森林公園



標高 1090m    難易度 ☆     登り76分 下り70分   岡山県
倉敷からの距離   106Km        登頂日 2019/09/26   ガイドブック   F写真 動画

駐車場6:51−6:59からまつ園地−7:12かえで園地−7:18おたからこう湿原−7:28もみじ滝_1200m−7:46分岐_700m−7:50分岐_480m−8:07千軒平8:14−8:31もみじ平−8:46県境分岐_480m−9:00園地−9:07かえで園地−9:14まゆみ園地−9:22管理棟9:24−9:26駐車場

登山
 今日は森林公園を訪ねる いつものように千軒平(せんげんだいら1090m)を訪ねる

 登山支度をする 駐車場のナナカマドは大分色づいてきた 花はトイレの前にアキノキリンソウが寂しげに咲いていたのを見つけるにとどまった 9℃というと少しひんやりする 手袋をする程ではないが手の甲をこすりながら暖をとる
 
 自動車道から園地の遊歩道に入る 色々な標識が記載されている 通常の注意が記載されており 何が書いてあるかこれまで気にしていなかった 改めて確認してみよう だが、表示を確認するつもりで撮っていないので判別出来ない所がいくつもある 過去の写真も似たようなもの やっと探して以下の項目が掲載されている事を確認出来た やれやれ 右手には 森林公園 岡山県と刻した石碑が設置されている
 ・まむし(注意かな) ・つり(禁止マーク) ・動植物の採取(禁止マーク) ・捕虫アミ 捕獲用具持込禁止 ・炊飯煮炊禁止 ・自動車やオートバイ 自転車の進入(進入禁止マーク)
 
 遊歩道に入ると早速アキノキリンソウ ヨシノアザミがお出迎え 反対側の側溝に白い花が 近づいて見ると アケボノソウだ すっきりとした花を咲かせていた 管理棟の近くに咲いていたと記憶があるがここにも顔を出してくれ嬉しい その後も何か所か出会う事が出来た
 
 管理棟の前を行く 管理棟は8:30から開館 管理棟の前に写真入りの掲示 今までにこうした掲示は無かったように思う 何だろうと内容を読む
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 来園者の皆さまへ(写真)カンエンタケ(猛毒)食べると死にます 園内に出るおそれがあります。 危険です、触れない、近寄らないでください!
−−−−−−−−−−−−−ここまで−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 
 この掲示はこの先たたら跡や六本杉へ向かう分岐にも掲載されていた しかし、私が歩いたルートでは気付かなかった
 
 遊歩道を直進する すぐにウメバチソウが咲いているところに出る ここにどなたか植えられたもののようだが今年も花を咲かせていた もっと広々としたところで咲いてくれたらよいのだが自分の力で勢力を伸ばすのは難しいようだ
 
 からまつ園地に沿って歩く 園地に お願い 希少植物自生地ですので立入りはしないでください という注意書きが設置されていた 遊歩道とは反対側の側溝に面した範囲を言っているようだ ロープが張られているわけでは無く、境界がどこかはっきりしない 園地にはベンチなど見られる 注意書き設置場所は春先にショウジョウバカマが随分と顔を出す場所 希少植物とは何だろう?
 
 側溝に沿ってヨシノアザミ オタカラコウがぽつぽつと咲いている そして春にミズバショウの咲く湿原に出る ミズバショウを鑑賞する為の木道は入れない用にしてあり 湿原にはオタカラコウ ゴマナ等が咲いていた 湿原に沿って遊歩道を行くとキセルアザミ ミゾソバ アケボノソウ オタカラコウが咲いている 
 
 からまつ園地の次はいぼた園地 シシウドやツリバナを見て遊歩道を行くといぼた園地湿原となる 朝早いので朝陽が湿原の半分を照らし 半分は影になっている 陽が射しているところで写真を撮ると色が鮮やかだ オタカラコウ キセルアザミ ミゾソバなどが咲いている 遊歩道の反対側にはタニウツギ*(*は実を意味する) サワフタギ* カマツカ* ナナカマド*などが顔を見せる 
 
 次はかえで園地 園地の境のところにヤマボウシ*が顔を見せてくれる いつも楽しませてくれるので注意して見る あおい実をつけているのを見つける 葉と似た色で判別しにくい 加えるに、葉の上に実をつけるので注意して探さないとわからない
 
 ここに注意とお願いと書いたものが案内板に掲示されていた 書いておく
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 只今、こうえんでは、ハチ・アブ・ブトの発生が多く見受けられる時期です。虫よけ等を準備され、長袖・長ズボン等での入山をお願いします。もし刺された場合管理センター内には、毒吸出し器、消毒液等を用意しておりますのでお申し出て下さい。尚、必要な場合においては、病院等での早期診察をお願い致します。
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 からまつ園地からおたからこう湿原へ向かう 樹林の中のルートとなり花や実は少なくなる 枝の先に小さい実を一つつけているのを見つけたが 何かわからない 樹林の中のウオークを楽しみ おたからこう湿原に出る 木道の遊歩道に出て花を見る オタカラコウがまだしっかりした花を残している ヨシノアザミ ゴマナ ミゾソバを見て園地を後にする
 
 遊歩道をもみじ滝へ向かう 樹林の中のルート 渓流に沿って歩いて行く キバナアキギリが咲いているのを見つけたが この先でも出会うだろうと写真に撮らなかったが、出会わなかった ルートが狭くなり傾斜もついてくる 瀬音も聞こえるようになる もみじ滝を示す標識のところに出る 左手に少し入って、もみじ滝を見て戻り 千軒平へ向かう
 
