森林公園



標高 1090m    難易度 ☆     登り75分 下り87分(北展望台経由) その他12分  岡山県
倉敷からの距離   106Km        登頂日 2018/11/01 ガイドブック   F写真 動画

駐車場6:29−6:41いぼた園地−6:46かえで園地−6:53おたからこう湿原6:54−7:03もみじ滝_1200m7:05−7:22分岐_700m−7:28分岐_480m−7:47千軒平7:57−8:16もみじ平−8:29県境分岐_480m−8:47園地=8:53熊押し滝=8:59園地−9:06かえで園地−9:17北展望台−9:21南展望台−9:28まゆみ園地−9:34管理棟9:36−9:38駐車場

登山
 今日は森林公園を訪ねる いつものように千軒平(せんげんだいら1090m)を訪ねる

 登山支度をする 5℃となると結構冷える オレンジのパーカを着てきて良かった フードで耳の辺りまで覆うと随分と暖かい 駐車場にはナナカマドの木があるが実はすでに落ちてしまったようだ ここでは花や実を見つけられなかった 自動車道を少し歩き園地へ入って行く
 
 紅葉した木々が出迎えてくれる 陽が射しておらず鮮やかさはない 管理棟はまだお休み 帰路に寄ろう 管理棟を過ぎたすぐにまゆみ園地への入口がある 今日の狙いはまゆみ園地のマユミ 今年は沢山実をつけていると案内があった ルートからもマユミの木がピンク色の実を沢山つけている様子が伺える こちらも帰路の楽しみにしよう
 
 ツリバナ*(*は実を示す) ムラサキシキブ* タニウツギ* ウメバチソウを見ながら からまつ園地の前を行く 園地にはカラマツの落ち葉が園地を覆っている その上を歩くとクッションが良い お! ピンクの実 マユミだ ここにもマユミの木があったのか ピンクのいい色をした実を沢山つけている ここで会えるとは嬉しい
 
 からまつ園地の湿原に出る ミズバショウが咲く時通れる木道は今日はブリキ板のようなもので通れないようにしていた オタカラコウ* リンドウ キセルアザミ* ノイバラ* コマユミ*が顔を見せる キセルアザミは花の面影を伺う事が出来る 先ほどマユミが沢山実をつけていたと記したが コマユミも沢山実をつけていた こちらも可愛らしい
 
 ルート左手に青紫色の花の固まりがある 近づいて見ると ヤマトリカブトのようだ タンナトリカブトとの違いを確認していないが帰路管理棟に掲載されている 今見られる花と実に ヤマトリカブトと紹介されていた ルートから道路の法面を降りて花に近づく事が出来る 法面にはステップが薄っすらと刻んであった 多くの人が花の近くまで降りているものと思われる
 
 いぼた園地の湿原に出る 右手に湿原 左手には色々な木々が顔を見せる ツリバナ* イヌツゲ* オタカラコウ* タニウツギ* カマツカ* ウツギ*が顔を出す 花は見つけられなかった 花だと写真に撮る時しゃがんで撮るがこうした実となると眼の高さからそう違わないところで見つける事が出来るのでしゃがむ事は無く カメラに収められる 背には約7kgのリュックを背負っているので 花が多い時は結構運動量が増える
 
 からまつ園地を行く ヤマボウシはもう実を見つける事は出来ない からまつ園地から分岐をもみじ滝へ向かう もうこのルートがパターン化している 落葉樹林帯の中のルート リョウブ*が顔を見せる程度で花や実は少ない
 
 おたからこう湿原に出る もう花は見られないオタカラコウ*が幾つも実をつけている ベンチにリュックを降ろし 手袋を取り出し着装する ポケットに手を入れて歩くのは危ない 薄い手袋でも随分違う
 
 おたからこう湿原を後に もみじ滝へ向かう 渓流に沿ったルートではあるがヤマアジサイ* テンニンソウ*を見つけるに留まる そしてもみじ滝分岐に出る 分岐のところからもみじ滝を見る事が出来る 滝の上部を見ると色づいた木々に囲まれている様子が伺える 陽射しがまだなのは残念だ
 
 滝を後に登山道に入って行く ここから山道となり傾斜もついてくる ジグザグに登って行く 紅葉した木々が眼を楽しませてくれる 登り始めて数分したところでぱーっと明るくなってきた 太陽が射しこんできた これは嬉しい だが、上空には雲が多く 雲の切れ目からの陽射し また翳ってしまう 翳っている時間が長い 顔を出す時もあるので その時の景観を楽しもう
 
 花や実を見つけることなく尾根分岐に出る 森林公園を取り巻く山々の縦走路となっている いつものように分岐を右にとり千軒平へ向かう 尾根縦走路はブナ樹林が多く ブナの紅葉を楽しむ事が出来る 下って登り返すと分岐がありここも左にとり千軒平へ向かう この辺りの樹林は木々が整っており好きなルート そして最後の登りにかかる
 
