駐車場7:57−7:59登山口−8:18標識_1200m−8:41ニコニコ岩8:51−9:02パークセンター−9:06山頂−9:11パークセンター−9:32倉敷保養センターせとうち=10:01駐車場
今日は王子ヶ岳(おうじがたけ234m)を訪ねる登山支度をして出発する 眼の前に三角おにぎりの形をした大槌島をアクセントにした瀬戸内の景観が広がる 自動車道を少し戻ったところに登山口がある 瀬戸内海の景観を見ながら登山口へ向かう 瀬戸大橋も見える
三叉路の角に案内図が設置されており その右手のフェンスを開けてルートに入って行く このフェンスは2015、6年頃設置されたもの いつのまにか3年経過 フェンスがあるのが普通になってきた
丸太の階段を登って行く ヤマハゼ*(*は実を示す) サルトリイバラ* トベラ* ヒサカキ*などを見つけながら登って行く 振り返ると瀬戸内海の景観を楽しむ事が出来る 登るにつれ渋川海水浴場の砂浜が広がり 高度をあげている事が感じられる 逆光になるもののカメラを向けて撮ってみたが 絞りの調節が難しいのだろう 色が出なかった おや? ヤマツツジが咲いている もう勢いは無いが花の形を留めていた
丸太の階段の登りが終わると傾斜がゆるくなり ぐっと歩きやすくなる 瀬戸内海のおいたち1と書いた案内板と休憩舎1200m 渋川海岸700mの標識がある 休憩舎のすぐ先に王子ケ岳山頂があるので全工程約2Kmとなる案内板の説明文は以前にも書いたが 今回もコピペしておこう
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瀬戸内海のおいたち1王子が岳からは、おむすび形をした美しい大槌島を中心に、その奥に四国本土の五色台やお皿を伏せた形をした屋島、さらに西の方には瀬戸大橋がかかる塩飽諸島の島々が見えます。 では、現在のような瀬戸内海の美しい風景は、いったいどのようにしてできたのでしょうか。
説明板から6分ほど歩いたところにそのつづきがある
瀬戸内海のおいたち2今から数万年前の氷河期のころは、海面が現在より100m以上もひくかったため森林におおわれた湖の点在する陸地でした。 また、そのころの日本列島は大陸と陸続きであったため、大陸からの大形の動物が瀬戸内海一帯の原野にも生息していたといわれています。ナウマンゾウなどの化石が漁師の網にかかり、海底から引きあげられることがあります。
今度は王子が岳の岩石の説明がニコニコ岩の手前にある
王子が岳の岩石この地域の岩石は花崗岩といい、瀬戸内海地方の代表的岩石です。この花崗岩が長い年月の間に、風や雨などの作用により風化されこのような大小の岩が重なりあった姿になりました。 また、花崗岩には、長石、石英という白い母岩が多く含まれているので、風化し、海に堆積すると、渋川海岸のような白く美しい砂浜となるのです。
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潅木に囲まれたルート 3,4回アップダウンを繰り返す 瀬戸内海のおいたち2を過ぎたところで前方にチラットニコニコ岩が見える ズームで撮る サザンカが咲き樹下に花びらが広がっていたり フサアカシアが花芽をつけているのを見つける 王子が岳の岩石の説明板を過ぎると 1分もかからずにニコニコ岩の裏に出る
ニコニコ岩の正面に回り 岩場に出る 眼前に瀬戸内海の景観が広がる 瀬戸大橋や四国の屋島などを伺う事が出来る 少し風がある 三脚の脚でリュックを挟むようにして風による転倒を防ぎ記念写真を撮る 撮れた写真がぶれていた セルフタイマーなのに? 風の影響だろうか
ニコニコ岩を後にルートを行く 展望所など展望の得られる場所が随所にある ベンチも設置されている アセビの花芽 サルトリイバラ*を見つける 右手には野外ステージの屋根が見える 遊歩道を行きパークセンターの正面へ向かう
パークセンター正面をテラスに沿って左方向へ進むと 本四架橋連絡橋(児島・坂出ルート)と題した 橋の名前や島の名前を書いた説明板がある その先には瀬戸大橋を展望できる そして更にそのまま進むとパラグライダーの離陸地点に出る
パラグライダー練習場にはどなたもおられなかった 草芝の斜面を山頂に向け登る 休憩小屋や三角点がある 山頂からは草芝の先に瀬戸内海と児島の街並みを伺う事が出来る また ここからも樹間から大槌島を伺う事が出来る 王子ケ岳のゆわれを記載した標識の右の方に 王子が岳林野火災復旧事業記念植樹 と書いた標識があるのに気付く 平成8年との記載がある 私の記録によると山火事は94/8とメモがある その後復旧事業が行われ完成を見たのが平成8年(1996年)と言う事なのだろうか 期せずして山火事があった事を思い出した
山頂を後に下山する 野外広場に向けて降り 遊歩道を行きパークセンター方向へ向かう 登りに通ったルートと合流する地点が下山口となっている ブリキ缶の灰皿が設置されている近くに 行者道登山道 と書いた白いボードが小枝にくくりつけてあり テープナビもついていて ここに下山口がある事を知っていれば見つけ易くなっている 大きな標識があるわけでは無いので、この辺りではないかと注意して探す必要はあるルートを降りて行く 狭いながらもしっかりしたルートが出来ている ジグザグに降りて行く 何か祭ってあるところを過ぎ 前方に瀬戸内海が見えるところで振り返ると岩峰を見上げる事が出来る ルートに大きな岩が現れ、壁画のある岩や修験場がある これらを見て降りてゆく 前方に瀬戸内海の景観を見ながら降りて行くのも気持ちが良い 御嶽山行者窟と書いた石柱の所を抜ける アカバナサツマノギクが咲いているのを見て 倉敷保養センター ホールサムインせとうちの脇に出る 出口にも 行者道登山口と書いた小さなボードが枝にくくられており 玉野ミネルバ山の会 2018.11と記載があった
行者道はそう難しいルートでは無いものの、標高差230m余りを一気に降りてくるので 遊歩道を歩くのとは違い、しっかりした靴を着用する事が好ましいあとは国道430に沿って約2kmの海岸線ウオークを楽しみながら駐車場へ向かう ウメモドキ* メラノキシロンアカシアの花芽 黄色い花をつけたオオアワダチソウ シャリンバイ* タカサゴユリ*などに出会えた
空が明るくなり始めた頃倉敷を出発、車載温度3℃ 倉敷川沿いを走り 国道2号と立体交差し、次の三叉路を県道21へ向かう 粒江トンネルを潜り水島インター西に出る そこから2車線の道路を走り 稗田(ひえだ)の交差点を左折し県道276を行き、国道430に出る 国道を左折し渋川方面に向かう 正面からの陽射しがまぶしい 国民宿舎王子ヶ岳を過ぎ 渋川港駐車場に駐車させて戴く 車載温度は8℃