三ヶ上



標高 1062m    難易度 ☆☆    登り68分(登山口から) 下り36分(登山口まで)  岡山県
倉敷からの距離   106Km        登頂日 2017/09/02   ガイドブック  F写真 動画

登山口_2.2Km8:02−8:30_1Km−8:46_0.5Km−8:52ロープ−9:10山頂9:15−9:27_0.5Km−9:34_1Km−9:51登山口

登山
 今日は三ヶ上(さんかじょう1062m)を訪ねる 

 駐車した場所に三ヶ上の案内版がある 文字だけで紹介している 下記のとおり
 
 三ヶ上(さんかじょう)標高1,062m
 上齋原と下齋原の堺に位置する三ヶ上は地域のシンボルの山で良く知られている。
 山頂には、役行者(えんのぎょうしゃ)坐像と不動明王(ふどうみょうおう)立像の
 2体の石仏がある。役行者坐像は(天正元年1573年)不動明王立像は(天正4年1576年)
 に造立されたもので安土桃山時代から三ヶ上は山岳信仰の対象であったとされる。
 登山道は毎年草刈りがされており整備は万全で歩きやすい。
 頂上は岩峰で上齋原集落が一望でき、中国山地の山並みや大山まで望むことができる。
 四季を通して楽しめる。
 上齋原地区地域づくり協議会
 
 登山支度をする 車の周りにヒヨドリバナ ママコナが顔を見せる 案内板は写真に撮って、あとからゆっくり読もう これだけ文字量が多いと なかなか読む気になれない ここに書いた事で、歴史を再認識出来た 登山ガイドにも書いてあったように記憶するが、どのガイドブックだっただろう 案内板に記載しているとおり、ルートは良く整備されており 冬山も楽しんだ 今回は24回目の登山 記録を見ると4月と10月を除き全シーズン訪ねている 2008年には友を見送ったあと葬儀写真の編集を終えた直後の登山だったので、この山を登ると 友が偲ばれる 動画編集には友が好きだった月光をBGMに使わせて頂いた
 
 思い出を語るのはこの位にして、草柴の幅広のルートを登って行く 冬にはここから山頂ピークが伺えたがこのシーズンは木が茂り伺えない 花は少ないがそれでもオミナエシ オトコエシ クズが顔を見せる 
 
 草柴のルートが終わると樹林帯の中のルートとなる 木漏れ日がルートに射し込む 薄暗いところにウバユリの実 ウバユリは薄暗いところが好きなよう 人の背丈ほどあるのでちょっとびっくりさせられる ルートには石がごろごろしており歩きにくい 足元に注意しながら登って行く 水場を示す標識を見て左にカーブすると 左方面の視界が開けてくる 草木が茂り見えにくくなったもののなんとか湯岳の山容を伺う事が出来た
 
 もうセミの鳴き声は聞こえなくなった 小鳥の鳴き声は登山口で聞こえたがその後聞こえなくなった 時折風が通り抜け さらさらと葉が触れ合う音が聞こえるのみ ちょっと不思議な空間
 
 樹林の中のルートを登って行くと、明るくなり 草柴のルートがまた顔を出す ルート右手に朽ちた標識がある 1km地点の標識の筈だが数字が判明しにくくなっている ルート脇にはタニウツギ*(*は実を示す)が顔を出す ヤマハギが花を咲かせていた 山頂が望めると思っていたが思いの他 木々が茂っており、伺う事は出来なかった
 
 そしてまた樹林帯に入り これまでよりは傾斜がきつくなる 山頂まで500m地点の標識がある これも朽ちてルート脇に横たわっている 少し下って登り返す ブナ樹林帯の中のルート 山を左に見て巻いて行く ガンクビソウ オトギリソウ オオカニコウモリが顔を見せ ロープが設置されている所に出る 傾斜がきついもののロープを使わずに登れる 根や岩などを掴み登って行く 短いながらもアクセントがある
 
 ロープを過ぎるとなだらかな登り ユキザサ*が青い実をつけていた 視界が開けてきて草原のルートとなる ホツツジがあちらこちらで顔を見せてくれる ヤマジノホトトギス ヤマハギ オミナエシと花も顔を見せてくれる ルート脇の低灌木が思いのほか成長しておりなかなか山頂が見えない 山頂に近くなったところでやっと山頂が見えてくる
 
 ヌスビトハギ ヤマジノホトトギス アキノキリンソウ オミナエシ ホソバノヤマハハコと次々と顔を見せてくれる ピークに出ると結構風がある 山頂に出る 山頂には三ヶ上役行者石像と書いた標識があり 石像が設置されている 石像のところを更に先に進むと岩峰を楽しむ事が出来る 不動明王立像は岩峰に守られるようにして設置されている
 
 山頂からの展望は360度思いのまま だが景観を楽しむ間もなく急に雲行きがおかしくなりパラパラとやってきた 黒い雲にやられたら大変と急いで下山にかかる 降水確率は少ない数字だったのにと思いながら降りて行く 途中雨音が高くなってきたが幸い樹林の中 すぐに音は消えた 登山口まで降りてきたときには陽が射してきた
 



アプローチ
 朝には雨があがり降水確率は10%に好転する見通しからいつもより少し遅れて倉敷を出発 すでに青空が広がっている 倉敷の温度19℃ いつものように429吉備路を行く 鬼城山に繋がる山並みがくっきり見える 県道271を経由して 足守の手前で429に再度合流し足守 吉備中央町 加茂川と走る 加茂川道の駅では15℃ 小森温泉 旭川 旭町と走り 休み乢トンネルを抜ける 山並みは判別出来るがはっきりしない トンネルを抜けて最初の信号を左に曲がり、県道159を経由して久米に 久米で181に乗り院庄へ 院庄で179へ左折し北上する 雲井山トンネル出口温度19℃ 少し走った奥津役場前21℃ 奥津道の駅を左に見てそのまま走りトンネルを3つ抜け、最初の点滅信号機の所を右折する 墓地を左に見て、吉井川を渡る 三ヶ上の案内に従い林道を登って行く 対向車もなく無事登山口に 舗装道路から登山道に沿って少し入ると数台駐車可能なスペースがある そこに車を置かせて戴く 登山口18℃