 ここから登山道となり 傾斜もついてくる ジグザグに登って行く 大きなブナの木を見ながら登って行く ツルアリドウシ*の赤い実を見つけ 尾根分岐に出る 
  
 森林公園を取り巻く山々を管理センターを中心にして遊歩道で結んでおり、森林公園のパンフレットには遊歩道21kmとなっている いろいろなルートが楽しめこれまでに色々なルートを歩いた 最近は今日のルートを行く事が多い 分岐からは尾根縦走路を行く 分岐には案内標識がある 千軒平に向けてアップダウンを行く ルートはブナ樹林の中 大きなブナの木は見応えがある
 
 急な登りを過ぎ 樹林を抜けると花や実を楽しめる だが、この時期は少ない リョウブ* ツルアリドウシ*を見つけるにとどまり 草原の斜面に出る 少し登ると山頂標識が見えてくる ところで、斜面の草は伸びていない 整備されたようだ それでも背の低いマツムシソウが花を咲かせていた あちらこちらの山で良く出会う花ではあるが青紫色の花は好きな色だ 出会えると嬉しい
 
 山頂に立つ 大山がくっきりと見える 手前の山裾には雲海が広がっている このところガスの中を登ことが続き くっきりと見える大山やそれに連なる山並みを見るのは久しぶりのような感じだ ズームで撮ってもはっきり撮れる 大山と山頂を繋いだ反対側に泉山がある 振り返って周辺の山並みを眺める 景観を一瞥後、大山を背に記念写真を撮り縦走路へ向かう
  
 下山もいつものコース 縦走路をもみじ平、県境分岐と行き そこで園地へ降りる 縦走路ではサンインヒキオコシ サワフタギ*を見つける サワフタギ*はまだ青い実 それも数が少ない エメラルドブルーの実の写真にコメントしてくれた故人となられた先輩を思い出す

 園地に降り 中央園地へ向かう 渓流を渡ったりしながら行く 春には花が多く見られるルート ここで、エメラルドブルーに近づいているサワフタギを見つけた 
 
 かえで園地のところで登りの時のルートと合流 いぼた園地に入ってすぐのところからまゆみ園地に向かう 渓流に沿ったルートを行く このルートも雰囲気が良い好きなルート ルートでエゴノキ*を見つける キカラスウリやカマツカも確認したがわからなかった
 
 まゆみ園地に入る 園地にはヨシノアザミ オタカラコウ ミゾソバが咲いていた しかし、コマユミ マユミの実は見つからなかった 今年はマユミのピンクになった景観は望めそうも無い ケヤマウコギのところに行き花を確認する 実になっているものもあった まゆみ園地入口の大きなトチノキの実も見つけられなかった 管理センター前の道を入ったところにツリバナの木がある 特徴のある実がぶら下がっていた なんとか撮れてホットする この実もカメラ泣かせだ
 
 管理棟が開いていたので中に入り 現在見られる花・実 の掲示をカメラで撮る 掲載されていたものは下記のとおり 管理人さんからおはようございますと声がかかる マユミは今年は実がついていないですね と 伺うと そうなんです との事 成らなかったり 風で落とされたりすると話しておられた
 
 ゴマナ ギンリョウソウモドキ ツリバナ ミヤマガマズミ テンニンソウ ヤマボウシ オオカメノキ ヤブデマリ ツルニンジン ツルリンドウ ヨシノアザミ クロバナヒキオコシ キクバヤマボクチ ホクチアザミ オタカラコウ ヤマハギ アキノキリンソウ トチノキ マツムシソウ サンインヒキオコシ アケボノソウ ツルアリドウシ キセルアザミ ウメバチソウ ミゾソバ エゴノキ ウバユリ ツチアケビ
 
 管理棟を出たところでカマツカが実をつけていた ゲンノショウコはお目覚めで花を開いていた 駐車場には3台増えていた 車載温度は15℃だった



アプローチ
 朝まだ暗い内に倉敷を出発 車載温度16℃ 随分と涼しくなってきた 吉備路429 県道271と走り 再度足守の手前で429に乗り足守 吉備中央町 加茂川と走って行く 走りながらだと車載温度の確認は難しいので 道の駅の信号を過ぎたところで車を停め確認14℃ 意外と下がっていない そのまま車を走らせ 小森温泉 旭川ダム 旭町と抜けてゆく 工事中交互通行のところが2ケ所ある 信号に従って抜けて行く 信号機の変化が無くじっと待っていると信号機が故障していないかと心配になる 2,3分だったのだろうが随分長く感じる 休み乢トンネルを抜ける ここまでガスが出ていたので山並みは見えないと思っていたのか 確認した記憶がない 峠を下って前方の視界が開けるところに出てぱっと青空が広がり 山並みが綺麗に見える あれは那岐山かな? こちらは泉山かなと思いながら走る 自然の景観がぱっと広がる瞬間は実にいい 朝のすがすがしさも感じられる 最初の信号を左折 県道159を経由して久米へ 久米で右折し181を行き院庄へ 院庄で左折し179を北上する 雲井山トンネル出口11℃ 奥津役場前12℃を確認 甘木トンネルを出てすぐに森林公園の案内標識に従って左折する あとは標識に従い駐車場に 車載温度は9℃ 駐車している車は無かった