 急な登りを過ぎると傾斜は緩くなり 樹林からも抜け出す 早速リンドウが顔を見せてくれる あれ? アカモノが咲いている ひとつだけ狂い咲きかと思ったら それ以外にも顔を見せてくれた ツルリンドウ*が幾つも実をつけていた リョウブ*も確認出来た そして山頂広場の草原に出る
 
 ここではマツムシソウ リンドウが顔を見せてくれた マツムシソウには会えないだろうと思っていたがまだ頑張っている かなり息の長い花だ 山頂から270度程の展望を楽しめる 登ってきたルートの先には泉山を伺える その丁度反対側に大山がある 烏ケ山や矢筈ケ山などははっきり伺えるが大山山頂付近は雲がかかっている 大山を背景に記念写真を撮り下山する
 
 下山もいつものコース もみじ平 県境分岐から中央園地に降りる そして今日は、熊押し滝に寄り 北展望台 南展望台を経由してまゆみ園地に降りるコースを訪ねたい
 
 記念写真をとり一息入れてからもみじ平への縦走路を行く すぐに急な下りがあるがあとは軽いアップダウン ルンルン気分で歩きを楽しむ おとっとっと なんでもないところでつまづき バランスを崩す この程度大丈夫の筈だが こらえられずころりん 手にカメラを持っていたのでカメラを庇うように受け身体制でごろん 自分でも何でと思いながらの転倒 年を重ねる事の影響だろうか? バランスを崩した時の復元能力が落ちているように感じる ころんだものの大した事はなくルートを行く ツルシキミ* サワフタギ* テンニンソウ*を見つけ県境分岐に出る
 
 県境分岐から中央園地に降りる このルートも落葉樹が多く 紅葉を楽しめる 花や実は残念ながら見つからなかった 園地に降りたところにキカラスウリ*が実をつけているのを確認して 熊押し滝を訪ねる 熊押し滝も紅葉に囲まれていたが陽射しは得られなかった
 
 ルートを戻り 中央園地に向かう 何人もの人たちとすれ違う お早いですねと挨拶を受ける からまつ園地のところで登りの時のルートと合流 いぼた園地にかかったところで北展望台に向けてルートに入って行く カエデの紅葉を楽しみながらルートを登り北展望台に出る
 
 北展望台からはすずのこ平のピークとカラマツ林の紅葉を楽しむ事が出来る 引き続き南展望台へ向かう 南展望台からはまゆみ園地の一部を望む事が出来る ピンク色をしたマユミも確認出来た そしてまゆみ園地に降りて行く
 
 まゆみ園地に降りたところにケヤマウコギ*が実をつけているのを確認 そして、マユミの木々を楽しむ 今年は沢山実をつけていると言っているだけあって見事なもの ピンクの実が開き 赤い種を覗かせていた 園地の草は枯れ マムシグサ*が特徴ある姿を見せていた
 
 管理棟に寄り 今見られる花・実をリストアップする カエデの種類も紹介されていた
  

 ヤマボウシ ユキザサ ナナカマド ヒロハテンナンショウ ツリバナ ツルアリドウシ フウリンウメモドキ ミヤマガマズミ ヤマトリカブト ムラサキシキブ サワフタギ ウメバチソウ カマツカ リンドウ マムシグサ ツルリンドウ キカラスウリ コマユミ マユミ ツルシキミ ケヤマウコギ ヒメモチ 
 
コミネカエデ オオイタヤメイゲツ コハウチワカエデ ウリハダカエデ ハウチワカエデ イタヤカエデ
 
 駐車場には随分車が増えていた 車載温度は9℃だった



アプローチ
 今日も暗いうちに倉敷を出発 倉敷の温度は9℃と一桁の温度になってきた 429吉備路を行き県道271を経由して再度429に乗り足守 加茂川と走って行く 今日は吉備中央町に入ってもガスが無い 加茂川の道の駅で車載温度を見ると7℃ 倉敷とそう違わない 冷え込みが少なかったのか湿度が低かったのか 霧が発生する状況とはならなかったようだ 道の駅を過ぎ小森温泉 旭川ダム 旭町 休み乢トンネルと抜けて行く 周辺は暗く、ダムの水位や山並みを伺う事は出来ない 休み乢トンネルを下り 最初の信号を左折 県道159を経由して久米へ 久米で右折し181を行き院庄へ 院庄で左折し179を北上する この辺りから薄っすらと明るくなってきて周辺が見えてくる 雲井山トンネル出口7℃ 奥津役場前8℃を確認 甘木トンネルを出てすぐに森林公園の案内標識に従って左折する あとは標識に従い駐車場に 駐車場車載温度は5℃ 駐車場はどなたもいない