経山 鬼城山 



標高 経山373m 鬼城山397m    難易度 ☆
登り 69分(鉄塔ルート経山) 48+38分(鬼城山縦走周遊) 下山63分 全工程218分  岡山県
倉敷からの距離    16Km        登頂日 2018/05/22   ガイドブック  F写真 動画

砂川公園9:16−9:50鉄塔#353入口−9:52鉄塔#352入口−10:16鉄塔#352−10:23鉄塔#351_10:24−10:26経山山頂−10:34分岐−10:37自動車道−10:47鬼の釜−11:01鬼城山ビジターセンター−11:12角楼11:20−11:22鬼城山山頂−11:32北門−11:39分岐−12:00鬼城山ビジターセンター−12:12経山登山道入口−12:15分岐−12:26鉄塔#350−12:37分岐−12:44自動車道−13:03砂川公園

登山
 今日は経山(きょうやま373m)・鬼城山(きのじょうさん397m)を訪ねる

 登山支度をして出発する 自動車道を横断して砂川公園に入る 公園の爽やかな景観が広がる ウグイスを初め小鳥の声も聞こえてくる 水路に沿って歩く、サラサラと流れる水も気持ちが良い 足元に白い花びらが散っている 見上げるとエゴノキだ まだ花が残っている サクラやミツバツツジの花は終わり 新緑が迎えてくれる
 
 園地から自動車道に出、鬼ノ城駐車場まで3000mと書いた標識を見て 道路を登って行く ウツギ ノイバラ スイカズラが陽射しを受け輝いている 5月にここを訪ねるのは初めてだ どのような花や実に出会えるか楽しみながらルートを行く 歩き出してから10分程で赤坂池に出る 天気の良い時の赤坂池はいい 空の青さ 新緑の山肌を写し 心地よい風が吹きさざ波が写っている これから訪ねる経山の二つの鉄塔が見える
 
 自動車道を行く ニガナ オオバヤシャブシ* ソヨゴ ネジキ ヤマツツジ エゴノキ ヤマウルシ サクラ* ヌルデ* エゴノキ コツクバネウツギ(*は実を示す)を見つけて鬼ノ城駐車場まで2000m標識を過ぎる ソヨゴが多くあちらこちらで顔を見せる ネジキ ヤマウルシは花芽が膨らんだ状態 エゴノキは足元に散っている花ですぐわかる
 
 花や実を探しながらルートを行く コガクウツギが咲いているのを見つけて 鉄塔#352巡視路ルート入口に出る 今年3月に登った時の登山記録と比較すると3月は駐車場から26分だったのが今回は36分と10分も時間がかかっている 花や実を楽しみながら歩いてきたという実感がある
 
 十五番石仏を右に見て登山道に入る このルートは総社自然の道総合案内図に紹介されていないルート 鉄塔巡視路であるのでNo352を示す標識を確認して入ると良い 急なところもあるが一本道 ネズ* ソヨゴ ヤマツツジなどを見ながら登って行く 白い花が咲いていた 葉?なのだろうか面白い形をしている この花は下山時 鉄塔#350の手前でも出会ており 撮った写真を見るとモウセンゴケ特有の捕虫葉を確認出来る モウセンゴケの花には池の段の湿原と実僧坊山の重田池で出会ったが随分と大きさが違う モウセンゴケにも幾つも種類があるようである これ以上の追求はやめモウセンゴケとしておこう 湿地でもないところで出会えたのは不思議だ
 
 空を見ると青さが美しい 新緑と空の青さを狙ってズームで撮る 手振れ防止機能があるとは言え750mm相当を三脚なしで撮ろうとするとフレーミングが思うようにならない エイヤ!と数枚撮る 撮れた写真を見ると ソヨゴの木が沢山の花をつけているものだった 今度はガンビに出会う 急な斜面を登っていて 振り返って景色を見ようとすると黄色い花が眼に入り 少し戻って確認したらガンビだった カメラに収めたが足元が不安定な中での撮影だったのでピンとがずれてしまった 振り向く事も無く登っていったら気付かなかった花 こうした事も面白い
 
 鉄塔#352に出ると傾斜は緩くなり ルートの先に鉄塔#351を見る事が出来る 緩やかな登りを行く ソヨゴ ヤマツツジに加え コツクバネウツギ ヒサカキ* サルトリイバラ*を見つけ鉄塔#351に出る 鉄塔設置場所から一段登ったところが経山の展望スポット 倉敷市街地を一望できる
  
