駐車場9:23−9:26登山口−標識_1200m−10:22ニコニコ岩10:24−10:37パークセンター−10:43山頂=パークセンター10:54−11:22倉敷保養センターせとうち=11:50駐車場
今日は王子ヶ岳(おうじがたけ234m)を訪ねる登山支度をして出発する 港から三角おにぎりの形をした大槌島をアクセントに穏やかな瀬戸内の景観を伺う事が出来る 進行方向にはこれから登る王子ケ岳が青空を背景に出迎えてくれる 瀬戸内の景観を見ながら国道を少し戻る 舗装道路にへばりつくようにしてハマヒルガオが咲いていた 三叉路の角が王子ヶ岳登山口になっている 案内図を見てイノシシ対策のフェンスを開閉して抜ける
丸太の階段を登って行く 王子ケ岳を訪ねるのは14回目になるが、5月に登るのは初めてだ ルート脇の緑がぐんと増えている感じがする 振り向いても瀬戸内海の景観を伺えないところもある この季節 どのような花や実と出会えるか楽しみだ 早速サルトリイバラの実が顔を見せる 今度はヤマツツジ トベラ エニシダが顔を見せる この山はサルトリイバラ ヤマツツジが多く しばしば出会う トベラは咲き出したところ 白い清楚な花だ エニシダは黄色い花 調べて判明したもの 花のピークは終わったようだ 一輪だけ残っていた
渋川海水浴場の方から子ども達の賑やかな声が聞こえてきた 何か活動しているらしい ズームで撮ったところ赤白の帽子をかぶり運動着姿の小学生が並んで 何か行っていた コンデジに備わっている750mm相当のズーム機能はすごい 小さなカメラでマクロから750mmまでレンズ交換なしに撮れるのは実に嬉しい
丸太の階段の登りが終わると傾斜がゆるくなり ぐっと歩きやすくなる 瀬戸内海のおいたち1と書いた案内板と休憩舎1200m 渋川海岸700mの標識がある 休憩舎のすぐ先に王子ケ岳山頂があるので全工程約2Kmとなる案内板の説明文は以前にも書いたが 今回もコピペしておこう
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王子が岳からは、おむすび形をした美しい大槌島を中心に、その奥に四国本土の五色台やお皿を伏せた形をした屋島、さらに西の方には瀬戸大橋がかかる塩飽諸島の島々が見えます。 では、現在のような瀬戸内海の美しい風景は、いったいどのようにしてできたのでしょうか。
説明板から6分ほど歩いたところにそのつづきがある
今から数万年前の氷河期のころは、海面が現在より100m以上もひくかったため森林におおわれた湖の点在する陸地でした。 また、そのころの日本列島は大陸と陸続きであったため、大陸からの大形の動物が瀬戸内海一帯の原野にも生息していたといわれています。ナウマンゾウなどの化石が漁師の網にかかり、海底から引きあげられることがあります。
今度は王子が岳の岩石の説明がニコニコ岩の手前にある
この地域の岩石は花崗岩といい、瀬戸内海地方の代表的岩石です。この花崗岩が長い年月の間に、風や雨などの作用により風化されこのような大小の岩が重なりあった姿になりました。 また、花崗岩には、長石、石英という白い母岩が多く含まれているので、風化し、海に堆積すると、渋川海岸のような白く美しい砂浜となるのです。
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潅木に囲まれたルート 3,4回アップダウンを繰り返す オオバヤシャブシ* ヤマツツジ ワラビ サルトリイバラ* ヤマウルシ ヒサカキ* ハナニガナ ソヨゴ* フサアカシア*(*は実を示す)を見つける ルート途中でニコニコ岩が見えないか注意しながらルートを行くが緑が増えており チラッとは見えるが カメラで狙える状態では無かった 王子が岳の岩石の説明板を過ぎルートを行くと 1分もかからずにニコニコ岩の裏に出る
