから右へ降りる 大山とはここでお別れ ジグザグにルートを降りて行く 大きな黄色い花がうなだれていた 葉からハンカイソウだ 花が下を向いているので下からレンズを向けカメラに収める ルートの奥には上を向いて元気に咲いているものもあった また シモツケも咲いていた
ルートに階段が設置されそこを登って行くよう案内がある 工事中との事 階段は工事用のモノレールと立体交差する為のもので モノレールが山頂に向かって伸びていた どこで工事が行われているかわからなかったが工事をしている音が聞こえていた あとはルートを降り 林道に出る
林道は花や実などを楽しめる でも舗装道路の照り返しの暑さは応える 最初のうちはキョロキョロしながら花や実を探したが その内顔や眼を動かすのがおっくうになる それでも穴ケ乢入口までにノブドウ* ウツギ* オトコエシ コナスビ ウバユリの花芽 ノミノフスマ コウゾリナ オオナルコユリ* ハナハマセンブリ イヌトウバナを見つける 穴ケ乢入口まで歩く事27分約半分になる
相変わらず強い陽射し 日陰となるところは少なく結構つらい 花を探す元気も少なくなり 近づいて見る事もせずにひたすら歩みを進める それでも マタタビ* イワガラミ ミヤマホウソ* ヤマアジサイ イタチハギ*を見つけ 車のところに戻る ああ 暑かった!!
今朝も早起きして倉敷を出発車載温度25℃ 429吉備路を行く 鬼城山に霧がたなびき、優雅な景観 県道271を経由し足守市街地手前で再度429に乗る 足守 吉備中央町 加茂川と抜ける 加茂川の温度21℃ 小森温泉の前を抜け旭川ダムに 旭町で県道30へ左折 旭川沿いを走り落合へ 落合入口23℃ 落合で313に乗り 久世 勝山と市街地を走る 勝山で313と別れ181へ直進 美甘 新庄と走る 勝山21℃ 美甘19℃ 新庄18℃ 新庄道の駅を過ぎてすぐのT字路を右折し県道58に乗り蒜山へ向かう 野土呂トンネルを抜けてすぐ左に曲がり 100m程走り 林道川上2号線へ右折する 林道左手にある朝鍋山登山口に注意しながら車を走らす 登山口の斜め前に車一台置ける空地がありそこに車を置かせて戴く 車載温度18℃