 景観を一望し、三角点のある山頂標識を経由して鬼城山へ向かう 経山の山頂では眺望が得られない 経山城跡の案内標識を見てルートを降りて行く 3月には樹間から鬼城山の西門が見えたが、緑が増え 見る事は出来ない ここでもガンビに出会えカメラに収める タムシバが咲いていた時を思い出しながらルートを行く タムシバに代わってエゴノキの白い花がルートに散っているのを見ながら降りてゆき 自動車道に出る
 
 ここからは暫くは自動車道を登る 野辺の花に期待していたが春先に比し少ないそれでもオニタビラコ アメリカフウロ コメツブウマゴヤシ ノイバラ キツネノボタン ウマノアシガタ ゲンゲなどを見つける 自動車道をショートパスするルートを行く 右手に池がありキショウブ ノハナショウブが咲いていた ルート左手には青色と白色のアヤメが咲いていた 後でも記載するが北の吉備路園地ではカキツバタが咲いており 期せずしてショウブ アヤメ カキツバタと似た花に出会う事が出来た 
 
 鬼の釜のところで自動車道を斜め横断し遊歩道に入り、花や実を探しながらルートを行く ヘビイチゴの花と実 オドリコソウ カタバミ ウツギ コナスビ ハナニガナ オニタビラコ ナワシロイチゴ*を見つける 矢張り3月に比べ花の数は少ない ため池の脇を抜け ビジターセンターの裏手に出る
 
 鬼城山に向けて遊歩道を登って行く ニガナ ニワゼキショウ コガクウツギ イヌツゲ サルトリイバラ* ヤマウルシを見つけながらルートを行く 角楼の下を西門の方角に歩いて行くと 右手眼下に白い花をつけた木を見つける ヤマボウシだ ズームで撮る 元気の良い花を撮る事が出来た 
 
 西門を右に見て角楼に行く もうタムシバの景観は得られない 西門を背景にして記念写真を撮り、山頂へ向かう 角楼脇のオオバヤシャブシが新しい実をつけているのを見て鬼城山山頂に出る 山頂広場にはマツバウンラン ニワゼキショウが咲いていた すぐに北門へ向かう
 
 遊歩道を行き 途中から遊歩道から外れて岩屋方面の山並みを展望出来るルートを行く タムシバを楽しめる訳ではないが、展望が得られるルートを歩く方が気持ち良い ガンビを見つけて北門に出 北門から降りて行く ここではナツハゼに出会えた 釣鐘状の花は可愛い ピント合わせが難しい花 何枚か撮り良いものを選ぶ 撮れていて良かった
 
 北門を下山して分岐をビジターセンターに向け渓流沿いのルートを行く 緩やかな登り コツクバネウツギ シロヨメナ? コナスビを見つける シロヨメナは花期が8月−11月との事だが葉も似ている
 
 北の吉備路と書いた木道に出る 湿原として整備されている 木道沿いに花が咲いているのが見え 足を急がす カキツバタだ青色と白色の花を咲かせている キツネノボタンやハナニガナも顔を見せる 今度は黄色い花 サワオグルマのようだ ルート脇にはまだまだカキツバタが咲き楽しませてくれる
 
 木道を終えると駐車場に出 そこに北の吉備路 学習見本園の案内があり 下記の花の写真が紹介されていた 春:ショウジョウバカマ オドリコソウ カキツバタ 夏:ササユリ ユウスゲ カキラン サギソウ イシモチソウ モウセンゴケ ノハナショウブ ガガブタ ヤマトキソウ 秋:ミズアオイ リンドウ センブリ サワヒヨドリ オミナエシ キキョウ 季節を変えて楽しみたい
  
 ビジターセンターからは自動車道を降りる 正面に経山を見て降りて行く 自動車道でイタチハギ ノアザミに出会った 経山登山口から再度登山ルートへ入り 分岐を経山に向かわず直進する 先に記載したがモウセンゴケと思われる花に出会い 鉄塔#350のところではネジキがきれいに花を咲かせているのを見つける 鉄塔からの下山ルートでナツハゼを見つける 舗装道路に出て砂川公園に向かう途中 ニワゼキショウ コマツナギ サクラ* ブタナ ナツハゼ ガマズミ タニウツギに出会えた



アプローチ
 爽やかな青空の下倉敷を出発する 車載温度22℃ 吉備路を走る 経山や鬼城山の山際がはっきり見える 180号を横断し、県道271へ進む JRの踏み切りを抜け 道なりに右にカーブ 次の交差点で砂川公園の案内を確認して左折 そのまま山に向かって走って行くと砂川公園に出る 一番奥の第7駐車場に駐車させて頂く 今日も鬼城山への自動車道の交通整理は行われている模様で駐車場手前まで待機している車が停車していた 車載温度は22℃で変わらず