今日は表に回ってから岩場に行こうと、正面に回る 岩場に出る 岩場では7,8名のグループが岩の上に車座を通って休んでおられた 軽く挨拶を交わし 瀬戸内海の景観をカメラに収め 岩場を後にする 青空で陽は射しているものの春霞状態で遠景はきかない 瀬戸大橋がかかっている島影は判別できるが道路の構築物は判別出来ない状態だった
ルートを行く ヤマモモの実を見つける ルート左手には巨岩を伺う事が出来 振り返るとニコニコ岩と周辺の巨岩を伺う事が出来る 4,5分で展望台に出る ここからも景観を楽しめる ニコニコ岩は見下ろす位置になる ズームで撮るが手振れでぼやけてしまった
展望台からパークセンターへ向かう サルトリイバラ* ナツハゼ ニワゼキショウが咲いているのを見てパークセンター脇のパラグライダーの練習場に出る 天気も良く、風もあまり感じないがどなたもおられなかった
草芝の斜面を山頂に向かう 黄色い目立つ花が咲いている 外来種のオオキンケイギクだ 近くにマツバウンランも顔を見せtいた 白色をしたニワゼキショウが山頂周辺に咲いていた 水色の小さな花を見つけたが良くわからない オオニワゼキショウかも知れない ハナニガナ カタバミ ヘラオオバコも咲いていた ヘラオオバコは大山中の原のゲレンデ一面に咲いていた事を思い出し、懐かしい
山頂には休憩小屋がありその左手に三角点がある 右手には王子ヶ岳のゆわれと言われている”八人の王子のはなし”が掲載されている野外広場に向けて降りて行く ヤマウルシが花芽をつけているのを見て 遊歩道に出る 野外広場のルートにはサザンカが沢山植えられているがもう花は終わている 降りても花に出会うチャンスは少ないだろうと遊歩道を下山口のあるパークセンターへ向かう
数歩歩いたところで赤い実を沢山見つける サクラの実だ 今度は白い花が桜の木にからんで一杯花を咲かせている どうやらケテイカカズラらしい ソヨゴ*や シャリンバイも見つけた 予期せぬ花や実に出会え、ラッキーだった
下山口はパークセンターから展望所に向かうルート脇にブリキ缶の灰皿があり その近くに 行者道登山道 ONWCニコニコ歩会 と書いた白いボードが木の枝に取り付けられており ここから下山する、幅は狭いがしっかりしたルートがついている 王子ヶ岳の岩峰の裏側を降りるルート 振り返ると岩峰を見上げる事が出来る お! ナツハゼだ 足元に注意して降りているので、ルート脇の情報にはなかなか注力出来ない 少ないチャンスに見つける事が出来 これもラッキーと言えようルートに大きな岩が現れる そこから振り返った景観はなかなかなもの 今日も写真を何枚かとりパノラマ合成する 壁画のある岩や修験場がある これらを見て降りてゆく サクラ* ヤマツツジ ヒサカキ* ガンビ ヤマモモ*を見つけながら降りてゆく 御嶽山行者窟と書いた石柱の所を抜ける ヤマウルシやエビヅルの花芽 セイヨウノコギリソウを見つけて 倉敷保養センター ホールサムインせとうちの脇に出る
あとは国道430に沿って約2kmの海岸線ウオークを楽しみながら駐車場へ向かう ハマダイコン ノイバラ カタバミ コメツブウマゴヤシ オオキンケイギク イヌコモチナデシコ イタリーマンテマ シャリンバイそして砂浜にハマヒルガオが咲いていた イヌコモチナデシコ イタリーマンテマは調べて これらしいと判断したもの 県北の山では出会えない花に出会えた
青空の下 倉敷を出発車載温度は21℃ いい気候だ 倉敷川沿いを走る 国道2号と立体交差し、次の三叉路を県道21へ向かう 粒江トンネルを潜り水島インター西に出る そこから2車線の道路を走り 稗田(ひえだ)の交差点を左折し県道276を行き、国道430に出る 国道を左折し渋川方面に向かう 国民宿舎王子ヶ岳を過ぎ 渋川港駐車場に駐車させて戴く 車載温度は19℃